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天生諷
著者:天生諷(あもうふう)
極々平凡な会社員。毎日楽しい出来事はないかと、心の中で模索しながら生活をしている。旅行と昼寝をこよなく愛し、読書とゲームが生きる原動力となっている。群馬県在住。
小説/ファンタジー

赤い死神 右手に鎌を左手に君を(7)

[連載 | 完結済 | 全14話] 目次へ
歓楽地区にある非合法カジノの一角。サーンラーデンに侵入したガラハドたちが占拠していた。そこに現れたディアブロ。襲撃のターゲットは不死の女王ルリアのもつエバーラスティングだった。
 ほどよくクッションの反発があるイスに体を預けたルリアは、上を向いて「はぁ」と溜息をついた。
『姫様。まだ昨日のことを気にしているのですか? ヘキルイの王子の言うことを真に受けてはいけませんよ』
「分かっているわよ、バル」
 ルリアは頭に響くバルの声に応える。守護聖霊であるバルは、母親のように優しく威厳のある声を出す。会話が成立するためバルの存在は身近に感じられるが、姿を見ることができないため、バルの姿は想像するしかない。頭の中で思い描くバルは、羽衣のような薄衣を纏い、慈愛に満ちた笑みを浮かべる髪の長い美しい女性だ。
 エミリアやサリヴァン、ミシシュは当然のように剣に守護聖霊を宿しているが、自ら剣を持つことなど皆無であるルリアは、こうして肌身離さずつけていられるペンダントを選んだのだ。
 普段は余り口を開くことのないバルだが、心身が疲れていると、こうしてルリアを労ってくれる。
「お疲れ様です、ルリア様」
 サリヴァンがトレーにお茶を乗せて運んできた。午前は議会が開かれ、黄金の城や国内外の様々な問題を解決するための対策を練った。午後は様々な案件の事務処理を行い、気がつけば日は西へ沈もうとしている。
「全くよ。ルリアだけじゃなくて、私だってかなり疲れたわよ。今日は朝早くに起こされたし」
「それで、魔導師達の方はどうなった? 結界の方はうまくいきそうなのか?」
「ええ、何とかね。明日にも結界を張る予定。で、そっちはどうなの? 私たちがいくら城の警備を固めても、肝心の黄金の城を排除しなければ意味がないわよ」
 答えたエミリアは、ルリアの前に置かれたガラス皿から砂糖菓子を一つ摘むと、口に放り込んだ。
「まだ、手がかりらしい手がかりはないな。ただ、歓楽地区にある非合法カジノで騒ぎがあったという情報は得ている」
「誰か向かわしたの?」
「いや、これから私自ら出向いてみるつもりだ」
「ふ〜ん、珍しいわね。サリヴァンが自分から動くなんて」
「まあな、事が事だからな。私が直接当たるしかないだろう」
 テーブルを挟んで行われる二人の会話を、チラチラと視線を動かしてルリアは聞いていた。
「確かに。下手に隊員達が動いても、死人が多く出るだけだものね」
 サリヴァンはルリアの手元の砂糖菓子を口に運ぶ。そうこうしているうちに、ルリアのおやつである砂糖菓子がサリヴァンとエミリアによって次々と消えていった。最後の一つをキープしたルリアは、イチゴの形をした砂糖菓子を口に含む。ほのかなイチゴの香りと砂糖の甘みが、口の中に広がる。
「しかし、九頭竜が出て来るとなると、厄介だな」
 腕を組んだサリヴァンは、ライティングデスクに腰を預ける。窓から差し込む傾き掛けた日差しが、サリヴァンの髪を朱色に染め上げる。苦渋に満ちた表情が、今回の一件がどれだけ大きな事柄であるかを表現している。
 ルリアは長い年月培われてきた記憶の中から、黄金の城の情報を引き出した。
「確か、黄金の城ができたのは、今から二百年ほど前でしたね。最初は、何処にでもある小さな盗賊団でしたが、それが、三代目のリーダーであるアズラ=ゲバルの代で一気に急成長を遂げました」
「その理由は、確か西側の諸国との繋がり、でしたよね?」
 サリヴァンがメガネを押し上げながら確認してくる。ルリアは頷くと、サリヴァンをエミリアを見渡した。珍しく、エミリアはルリアの話に耳を傾けている。
「はい、噂でしかありませんが。しかし、西側諸国の体勢が、盗賊団を発展させる温床になっている事は間違いありません。そして、その黄金の城を背後からサポートしているのが、隣国のプレスフィーだと言われています」
「プレスフィーか。本当にろくでもない国よね。事あるごとにテンダーランドに因縁をつけてくるし」
 エミリアは吐き捨てるように言うが、ルリアとしては苦笑いを浮かべることしかできない。テンダーランドを中心とする東側に対し、プレスフィーは西側の諸国を纏める立場にある。とは言っても、プレスフィーはどんな事に対しても強攻策をとることが多く、国内でも争いごとが絶えないと聞く。
 兼ねてから東側の諸国と対立していたプレスフィーは、黄金の城を利用して東側の諸国を混乱に陥れた。そして、黄金の城を初めとする盗賊団は、プレスフィーを利用してその力を拡大させていった。二百年経った今では、黄金の城はどの国でも手に余るほどの巨大な組織となっていた。
「九頭竜。確か、十年ほど前にミリデリアの首都サートトスに戦いを仕掛けましたよね」
 ルリアが確認するようにエミリアに尋ねる。エミリアは「ええ」と答えると、遙か彼方に沈む夕日を見て目を細めた。夕日が沈む方向に問題のプレスフィー王国がある。彼の国のどこかに、黄金の城の本部があると噂されているが、その場所は九頭竜とそれに近い隊員しか知らないと言われている。
「確か、あの時は九頭竜の一人であるサガンが赤い死神と遭遇しているわね。ミリデリアの王族直属の護衛部隊の一人だったミシシュと、彼の師であり育ての親、王族剣術指南のノ=ブラウニーが中心となって黄金の城を撃退したと言われている」
「で、ミシシュは勝ったんですか?」
 瞳を輝かせ、身を乗り出すルリアに、サリヴァンが忌々しそうに舌打ちをする。
「彼が生きてこの国にいることが、勝ったという証拠でしょうね」
「十年前と言うことは、ミシシュが八歳の頃ね。子供のくせに、中々やるじゃない」
「悔しいが、彼は強いと言わざる得ないな」
 ミシシュが褒められている事は、まるで自分が褒められているように嬉しかった。ルリアは頬を緩めると、エミリアが見つめている夕日を見やった。遙か彼方に広がる山脈が、茜色に染まった空と大地とを隔てている。美しい光景だ、ミシシュは今頃何をしているのだろうか。今頃化粧をして、リオンに向かっているのかも知れない。
「そう言えば、背中を叩かれていたけど、大丈夫かしら?」
「ミシシュなら平気でしょう。帰るときもピンピンしてたし」
「そう言えば、バラーズ様にしこたま打ちのめされたんだってな。それは、嘸(さぞ)かし見物だったでしょうね」
 サリヴァンは残念そうに顔をしかめる。
「アンタも、余程ミシシュが嫌いみたいね」
「当たり前だろう。彼はこの国に必要のない人間だ。むしろ、いない方が安全だ」
 吐き捨てるように言うサリヴァンから、ルリアはエミリアに目を転じた。エミリアは口元に笑みを浮かべると、肩を竦めてみせた。


 薄暗く広い室内には、紫煙が立ち籠めていた。色取り取りのチップやグラスが散乱した室内には数十人の男女が思い思いの場所に腰を掛け、煙が立ち籠める天井周辺を見上げていた。
「しかし、遅いですね〜」
 ハンカチで口元を覆ったガラハドが、積み上げられた死体の上に足を乗せた。
 此処は、サーンラーデンの歓楽地区の奥にある非合法カジノ。そこを占拠した黄金の城は、此処を借宿としていた。ここを占拠したのは一週間以上前。しかし、未だにここに踏み入ってくる兵士はいない。何故なら、此処の扉を開いたら最後、黄金の城以外のメンバーが外に出ることはできないからだ。黄金の城にとってはただの出入り口が、その他にとっては地獄の扉となっているのだ。
 紫煙の臭いを退けるほど、強く漂う腐敗臭。その中にあっても、構成員達は顔色一つ変えず、足下に転がる死体が無いかのように振る舞っている。死体が足下に転がっている事が日常と化している集団。それが、世界中で恐れられている黄金の城だった。
「ガラハド様。本当にディアブロ様から連絡が来るのですか?」
「ええ、その予定ですがね」
 香水を周囲に振りまいたガラハドは、胸元から取り出した懐中時計を見る。細かい装飾の施された金の懐中時計には、相変わらずの白いどうらんを塗った顔が写っている。
「早く決行したい物ね。こんな所にいたら、私の美しさが衰えてしまいそうだわ」
 「はぁ」と曖昧な返事を返した髭面の構成員に、「美しくありなさい」と胸元から取り出した手鏡とカミソリを手渡す。困惑した構成員だが、ガラハドの好意だか悪意だかを断るわけにも行かず、怖ず怖ずとそれを受け取る。
 ディアブロが指定してきた時間は、翠月の初旬、空に二つの満月が浮かぶ日の、深夜零時だった。
 同じサガン隊に属していながらも、ガラハドはディアブロの事を良く知らない。もっともそれは、自分以外の事など気にもとめないガラハドだからかも知れない。じっくり記憶を探らなければ、ディアブロがどんな顔と声をしていたのかさえ思い出せない。しかし、ガラハドは彼が美を共有できる唯一の黄金の城のメンバーだと思っていた。彼が作戦成功に掛ける意気込み、そしてその鮮やかさには、美が存在する。
 個で美を表現するガラハドに対し、ディアブロは全で美を追究する。一つ一つのことは醜悪な物だが、全てが終わり全体を見渡すと、それは美を描いている。緻密に計算された計画と、それを実行できる実力。まさに、ガラハドとナンバーワンの美を競うに相応しい相手と言えた。
 手にした懐中時計が、深夜零時を指した。今までざわめき立っていたカジノが、一瞬にして静まりかえる。まるで時間が制止したかのようなカジノ。天井を漂う紫煙だけが、緩慢に渦を巻いていた。
『皆、良く集まってくれたな』
 室内に声が響いた。
 ガラハドは目を細め、紫煙に浮かび上がる人物を見上げた。
『ガラハド、どのくらいの隊員が集まった?』
 声の主、ディアブロはガラハドの存在を感じてはいるようだが、こちらの詳細な状況は分かっていないようだ。
「約二百名程でしょうか。この部屋には三十人を少し欠ける程度。安心して下さいディアブロ、貴方の言葉は、一言一句漏らさず、全ての隊員に伝えますから」
『宜しく頼む。今回、俺とお前がライバルとは言っても、二人とも失敗したのでは、笑い話にもならないからな』
 ディアブロの声に女性の笑い声が重なる。紫煙が動くたび、浮かび上がった影もゆらりと揺れる。その姿は、男性のようでもあるし、女性のようにも見える。
「分かっています。それで、決行の日時は?」
「明日の深夜だ。ターゲットは不死の女王が持つエバーラスティング。奪い、殺し、破壊し、黄金の城を平和ぼけしたこの国に思い知らせる」
 静まりかえった構成員達から、歓声が沸き起こる。待っていましたとばかりに、全員がテーブルを叩き、床を踏み鳴らす。
「フフフ、私の美しさを、この国に知らしめて差し上げます」
『では、明日会おう』
「ええ、ディアブロも肌の手入れは念入りに。明日こそ、美の共演をいたしましょう」
『………』
 ディアブロはガラハドの声には応えないまま、フッと掻き消えた。
 まるで、略奪から帰ってきたときのように、構成員達は騒いでいた。転がる死体を弄びながら、酒を飲み肉を食らう。ガラハドは近くの男に、他の場所に潜伏する構成員達にディアブロの指示を伝えるように指示を出した。
 指示を受けた男は、足早にカジノから出て行く。しかし、数秒も経たないうちに、男は戻ってきた。浮かれる構成員達は、その異変に気がつかなかった。ただ、ガラハドだけは戻ってきた男が、普通の状態ではないことを一瞬にして悟った。そして、その後ろから見慣れない男達が入ってくるのを確認した。
「皆さん! 散りなさい! 敵です!」
 ローズを指に装着したガラハドは高らかに叫んでいた。騒いでいた構成員達も、ガラハドの一言で我に返り、何が起こったのかを悟った。そして、慌てる様子もなく武器を手に取り、一つしかない入り口に殺到した。
「ちょうど良い。ゴミ共がゴミ捨て場に入っているんだからな」
 殺到した構成員達が、一瞬にして弾け飛ぶ。
 入り口に立つ一人の男。白いマントを身につけた隊員を従えた先頭の男だけは、黒いローブを身につけている。手にしているのは灰色の光を放つ細身の剣だった。
 強い。瞬時にそう判断したディアブロは、男の強さを目の当たりにして攻めあぐねている構成員達を見渡した。
(あの男が何者か分からないけど、私たちの話を聞かれていないことは確かね。しかし、こいつらが捕まったら、万が一話さないとも限らない)
 男から視線を外したガラハドは、白い顔に悪魔のような笑みを浮かべた。指に嵌めたローズを一舐めしたガラハドは、近くの構成員を一瞬にして切り裂いた。何が起こったのか理解できないまま、体内から植物を生やして絶命した構成員。
 ガラハドは室内にいる仲間に躍りかかると、手近な構成員達の命を次々と奪っていった。
 前からは正体不明の男達、背後からガラハドに襲われた構成員達は、あっという間に全滅した。
 血煙が立ち籠めるカジノ。まさに惨劇が起こった場所に対峙するのは、黒いローブを着た男と、白いどうらんを塗りたくり、ほぼ半裸の状態のガラハド。
「貴様、何者だ? まさか、仲間を殺したから、自分だけ許してくれと言うのではないだろうな?」
「まさか、誰がそんなことをしますか? これは口封じです。所で、貴方は何者ですか? 人に名前を聞くときは、自分から名乗ると言うことを母上から教わらなかったのですか?」
「ハイダーナイツ隊長、サリヴァン=テキラメルク」
「ハイダーナイツの隊長。なるほど、貴方が虚無の闇鍵と呼ばれるサリヴァンさんですか。私は黄金の城、サガン隊副隊長の一人ガラハドです。黄金の城で美を追究する者の一人です、以後、お見知りおきを」
「美の追究?」
 ピクリと眉を動かしたサリヴァンは、中指で眼鏡を押し上げた。
「その形でか? 貴様、本気で言っているのか?」
「………」
 思い沈黙が死体で埋め尽くされたカジノに降りる。サリヴァンの後ろに控えるハイダーナイツの隊員達も、息を詰めてサリヴァンとガラハドのやり取りを見つめている。
「……ま、まあ、美はそれぞれです。私は私の美を追究し貫き通します! それが私の生きる道!」
 竜巻のように体を回転させながら、ガラハドはサリヴァンへ襲いかかった。目にも止まらぬ早さで繰り出すローズを、サリヴァンは涼しい顔で受け流していく。
「中々やるな、だが!」
 繰り出される鋭い攻撃が、ローズの合間を縫ってガラハドの首筋を掠めた。戦慄を感じつつ、引き下がったガラハドは、首筋を流れる血を拭った。後半歩踏み込みが深かったら、ガラハドの首は床を転がり、そこらの死体と同じになっていただろう。
「やりますね。しかし、此処はまだフィナーレではありませんよ!」
 テーブルの上に乗り飛び上がったガラハドは、ローズで天井を切り裂いた。ローズで切り裂かれた場所から、植物が芽生え、一瞬でカジノの天井を覆い尽くした。
「では、また会いましょう!」
「逃がすか!」
 黒い光となって室内を駆けてくるサリヴァン。しかし、それよりも植物に浸食された天井が落ちる方が早かった。天井にぽっかりと空いた空に、セクハラ同然の格好をしたガラハドが浮かび上がる。
「チッ、厄介な魔法だ! 外だ! 外の隊員に知らせろ! 美を履き違えているあの男を逃がすな!」
 サリヴァンの怒号と隊員達の声が、深夜の歓楽街に響き渡った。
 ハイダーナイツによる必死の捜索にも関わらず、ガラハドは見つからなかった。奇抜なファッションをしたガラハドは、これまた奇抜なファッションの人々が犇(ひし)めく夜の歓楽街に溶け込んでしまったのだ。
(つづく)
(初出:2014年05月17日)
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登録日:2014年05月17日 13時13分

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