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麻梨
著者:麻梨(あさり)
銀魂と廃墟と三浦しをんさんと箱根駅伝をこよなく愛する性別♀。最近の悩みは仕事帰りに寄ったプールで監視員のおじさんに(真剣に泳いでいたにもかかわらず)「大丈夫? ビート板使う?」と心配され、それをさらに職場で話して笑われたこと。大体毎日幸せに生きています。そう見えないらしいけれど。上記で勘のいい人ならうっすら察せる通り、書くことにおいてド素人です。
エッセイ/エッセイ

吾輩は司書である(26)

[連載 | 連載中 | 全29話] 目次へ
リードにトウモロコシをつけて散歩をしている人を見て驚愕する著者。次々に珍スポットに足を運んでは悲鳴を上げ、またも懲りずに出かけたのは「明治大学博物館」であった。
 アイアンメイデンVSサナダムシ(前半戦)

 就職してから、行動範囲が広くなりました。
 真っ先に出かけたのが新宿歌舞伎町ゴールデン街。
 以前より文壇バーというものに興味があり、お一人様バーカウンターに憧れていたんです。
 どきどきしながらいざ新宿へ。
 悪質な客引きとか、乱闘になりそうなホストっぽい人とか、何故か追いかけてくる様子のおかしい人とか。犬のリードに繋がれたトウモロコシを散歩させている人を見つけたときは思わず言葉にしてしまった。
「新宿すげぇ! 未来にとんがりコーン!」
 大沢在昌の世界です。いや、大沢在昌先生とトウモロコシは関係ないけれど。
 客引きについては現在かなり改善されました。
 頭が軽いのか、一回経験すると急に尻が軽くなってオカマバーやゲイバーに足が運ぶようになりました。ホストに足が向かないところが私だと思います。
 夜遊びに慣れると、今度は時間を見つけるたびに珍スポットへ。
「鬼怒川第一ホテル」「性神の館(秘宝館)」「桃太郎神社」「ピラミッド温泉」「飛田新地」「あいりん地区」その他もろもろ。
 一つ一つググってみるとわりと様子がおかしい。
 そういうわけで、勝手にシリーズ企画。「一生に一度は行ってみろ! 突き進めマニアック街道」はじまりはじまり〜。

 コラボ企画ってすごい。
 エイリアンはプレデターと戦い、コ○ンはルパンと戦った。
 わりとよく見るのが仮面ライダーVS戦隊シリーズもの。徒党を組んで怪人をフルボッコパターンですね。
 個人的にはエ○ァンゲリオンVSガ○ダムVS進○の巨人とか見たいです(絶対無理)。
 で、結局このタイトルはなんなんだよって話。
「明治大学博物館」と「目黒寄生虫館」へ行ってきました。
 明治大学博物館はその名の通り明治大学と連結している施設。大学ですが一般人の来館もOKです。
 私のお目当ては「刑事部門」。
 人権という概念がなかった時代の、残酷非道な刑罰を批判的な視点で展示。警察・裁判に関わる資料を紹介しています。再現絵画はまだしも、写真がグロい……。
 江戸時代の拷問器具や近代の刑罰具・海外の処刑道具が並ぶなか、一際目を引くのが「アイアンメイデン」。
 鉄の処女、ニュルンベルクの処女とも呼びますね。展示品はレプリカです。
「なんだ、がっかり」
 とか言ってはいけません。
 二、三人使用済みでとか言われたらシャレにならないってばよ。
 拷問器具なんだから当たり前なんですけれど、とにかく厳つい。何があってもこれにだけは入りたくねぇ。断頭台(ギロチン)や絞首刑のレプリカもあったのですが、アイアンメイデンちゃんが一番優しくない死に方だと思います(刑罰器具に優しさを求めるな)。
 はげしくどうでもいいですが、ネーミングセンスを疑うのは私だけでしょうか。
「串刺しドスコイ」とか「ストロングデストロイヤー」って名前のがしっくりくるって。
 ……これ以上言うと呪われそうだなオイ。
(つづく)
(初出:2016年05月21日)
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登録日:2016年05月21日 11時00分

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