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北岡万季
著者:北岡万季(きたおかまき)
猫科ホモサピエンス。富士山の麓で生まれ、瀬戸内海沿岸に生息中。頼まれると嫌と言えない外面の良さがありながら、好きじゃない相手に一歩踏み込まれると、一見さんお断りの冷たい眼差しを、身長165センチの高さから見下ろす冷酷な一面も持ち合わせる。これまで就いた職業は多種多様。現在は娘の通う私立小学校の役員をしつつ、静かに猫をかぶって専業主婦として生活している。
エッセイ/エッセイ

痛快主婦閑談(1)

[連載 | 連載中 | 全5話] 目次へ
穏やかな午後、ワイドショーを見ながらくつろぐ憩いの一時。そんな一瞬を突いてかかって来る一本の電話。近所の主婦に総力取材をした「いたずら電話」の数々。恐怖におののく主婦から、果敢に立ち向かう主婦たちの実話集。
「ねえ、この前、友達の家にいたずら電話がかかって来たんだって」
「いたずら? もしかして、はぁはぁ……ってあのエッチなの?」
「それがね、ちょっと違うのよ。聞くと恐いよぉ、聞きたい?」
「パンツの色聞かれたりっていうのじゃないわけ?」
「ちがうのよ、あのね……」

■いたずら電話(1)「カンペキびびりました編」

「はい、○○です」
「あー○○さん? ご主人、いる?」
「いいえ、今日は仕事ですが、どちらさまですか?」
「あ、そっかー、仕事かぁ、いやいや困ったなぁ……」
「あの、夕方には戻りますから、こちらから電話しま……」
「あ、そう、夕方ね、どうしようかな、……じゃ奥さん、いま一人なの?」
「はい」
「――そう、一人、一人なんだね?」
「え?」
「じゃいまから行くからね、へっへ待っててよぉ、すぐに行くから!!」
「え? あの、あのっちょちょぉ〜」

 がちゃん! ぷーっぷーっぷー

○閑談

「ひょぉおおおおおっ!」
「きゃー!! うそ! こわいじゃん、で? で?」
「結局その男はこなかったんだけど、彼女、あまりの恐怖に、旦那が帰るまで、家中の締め切って、鍵かけまくって、一歩も外にでなかったらしいよ」
「そりゃ恐いよ、最近は、電話帳に住所までのってるでしょ?」
「よかったぁ、ウチ、電話帳にのせてないもんね」
「こりゃ脅迫電話だな」
「――その男、何を想像して喜んでるんだろ?」

■いたずら電話(2)「姉御登場編」

「はい○○美容室でございます……もうやめてください。お願いします!!」

 がちゃん

「どうしたのぉ、いたずら?」
「もーそうなんです。ここ何回もあるんでこまってるんですよ。下着の色を教えろだの、もーいやらしいったらないんです」

 再び電話の音

「はい○○美容室でございます……あの、もういいかげんに……!」
「かして! 私が出てあげる」
 女性客、受話器をぶんどる。
「ね〜えぇ、何が聞きたいの?」 
 あまりにも色っぽい声に一同ごっくん。
「アタシ? アタシのは黒よ。シルクの黒。アンタしたいの? うふふふ」
 男、調子にのる。ここで女性客声色を「極道の妻」調に変更。
「アンタ、モノはどのくらいあんのよ、え? 馬鹿いってんじゃないわよ、モノよ、アンタの○×△の大きさよ。ふっ、うそいってんじゃないわよ、そんなに大きいわけないじゃないの。あそ、ふーん、じゃあアタシが見てあげるわよ、いまからここに来なさいよ! そうよ、アタシがアンタの満足のいくようにやったげるっていってんのよ。なによ、来なきゃできないじゃないの! したいんでしょ!! ちょっと! あっ、こら!」
「…………」

 ちん♪

「さっきの美容師さんにかわってくれって泣きながら電話切ったわよ。アンタたちもさ、もう少し強気でいわなきゃ、相手が図に乗るだけじゃないッ!」

○閑談

「そのお姉さん、すごいねぇ。強気だわッ」
「でもさ、それでホントに男が来たらどうなってたわけ?」
「!」

■いたずら電話(3)「インターホン編」

「これはさぁ、いたずら電話……ってわけじゃないんだけど、訪問販売ってあるでしょ、断ろう断ろうって思いながら最後まで聞いちゃって、買っちゃったりすんのよ、でね……」

 ピンポーン

「はぁい」
「あ、奥さん? あの今度、新商品でね……」
 忍法声変之術。
「ナニ? ワタシルスバンネ、イマ、○○サン デカケテルヨ、ナンジ カエテクルカ、ワタシキイテナイネ、シラナイヒトト、ハナシタラオコラレルネ」
「じゃ、家の人は何時ごろ帰っ……」
「チョトニホンゴワカラナイネ、シラナイヒトダァメヨ。サヨナラバーイ」
「………」

○閑談

「そしたらさ、何もいわずに帰ってったし、もう来なくなったわ。フィリピン系に喋るのがコツよ」
「そりゃアンタにしか出来ないじゃない!!」
「呉服屋なんかの勧誘には、おばあちゃんの声でもイケたわよ!!」
「それも私にはできないって!!」
 彼女は独身時代、舞台女優を目指すかたわら、声優もしていたので声色を使い替えるのが妙にうまい。レクチャーされたとしてもできる技ではないのだ。
「うちさぁ、インターホンないんだよねぇ」
「そりゃダメだわ」

■いたずら電話(4)「騙された編」

「はい、○○ですが……、あ、アナタ? いまどこ? あら、まだ新宿なの。じゃもう少し時間がかかるのね。ハイわかりました。そうします。じゃ気を付けてね」
 時計を見ると、もうすぐ10時になるところだった。夫はまだ会社らしい。
「あと一時間くらいで帰るよ、先に風呂でも入っとけよ。メシは一緒に食おう」
 そう告げると、夫は電話を慌ただしく切った。

 ぴんぽーん
 のんびりとバスタブに浸かっていると、玄関でベルがなる。
 ――誰だろう、こんな時間に。
 せっかく気分よく入っているのに、出るもの面倒くさい。こういうときは居留守を決め込んでしまえばいい。

 ぴんぽぉぉぉぉぉーん
 ――まただ。しつこいな。ま、いいか。鍵はかかっているんだし。

 ぴんぽん・ぴんぽん・ぴんぽーん

 まるで子供がいたずらでもしているかのように押されるベル。
 ――大丈夫。鍵はかかっているんだもの。鍵は、えっ鍵……? 本当にかかっていたっけ?
 確かめたわけではないのだ。でもかけることは習慣になっている。いや、そういうときに限ってかかってないかもしれない。
 今なら、確かめに行ける。玄関は風呂場を出たすぐそこだ。
 仕方なしにサブンと身をもたげ、脱衣所のタオルに手を伸ばしたそのとき、

 ぴんぽーん
 ガチャッ!
「!」

 伸ばした手を急いで引き戻し、浴室のドアを閉めた。
 ――どうしよう、やっぱりかけ忘れていた。 夫か? いや、さっきの電話で、まだ新宿だって言ってたじゃない。あれから15分も経ってない。今ごろ夫は電車のなかのはず。それじゃ、玄関にいるのは、いったい誰?

「ちょっと あがらせてもらいますよぉ、奥さん」
 男の声だ。
 ――ちょっと待ってよ。誰なの? どうして勝手に上がるの?
 そう言いたかったが、声が思うように出てこない。

 その男の気配は一度リビングへと消えていった。が、すぐさま取って返しバスルームへと近づいてくるようだった。
 鼓動が全身を覆う。廊下を歩いている男の気配に肌を撫でられているかのようだ。皮膚という皮膚が細かく粟立っている
 浴室のどこを探しても身を守れるようなものなどない。
 ――どうしよう、どうしよう、どうしよう!!

 ガッチャッ!
 とうとう男が脱衣場のドアを開けた。
 男との間には曇硝子が一枚、申し分けなさそうに隔ててあるだけである。その向こうでぼんやりと映る黒い陰が、いっそう恐怖をあおる。こちらが男を確認できたのだから、男にも肌色の無防備な女が一人、ここにいると確認できたに違いない。
 男の黒い手が曇硝子に伸びる。
 そして開ける!

「きゃぁぁぁうげぇぉぁぁぁっっっ!!」
 悲鳴を上げて、つつかれた丸虫のように、身体を丸めた。
 なぜ、こんな……。鍵、鍵さえかかっていれば!

 ――おい、おい!
 遠くで誰かの声がする。
「おい、俺だよ、ごめん、驚いちゃった? ねえ! ねえって!!」
 恐る恐る顔を上げると、そこには電車に乗っているはずの夫が立っていた。
 ――どうして、アナタがここにいるの?
「ごめん、悪かったよ。こんなに驚かせるつもりはなかったんだよ、大丈夫?」
 恐怖がみるみる怒りに変わる。文句を言ってやろうかと思ったのに、口からは「ああ、うう」しかでてこない。それでも言葉にはならない声で恐怖を訴え、同時に夫を激しくぶちのめしたらしいことは、翌日の夫の顔を見たら一目瞭然であった。

 結局夫は、新宿から電話をしたのではなく、家の最寄りの駅から電話をして「早く帰ってびっくりさせちゃう大作戦」を企てたのだという。
 その後3日間、冷え切った体がモトで妻は寝込み、もちろん夫は罪の意識に苛まれながら看病にいそしんだのであった。

○閑談

「よかったねぇ。ダンナで。でも気付かなかったの? 声とかでさ」
「でもね、こっちは“まっぱ”(裸の事)だし、なんていうか、普通の精神状態じゃなかったのよね」
「で、ダンナをボコボコにしちゃったわけ?」
「そうみたいなのよねぇ。覚えてないのよ。次の日彼の顔見たら、青アザよ」

■いたずら電話(5)「涙ぽろぽろ編」

「もしもし、俺だけどさ」
「は? どちらさまですか?」
「俺だよ、俺」
「アナタ? なんだか声がへんよ?」
「殴られて口が上手く動かないんだ。まずいことしちゃったよ。事故だよ、車ぶつけちゃって……」
 夕食の準備をしてる最中であった。隣りの部屋では子供たちがテレビを楽しそうに見ている。いつもと何ひとつ変わらない夕方だった。
 突然かかってきた夫の電話。それは、帰宅途中に、ヤクザの会長とやらが乗った車と接触事故を起こし、その組事務所に連れてこられたということだった。おとしまえをつけるといわれ、よってたかって殴られ、歯が折れて、おまけに鼻の骨まで折れてしまったらしいというのだ。そして、それでは済まずに自宅に電話をしろと言われたらしい。
 突然、別の男が話しかけてきた。
「ああ、おくさん? お宅のご主人ね、ホント、困ったことしてくれたよ」
「あの、弁償はきちんとさせていただきますから。お願いします主人を家に帰してください」
「だめだね。会長も相当怒ってるし。ま、明日の朝にでも海岸沿いを探してみるんだな。きっとお宅のご主人浮いてると思うからさ」
 冗談でしょう? しかし、その男の声の向こう側では「やめてくれ」と叫ぶ声がする。
「なんでもします。なんでもしますから、夫を返してください」
「なんでもするって? じゃぁ身体を張っても、ってことか?」
「えっ? ……はい」
「いい度胸だな、奥さん。ま、どっちにしろご主人はもう少し預からせてもらうよ」
 受話器の向こうで「やめろ、やめてくれ」と悲痛な叫びが聞こえる中、電話は一方的に切れてしまった。

 ――どうしよう。そうだ警察だ。警察に電話して助けてもらおう。
 再び受話器をとると、近くの派出所に電話をした。全てを話し、夫を助けて欲しいと願い出た。
「おちついてください。いたずらかも知れませんからね。もうすこし待って、それでもご主人と連絡がとれなければ、もう一度電話してくださいね」
 何を言っているのだ。そんなのんきなことしていられるわけがないじゃないか。
 再び電話を握り、夫の携帯の番号を押す。が、しかし聞こえてくるのは呼び出し音ではなく、「電源が切られています」という知らない女性の声だった。

 電話の前にへたり込んでどれだけ時間が過ぎただろう。ふと手を見ると、フライ返しを握ったままだった。涙が次々に溢れて止まらない。いつもだったら夫は帰宅している時間である。
 誰に相談したらいいだろう。こうしている間にも、夫はひどい仕打ちを受けているのかもしれないというのに。

 お気に入りのテレビ番組が終わってしまったのだろう。三才になる娘は玄関脇の子供部屋へと走って行った。五才になる長男が、母の泣き顔を見つけ心配そうに寄り添ってきた。
「どうしたのママ、お腹が痛いの?」
「ちがうのよ、ちょっとねパパが……」
 いけない。こんな幼い子に話したところで仕方ないことだ。むりやり笑顔を作って見せる。
「ああッ パパおかえりなさぁい」
 ふいに娘の声がした。
 弾かれたように玄関に行くと、娘を抱き上げた夫がそこに立っていた。
「だたいま……あれ、どうしたの?」

○閑談

「結局、本当にいたずら電話だったんだね」
「携帯にもつながらないし、ほんとうにあせったのよ」
 そう言って彼女は笑いながら一気にお茶を飲み干した。

 たわいない主婦の世間話の中から出た「いたずら電話」の話題。ちょっと興味を持って聞いてみると、出てくるわ出てくるわ。おちゃらけたものから、本当にぞっとしてしまうものまで、その多さに少しびっくりしてしまった。
 一家にひとつから、一人にひとつに変わってきた電話事情。今や中学生でも携帯電話を持っている。ま、別にそれを非難するつもりはないけれど、電話の普及率といたずら電話が比例しないように願うばかりである。
 イタイケな主婦をあんまりおどかさないでね。頼むねホント。
(つづく)
(初出:1998年02月)
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登録日:2010年06月21日 17時45分
タグ : イタ電 主婦

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