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紫苑
著者:紫苑(しおん)
日々の出来事を、ふと書き留めておきたい時がある。何の変哲もない風景に、こよなく愛着を感じる時がある。思わず涙ぐんだり、手を合わせてしまうほど感動を覚える時がある。そんな時は目を閉じて、心のキャンバスに、一枚、また一枚と、自分の生きた証に描いてきた。現在は、二人の成人した娘達と、姉妹のように共同生活を楽しんでいる。なにはともあれ、今が幸せならすべてよし、と充実した日々を送っている。
エッセイ/エッセイ

百花繚乱〜紫苑の日常〜 第三花 カサブランカ

[連載 | 連載中 | 全5話] 目次へ
「どうしても行くのなら、母さんを殺してから行きなさいよ」アメリカ人の恋人を追ってアメリカに行く、という長女を阻止しようと半狂乱に叫んだ――。
 明け方、激しい雨音で目が覚めた。
 ウッドデッキの上に延ばした透明のトタン板を雨が打ちつける音である。遠くで雷鳴も聞こえた。昨日までの爽やかな緑の風が嘘のような暴風雨だった。こんな朝はいつまでも寝床を暖めていたいけれど、そっと抜け出して障子を少し開けて外を見た。デッキの向こうに続く雑木林は、久々の雨をたっぷりと吸い込んで一段と緑が深まったような気がした。妖気すら感じられた。トタン板を覆うように枝葉を繁らせた欅の大木が、激しい雨も音も吸収したのか、やがて音も無く降りそぼる静かな雨へと変わった。
 その静けさを最初に破ったのは、携帯電話の耳障りな電子音だった。
「もしもし」
 少し不機嫌な声で携帯電話を耳に当てた。朝はすこぶる弱い方である。
「あ、母さん? まだ寝てたでしょう? ごめんね、こんなに朝早く」
 わたしの不機嫌さが伝わったのか、遠慮がちに言った。
「ううん、平気だよ。夕べから伯母さんの山荘に来てるのよ。何かあったの?」
「今日は母の日でしょう? 日ごろちゃんと言えないから、忘れないうちにありがとうの電話よ」
「そうだっけ? 母の日なの? わざわざどうもありがとう」
「それでね、何か贈ろうと思ったんだけど……」
「いらないわよ。その気持ちだけで充分よ」
「本当はカサブランカを送る手配をしてたのよ。でも、どこで受け取ってもらえるか不明だったからさ。だからね、キャンセルしたわ」

 電話は横浜に住む長女からだった。わたしは日頃営業で飛び回っているのだから、彼女の言うとおり、生ものを受け取るには困難な状況にあった。

「カサブランカなら欲しかったなー」
 半分ジョークで、半分は本心で言ってみた。
「又の機会にちゃんとプレゼントするから。今日はごめんなさい」
「うそ、嘘だよ。ありがとう。気持ちはちゃんと受け取ったわ。それじゃぁね」
 電話をそこで終わらせようとするわたしの言葉を、長女は慌ててさえぎった。
「せっかくかけたんだから、もう少しおしゃべりさせてよ」
 そういうけれど彼女の携帯電話は、料金滞納でよく止められることがあった。
だから、こちらとしても気が気ではない、というのが正直なところである。それならかけ直してやればいいものだが、まだ完全に目覚めていないせいかわたしも気が回らない。
「何か話しでもあったの?」
 もう一度訊いた。
「特にないよ。学校も楽しいし、勉強も乗ってるよ」
「そう? それは良かったわ」
 二度も休学をしているので、わたしはつい大学のことが心配になる。
「キティホークが帰って来たの。それで先日のことをジョンに相談してみたら、やっぱり母さんの言うことの方が正しいって。大学だけは何があっても卒業しろって。だからその報告もあってね。あたしが悪かったわ、ごめんね」
 先日の電話で、わたしは長女に激怒していた。夏休みに再渡米したいというのだ。


 彼女の恋人はアメリカ人である。
 昨年彼が本帰国して一月も経たないうちに、追いかけて渡米した。わたしがどんなに反対しても聴く耳を持たなかった。確実な連絡さえも取れないままで、未踏の地へ飛んでいく気持ちを、わたしは理解できなかった。なんとかして阻止しようと試みたが、それは徒労に終わった。幸いにも、現地で恋人に会えてクリスマスと新年を迎え、彼女は無事日本へ戻って来た。 
 でも、この事件はすごく悲しかった。実際には、悲しいのか悔しいのか自分でもよく分からないでいた。ただ、何も外国人を恋人に選ぶことはないだろうという気持ちだけが強く渦巻いていた。彼女の周りには、とっても素敵な同年代の日本人のボーイフレンドがたくさんいたからだ。
 半狂乱でわたしは叫んだ。
「どうしても行くのなら、母さんを殺してから行きなさいよ」
 胸を掻き毟りたいくらいの激しい思いが、後から後からあふれ出て完全に自制心を失っていた。
 わたしの過激な発言に対して、彼女は、それならそうするといった。親を殺してでも、彼に会いに行きたいという言葉は、わたしを立ち直れないくらいに打ちのめした。なす術がないことを強く感じながら、思い切り彼女の頬を打った。彼女は今まで見たこともない形相で、わたしを長い足で蹴飛ばした。生まれて初めての逆襲である。わたしはよろめいて机の角でしこたま身体を打ちつけた。情けなさやら悲しさやらで、今すぐこの場所で焼身自殺でもしてしまいたい衝動が、言いようのない悔しさを伴って襲ってきた。わたしはどうにかなりそうだった。同時に、そんなことをしても、もはやどうにもならないことも知っていた。
 ようやく気を取り直して、腹立ち紛れに隠したパスポートを思い切り投げつけた。それでも、どこかで思い直して渡米を中止するのではと期待したけれど、無駄だった。彼女は投げつけたパスポートを黙って拾った。わたしの顔をにらみつけて、涙で崩れてしまった化粧を直すでもなく、そのまま大きなスーツケースを持って足早に外へ出た。その後姿にわたしは言葉を投げつけた。
「もう二度と帰ってくるな! アメリカで野垂れ死にしようがあんたなんか娘でもなんでもないからね。どうなったって助けてなんかやらないからね!」
 十二月の雨は冷たい。傘も持たずに出て行った彼女の気持ちが、急に可愛そうになった。せめて小遣いでも持たせてやればよかった。万が一、何かあっても必ず生きて戻って来いと言ってやればよかった。それなのに、身体がまるで鉄の塊にでもなったように、動かなかった。スーツケースを転がす音は、直に雨音にかき消された。あたりは何事もなかったように帳を下ろした。
 その時と同じ気持ちがすばやくよみがえった。どうしても渡米したいのなら、大学を中退して向こうで結婚しろ、と先日の電話で言い放ったばかりだった。情緒が不安定で、遠距離恋愛に耐え切れない長女に対して、この先もずっとじっれたい思いを余儀なくされるのであれば、わたし自身が耐え切れそうもない。日本に居て欲しいという切なる思いとは裏腹に、もう勝手に行ってしまえば良いと自暴自棄になっていた。

「あなたはジョンの言うことはよく聞くのね。アメリカに住んでる恋人より、キティホークの彼の方が合ってるんじゃないの?」
 茶々を入れた。
「だってジョンには異性を感じられないもの。でもね、友達にも言われたことがあるの。ジョンはあなたのことが好きなんじゃないのって」
「母さんもそう思うけどね。そしてあなたもジョンのことが好きでしょ?」
「なんて言ったらいいんだろう。お兄ちゃんみたいな人。少しも恋愛感情が湧かないのよね。好きだけど種類が違う好きかなー」
 若い娘は勝手なことばかり言う。

 その恋人のことを忌憚なく相談できるお兄ちゃんみたいな友人のジョンが、キティホークに乗っているのだ。的確で親切なアドバイスを与えてくれて、わたしも彼には一目置いている。母親の言うことは素直に聞けないけれど、彼のアドバイスにはちゃんと耳を傾けるからだ。
 二十歳の娘の恋愛観には、どこか同調できないものがある。時として、用意周到なわたしのDNAを受け継いでいるとは思えない行動に走った。と言いながらも、わたしの友人は、あなたの若い頃と同じだよと笑うのだけれど。

 最近、娘達から恋愛の相談をよく受ける。時には、過去の恋愛経験を話さなければならず、彼女らの父親とは違う男との愛憎劇は、脚色なくしては語れなかった。これにはどこか気恥ずかしいものがある。結局、いくらわたしの恋愛経験を話そうが、目の前の若者のそれと合致するはずはなかった。脚色した過去を話しながら、わたしも当時を振り返ることが多々あった。そして恋愛が成就しなかった本当の理由にぶち当たり、我ながら戸惑うこともあった。
 長女の電話を聞きながら、大学を終えたら彼女は渡米するのだろうと思った。子供の責任は二十歳まで、というのがわたしの持論である。二十歳を過ぎれば自分の責任で行動し、悔いの残らない自分の人生を歩けば良いのだ。それにしても、悔いない人生というものが、実際にあるのだろうかとも思う。

 部屋から出てウッドデッキの椅子に場所を移した。いつしか雨は止み、雑木林から鶯の鳴き声がした。鶯は美しく鳴くために、日々練習をするのだ、といつか友人から聞いたことがある。今朝の鳴き方は、なかなか上手い。相当の練習を積んだのだろうか。
 デッキ越しに、カサブランカの茎が太陽に向かって伸びているのが見えた。この春、一本250円の苗を五本植えたのだ。花屋で買い求める一本の値段で、五倍は楽しめるだろうと思わず買ってしまった。その茎に、無数の小さな蕾を発見した。

「あなたはまだ二十歳でしょ? 男を見る眼がないとは言わないけど、大人の男の本性なんか分かるはずがないと思うよ。彼らのように十歳も余計に人生を経験している男と、あなたと同年代の男のそれとはかなりかけ離れているからね」
「でも、本質的には違ってないと思うけどなー」
「これからいろんな経験を通して分かることなんじゃないの? 焦ることでも慌てることでもないと思うよ。今は自分を磨くことの方が大切だし、その手段が勉強だと思う」
「うん。確かにそうだと思ってるけど。でも、彼と離れているから時々気になって勉強も手につかなかったりするのよね」
 少し声のトーンが落ちた。
「気持ち的には分かるけど、今は大学を卒業することが最優先じゃないの?」
「そうだけど……。でも……」
 段々と説教モードになるのが不愉快なのか、今度は長女の方から電話を切ろうとした。
「じゃあ長くなるから切るよ。いい?」
 それを察してわたしから切った。彼女は決してわたしの話を納得していない。
 しばらくデッキチェアに腰掛けたまま、数年前の母の日の出来事を思い出していた。

          ※

「ごめんください。ユリ屋です」
 インターフォンは、家から少し離れた商店街の中にある花屋の名を告げた。
「花屋?」
 怪訝なまま玄関の戸を開けると、カサブランカの花束を抱えた店員が立っていた。
「何か?」
「お嬢さんに頼まれたお花を届けに参りました。こちらへサインをお願いします」
 伝票に受領印を押すと、代わりにメッセージカードが手渡された。
 丁寧に礼を言って、カードを開くと二人の娘の名前が連なっていた。
『母さん、いつもありがとう。これからも健康に気をつけてがんばってね』

 そうか、今日は母の日だったのか。すっかり世間の、いわゆる商業ベースのイベントには疎くなっているわたしにとって、それは思いがけず頬の緩む出来事だった。ありがとうを言おうにも二人とも外出中でいない。わたしは思わずカサブランカの花束を抱きしめて、そのかぐわしい香りを胸いっぱいに吸い込んだ。
 カサブランカの芳香が家中に漂っている。わたしはなぜかこの花が好きでたまらない。少々気が滅入っていても、真っ白で気品のあるこの花を眺めていると、気持ちが奮い立つのだ。カサブランカはどちらかというと、高価な花の部類であろう。それでも日持ちが良くて、長期間楽しませてくれるので、わたしにはそれほど高いものだという意識はない。
 すっかり魅了されて、うっとりとしているところに、娘たちが帰宅してきた。
「ありがとう。とっても嬉しいよ。高かったでしょう? カーネーションは大嫌いだから、飛び上がるくらいに嬉しかったわ」
 満面の笑みを浮かべて礼を言うと、
「分かってるよ。母さんがカーネーション嫌いなのはね。だからカサブランカを買うためにバイトしたんだもん。今日はね、二人で料理を作るからね。それでお買い物してきたんだから、のんびりと待っていてね」
 次女がスーパーの袋をテーブルの上にドスンと置いた。買い物の内容をざっと換算すると、一万円はゆうに超えていた。彼女らにすれば、かなりの出費であろう。わたしの好物の赤ワインも半透明の袋越しに見えた。
 しばらくして出来上がった料理は、本邦初公開の無国籍料理であった。
 中でも、鶏のスペアリブを網焼きしにてチリソースで食べる料理は、天下一品だった。
「いったい誰が考えたの?」
「二人だよ」
 テーブルの上には、そのほかにはオリーブオイルをふんだんに使ったパスタやサラダも並んでいる。こちらもイタリアンっぽくて、なかなか美味かった。
「今日はね、喜んでもらおうと思って二人でずっと前から計画してたのよ。どう? 嬉しい?」
「そりゃあ嬉しいよ。こんなフェイント使われたら、誰だって嬉しいわよ。ありがとうね」
 ぐっとこみ上げてくるものを必死で抑えた。照れくさいのだ。大仰に驚いたり喜んだりする割には、こういう感情を表にすることが憚られた。素直じゃないなーと思いながらも、これくらいのことで泣いてたまるかと思った。

          ※

 あれから三年、早いものである。あの時の感激した気持ちが、鮮やかに思い出された。高校生だった年子の彼女らは、大学生になった。亡き母に対しては、何一つ親孝行らしいことはしなかったのに、わたしの娘たちはいつまでも母の日や誕生日を祝ってくれる。離れて暮らしていると、こういう思い出がわたしのささやかな支えであった。
 携帯電話の液晶画面には、長女との会話の時間が記録されている。五十七分十七秒。彼女はまた、この料金に四苦八苦するのだろう。それを承知で電話を寄越したのだ。
 雨はすっかり上がって、いつのまにか太陽が顔を出していた。雑木林からは、緑をいっぱい含んだそよ風が吹いてきた。同時に、こそばゆい嬉しさが胸の中にじわじわと広がった。デッキから降りて、カサブンカの前に座り込んだ。目の前の苗は、ひょろりとして頼りない。まるで今の長女の揺れ動く気持ちに似ていた。
 でもこの花も長女も、あの強い芳香を伴って立派に花開く日が来るのだろう。
 雑木林に向かって両手を広げると、緑のそよ風を思い切り吸い込んだ。身体の中心をすーっと風が通り抜けて、澱んだものを一掃してくれた気がした。
(つづく)
(初出:2003年06月)
登録日:2010年06月22日 15時54分
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