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麻梨
著者:麻梨(あさり)
銀魂と廃墟と三浦しをんさんと箱根駅伝をこよなく愛する性別♀。最近の悩みは仕事帰りに寄ったプールで監視員のおじさんに(真剣に泳いでいたにもかかわらず)「大丈夫? ビート板使う?」と心配され、それをさらに職場で話して笑われたこと。大体毎日幸せに生きています。そう見えないらしいけれど。上記で勘のいい人ならうっすら察せる通り、書くことにおいてド素人です。
エッセイ/エッセイ

吾輩は司書である(1)

[連載 | 連載中 | 全29話] 目次へ
「吾輩は女子大生である」の著者が司書となる。独特のノリで図書館の最高機関にあたる国立国会図書館の独自性とその中身について解説。
 吾輩が司書なのだ

 吾輩は二〇代である。配偶者はまだない。
 まだ、つーか……予定も、相手もいないんすけれどね。
 あっ、未来も過去も足元が見えな……ッ。

 お久しぶりです。
 ありがたみも何もない挨拶、恐縮です。麻梨です。
 なんやかんやで晴れて就職しました。
 二年目です。
「俺の会社、ブラックなんだ……」「いいじゃねぇか色があって」「お前、無職(無色)か!」というツイッタ―の記事が忘れられませんね。いろんな意味でシャレんなんねぇ。
 今作は私の勤めている公共図書館ついでに、あの意味の分からない短大同期の連中とか、まだまだスポットライトを浴びていない私の周囲の聳え立つアホどもの話ができればと計画しておりますが……えぇ。
 感の良い方ならお気づきでしょう。
 訴えられたらヒトタマリもありません!
 みなさまが思う以上にいろんな意味でギリッギリではじまりまぁす★

 一発目なのでざっと、意外と知られていない図書館の話をしましょう。
 まぁ、前回は就職活動とか言っといていきなりパンツの話をしましたけれど。げふんげふん。
 最近図書館を利用された方。どのくらいいらっしゃいますか。
 ネットユーザーになればなるほど、いないんですよねぇこれがまた。悲しいことに。
 そもそも、図書館に種類があることをご存じでしょうか。
 司書の在勤する小・中・高、また特別支援施設の学校図書館。
 文字のまんまの大学図書館。
 分野に特化したメニアック! 専門図書館。
 その他、私立図書館・病院図書館・船員図書館・刑務所図書館・点字図書館・大統領図書館・自衛隊図書館……等々。みなさまがおおよそ利用されたことがないような図書館も多数ございます。
 ここで「あ、俺刑務所図書館で赤川次郎読んでました」とか挙手されたらむしろそっちに話を掘り下げたいところですね。ご連絡お待ちしております。
 さて、図書館の最高機関にあたります、国立国会図書館は独自形態であり、今上げた部類のどこにも当てはまりません。議会図書館・国立公文書館、国の機関に付属する図書館も範疇に含まれます。
 東京本館、関西館は満一八歳からの利用。
 お子様は保護者同伴でも入館禁止。
 みなさん、こんなに風格と敷居の高い十八禁、聞いたことありますか。
 そして、荷物検査が意外と厳しい!
「中身の見えないカバンや紙袋・封筒などでB5判以上のものは持ち込めません」(公式HPより抜粋)

 こいつぁひょっとしたらアイドルのコンサートよりも厳しかねぇかと。
 さすがは全出版物の収拾を目的とする機関。重々しいというか、仰仰しいというか……。
 ところで、ここまで、すごくお堅い説明ですね。
 こんな説明続けていたら、私まるで頭良さそうですよね。この一言がその幻想をぶち壊しましたけれど。
 このエッセイをご覧になるような下々……失礼。庶民のみなさまは、国立国会図書館の利用者とか毛並の違う朝からステーキ食ってるようなブルジョワエリートさまが利用するんちゃうの? うちらで楽しめる本とかなくない? と思っている方多いでしょう。
 それが案外そうでもない。
 よーく、話を、思い出してくださいね。
 日本の全出版物を収集する機関です。
 一般大衆向けの雑誌・小説はもちろん、普通の本屋に並ばないような自費出版の本まであります。
 ライトノベル・漫画だって所蔵しちゃっているんです。
 「ワンピース」も「ナルト」も「銀魂」も読み放題。びっくりなのはサブタイトルまで検索できる。とてもお下品というか、小学五年生が喜ぶレベルの下ネタタイトルを司書のエキスパート集団がクソ真面目な顔して入力しているのだろうかと想像するだけで頭が上がりません。面白すぎます。さすがはクールジャパン。超一級のコレクターです。
 個人的には「なるたる」と「少女椿」が所蔵されていることに驚きました。あ、興味のある方は詳細をグーグル先生で検索ください。いろんな意味で驚きますんで。
 日本中の漫画喫茶が一丸となって応戦しても敵わないようなレアものだってある、すげぇな国立国会図書館!
 ふふっ、どうです。
 いきなり身近に感じませんか。
 気になる資料がありましたら、webOPACから蔵書検索してみましょう。
 むしろ「なんであんの?」と突っ込みたくなるような本もたまに見つかって面白いです。ちなみに、コミケとかに販売される同人誌はない様子。
 サブカルチャー好きにはたまらない資料がわんさかあります。次世代に継がれる歴史的産物として重々保管されているのに、内容が実は官能小説とか、ギャップに笑っちゃったりもするんですけれど。
 さて、ここで一つ重要なお話。
 偉そうに説明してますが、実は私行ったことないんですけれどね!
(つづく)
(初出:2014年06月26日)
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登録日:2014年06月26日 12時30分
タグ : 図書館 司書

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