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天生諷
著者:天生諷(あもうふう)
極々平凡な会社員。毎日楽しい出来事はないかと、心の中で模索しながら生活をしている。旅行と昼寝をこよなく愛し、読書とゲームが生きる原動力となっている。群馬県在住。
小説/ファンタジー

赤い死神 右手に鎌を左手に君を(5)

[連載 | 完結済 | 全14話] 目次へ
黄金の城、九頭竜のひとりであるガラハドがサーンラーデンに進入した。ハイダーナイツは緊急警戒態勢を敷いたが、ヘキルイの王子の手前、ルキアは平静を装う。
 銀色の月が淡い燐光を放っている。澄み渡った空気を通過する月光は柔らかく、周囲の建物をボンヤリと闇の中に浮かび上がらせていた。
 ガラハド=ブライは、漸くサーンラーデンに到着した。
「ここがサーンラーデン。月光に映えるエリンピオ城の姿も、また美しい」
 九頭竜になるための試験。その試験会場となるのが、テンダーランドの首都サーンラーデン。そして、ターゲットは不死の女王、ルリア=サンブルーム。三百年以上生きていると言うのに、ルリアはまだ十代の美しいままだと聞く。
「永遠の命、永遠の美。ああ、実に羨ましい……。エバーラスティングは、美しい私にこそ相応しい物。小娘ごときに好きなようにさせてはなりませんね」
 月明かりに照らされたガラハドは、うっとりとした表情で彼方に浮かぶエリンピオ城を見つめた。
 白いどうらんを塗りたくった顔は、夜だというのに白く浮き立っており、目元や口元には赤い紅が引かれている。長く伸ばした髪は後ろで一つに纏められており、露出の高い服からは隠しようのない屈強な肉体が覗いている。
 盗賊団、黄金の城の中で一番美に気を遣い、自らが一番美しいと信じて疑わない男、それがガラハドだった。
 彼にとって、黄金の城の隊長など正直どうでも良かった。ただ、平の隊員でいるよりは、九頭竜になった方が自らの美しさを知らしめる事ができる。美の欠片もない仲間達にも、美の素晴らしさを伝える事ができる。ただ、それだけのために此処に訪れた。
「フフ、さて、では参りましょうか」
 ガラハドは正門に向かって行く。すでに夜半を過ぎている事もあり、正門の人影はまばらだった。商人と思われる馬車に乗った一団が、手続きを済ませて中へ入っていく。
 世界一の都市という事もあり、セキュリティは厳重のようだったが、ガラハドには関係のない話だった。
「おい、そこのお前……!」
 門を素通りしようとしたガラハドを、一人の衛兵が呼び止めた。ガラハドが振り返ると、衛兵は「うっ」と言葉に詰まった。
「どうしましたか? 私に美の秘訣を聞きたいのですか?」
「あ、怪しい奴! 身分証を提示してもらおう!」
 反応の早い衛兵達が詰め所から駆け出し、あっという間にガラハドを取り囲む。四人の衛兵が、手にした槍をガラハドに向ける。
「怪しい奴とは、心外ですね」
 両手を横に広げたガラハド。ガラハドが僅かに動くたび、身構えた衛兵達が殺気を迸らせる。
「私の事は、美しい奴、と言って戴きたい。と言っても」
 クルリと転し、衛兵の顔を一回り見たガラハドは、どうらんを塗りたくった顔に笑みを浮かべた。
「もう、その口が何かを話す事はないでしょうが。不細工なあなた達に、私が究極の美を見せて差し上げましょう!」
 瞬間、ガラハドは大きく曲げた膝を伸ばした。膝の屈伸運動だけで、ガラハドは一瞬にして一人の衛兵の後ろを取った。
「散りなさい」
 ガラハドの手が素早く動き、衛兵の首を一瞬にしてへし折った。骨の砕ける鈍い音が響き、直後に衛兵が石畳の上へ崩れ落ちる。
「貴様!」
 三人の衛兵が襲いかかってきたが、ガラハドは口元に笑みを浮かべただけだった。両手を腰の後ろへ回し、取りだした指先には、鋭い刃物が取り付けられていた。スラリと伸びた刃は鋭く、刃渡りは三十センチほどだろうか。その形状は刃と言うよりも、肉食動物の鋭く伸びた犬歯を連想させる。
「ローズ、私たちの美しさを、この都に知らしめましょう」
『了解した、ガラハド』
 ガラハドの体の中に、守護聖霊ローズの声が響き渡る。
 繰り出される槍を上体の僅かな動きだけで躱し、薙ぎ払われた槍を飛び越え、鋭い爪を衛兵の喉元に突き立てた。びくびくと体を痙攣させながら血の泡を吹く衛兵。しかし、その痙攣は一瞬にして収まり、血の代わりに緑色の茎が口や目から飛び出してくる。
「美しい花を咲かし、そして散りなさい」
 兵士の体から生えた植物は、ガラハドの言葉通り真紅の花を咲かせた。これが、ガラハドの守護聖霊、ローズの魔法だ。斬りつけた物に植物を生やす。有機物無機物に限らず、その植物は宿主を浸食し、美しい花を咲かせる。
 ガラハドによって繰り広げられる惨状が、波紋のように周囲に広がってく。受付をしていた人達は我先にと城門の中に駆け込み、残りの衛兵達も獲物を手にガラハドの前に立ち塞がった。
 黄金の城の隊長候補であるガラハドに対し、衛兵達は余りにも無力だった。力の差は数の差を上回り、ガラハドが爪を一振りする度に、一人の衛兵が息絶えてく。
「永遠の美など、本当の美ではありません。どんな物も、滅びがあるから美しいのです。滅びの美、滅美こそが、真の美しさなのです」
 返り血一つ浴びないガラハドは、静まりかえった正門で、空に浮かぶ月に向かって吠えた。
 累々と横たわる衛兵達を乗り越え、ガラハドはいとも簡単にサーンラーデンへ進入した。東から上る太陽から逃げるように、ガラハドはサーンラーデンの深い深い闇の中へと姿を消した。
 危険極まりないガラハドの存在は、一時間と経たずにエリンピオ城にいるサリヴァンの知る事となった。まだ太陽も昇らない時刻であるにも関わらず、ハイダーナイツに緊急招集が掛かった。


「お疲れでしょう、ルリア様。お茶を入れましたよ」
 太陽の光を見ると、寝不足の目に軽い痛みを感じる。執務室の窓を閉め、目頭を揉んだルリアは、バラーズの入れてくれた紅茶に手を伸ばした。
「ありがとう御座います、バラーズ様」
「そんな事よりも、ルリア様。街に賊が入ったというのは本当ですか」
 ヘキルイから持ってきたという紅茶は、薫り高く一口含めば鼻に清々しい香りが抜ける。味の方も申し分なく、疲れた体と精神を癒してくれる様だった。
「ええ、明け方近く、正門で事件が起きたようです。侵入者は一人ですが、今は時期が時期なので、ハイダーナイツを動員して賊を捜索しているところです」
 心配そうな表情を浮かべるバラーズに、ルリアは笑みを作って見せた。
「そうですか、それなら安心しました」
「何も心配いりません」
 ホッと息をつき、後ろに控えるアイリーンをバラーズは笑顔で振り返った。アイリーンも、口元に笑みを浮かべて小さく頷く。
 仲の良い二人の様子を見ながらも、ルリアはサリヴァンからの報告を思い出していた。その内容は、とても楽観できる物ではなく、本来ならばこうしてお茶を飲む暇など無いのだ。

「ルリア様。ハイダーナイツで緊急警戒を敷きます」
 執務室に入るなり、サリヴァンは開口一番にそう言い放った。まだ夜も明けきっていないというのに、着衣に一寸の乱れもないサリヴァン。代わって、その横で大欠伸をするエミリアは、同性でも目のやり場に困るセクシーな下着姿にガウンを引っかけただけで、頭は寝癖で爆発していた。ルリアもエミリアほどではないが、正装とはほど遠い格好をしており、頭の中はまだ眠気でボンヤリしていた。
「相手は、それほどの者なのですか?」
「恐らく、黄金の城です」
 目元に浮かんだ涙を拭いながら、エミリアはサリヴァンを見る。
「黄金の城? それは、確かな情報なのですか?」
 ガクンと下がる体温と一所に、眠気もどこかへ吹き飛んでしまった。サリヴァンは頷き、ここ数日集めてきた情報を報告する。
「ここ数日、各国のコミュニティーでは黄金の城がサーンラーデンに標的を定めたという報告がありました。実際、裏が取れたわけではないのですが、今回の一件で、幸いにも裏が取れたと言うべきでしょう」
「幸い? サリヴァン、十人もの衛兵が死んでいるのよ? 幸いなんて言葉、使うべきじゃないわ」
「幸いさ、エミリア。もし、黄金の城が一般人に紛れて入ってきて、一斉に暴れ出してみろ。衛兵十人じゃ済まない被害が出る。この段階で黄金の城の進入が認められれば、捜索してこちらから叩く事もできる」
「それで、サリヴァン。黄金の城の目的は? ただの略奪ですか? それとも、私の命を狙っているのですか?」
 ルリアの問いに、サリヴァンは僅かに顔を伏せた。メガネの奥に称えた鋭利な光は、自分の足下に注がれている。
「まだ、確証は掴めていませんが、恐らく、ルリア様のお命かと」
 ルリアを見据えるサリヴァン。しかし、ルリアは細い溜息をついただけだった。三百年も女王をしていれば、命を狙われる事も一度や二度ではない。慣れたとは言わないが、覚悟はしている。
「恐らく、もうかなりの数が進入しているでしょうね。奴らは商人や旅行客に扮して紛れ込むから。今回のようなケースは本当に希。あの大胆さは、恐らく隊長クラスと見て間違いないでしょう」
「九頭竜ですか。クライマックスに登録されている彼らか、それと同等だとすると、厄介ですね」
「ええ、だからこそハイダーナイツが出るべきです。一般の兵士では、隊長クラスには歯が立ちませんからね。しかし、ルリア様、ルリア様は、明日から何事もなかったように振る舞って下さい」
「分かっています。ヘキルイの使者達には、くれぐれも情報が漏れる事の無いよう。変なところで外交にケチがつくのは、こちらとしては上手くないですからね」

 現在、サリヴァンを中心にして黄金の城の捜索に当たっている。ルリアの護衛は、エミリア一人という事だが、エミリアだけでも何ら問題はないだろう。大事になる前に、ハイダーナイツが黄金の城の頭を押さえてくれれば良いのだが。そればかりは、サリヴァンとハイダーナイツの兵士達、後は天に祈るしかない。
「……様? ルリア様?」
 名前を呼ばれ、ハッと我に返ったルリアは、背筋を正してバラーズを見た。ルリアを見つめる碧眼が、優しく細められる。
「実を言うと、私はこのお見合いに反対だったんです。会った事もない女性と、どうして結婚できる物かと思いました」
 突然語り出したバラーズ。しかし、それにはルリアも同感だった。
「私もです。女王としては兎も角、一人の女性として、こうしてお見合いするのは余り気が進みませんでした」
 温くなり、僅かに苦みが増した紅茶を口に運ぶ。
「しかし、ルリア様を見て気が変わりました。きっと、ルリア様となら誰もが笑って暮らせる素晴らしい国を作っていける、今、私はそう確信しています」
 驚きに目を見張るルリア。プロポーズと思われる言葉に反応し、体の奥から熱がこみ上げてくる。
「え? でも、あの……」
「確かに、良い考えです、バラーズ様。ルリア様、バラーズ様は裏表のない、本当に素晴らしい方ですよ」
 普段は影となり主人を見守るアイリーンが、畳みかけるようにバラーズを押す。
 戸惑い、口籠もるルリア。
 王女としてはどんな受け答えも瞬時にできるが、王女という肩書きを取り除き、一人の女性となったとき、ルリアは何もできない。ただ、目の前に突きつけられたプロポーズに戸惑うばかりだった。
「バラーズ様、お戯れも程々に。こう見えて、我が主は純情なんです。それに」
 窓枠から腰を浮かせて、ルリアの横に立ったエミリア。彼女はルリアの肩に手を置くと、アイリーンに対抗するかのように美しい笑みを浮かべる。
「姫は、現在恋しているのです。誰かは仰るわけにはいきませんが」
『え?』
 エミリアの言葉に、バラーズとアイリーンだけではなく、ルリア自身も驚いた。
 私が恋をしている? それって、一体誰に?
 三百年もの長き時を生きてきたルリア。もちろん、恋の一つや二つしたが、それはルリアの一方的な思い込みだった。永遠の命を持つ自分に対し、普通の時の流れの中で生きている人達は、余りにも一生が短い。ルリアはいつしか恋する心を忘れ、女王であり続けた。しかし、エミリアの一言によって、ルリアは心の中に広がる暖かい物の存在を感じた。遙か昔に抱いた恋心。それが、長い年月を経て戻ってきたのだ。
 戸惑いの表情を浮かべるバラーズから、ルリアは視線を逸らした。
 胸の中に浮かんだ一人の男性。それは、まだ少年と言っても差し支えない年齢。赤い髪をした女性のような面立ちで、ミリデリアから来た赤い死神。何故か、ミシシュの顔がルリアの脳裏に浮かび上がった。
(つづく)
(初出:2014年04月30日)
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登録日:2014年04月30日 14時06分

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