騒人 TOP > 小説 > ホラー > カンパニーカーニバル 眠太郎懺悔録(その五)
青島龍鳴
著者:青島龍鳴(あおしまりょうめい)
青島龍鳴と申します。メタ化されたものしか受け入れられないこの時代で、黴の生えたような古臭いものばかり書いている時代錯誤作家です。既刊本「But the world is beautiful」。
小説/ホラー
【電子書籍】カンパニーカーニバル 眠太郎懺悔録(その五)
眠太郎が属する退魔師集団・東の帝家に対し西の業界(カンパニー)では、国中の神々が集まる柱神祭が迫っていた。そのさなか、カンパニーを束ねる女王、青麗が何者かに襲われる事件が発生。女王は何とか難を免れるが、忠臣を殺され激怒する。一方、眠太郎は瘴気の刃を操る天才、斬児の元にリベンジに行こうとして帝梅岩に咎められ、カンパニーと共生関係を結ぼうと動く流れに向けて恩を売るため、百眼の末裔、百重灯と共に西に送られることに。そして、西の京。異形の神々が集う柱神祭では、カンパニーの謀略と帝家の百五十年にわたる大仕事が明らかとなり前代未聞の大騒動が起こる! 巻き込まれた眠太郎と斬児、百重。それぞれの決断やいかに。

▼ご購入(ダウンロード)は以下のサイトから!
立ち読み

カンパニーカーニバル 眠太郎懺悔録(その五)


 前章

 清水(きよみず)の女王、といえば西の京でも一・二を争う有名な占い師だ。
 占い師といえば商店街の片隅に小さなテントを設置して悩める客を待つイメージがあるかもしれない。しかし、この細面の女性は、大企業の社長や政治家を顧客に迎える有名人だ。
 腕前がまた百発百中に近く、企業家を大儲けさせたり縁談の行く末を当てたりと八面六臂(はちめんろっぴ)の大活躍だ。占いが外れたという噂すらないのだから、凄いを通り越して気味が悪いと謗(そし)られたことさえある。一度など経済の盛衰を当て過ぎて、インサイダー取引関与を疑われて痛くもない腹を探られたことまである。
 もうすぐ創業百五十年を迎えるということで、創業者だと言い張る女王はいったい何歳になるのだと騒がれたこともあった。見た目は三十過ぎといったところだが、二十年を越える上客曰くは会ったときから全く変わってないという。妙齢の美人であるためファンじみた客も多いが、浮いた噂はあまりない。女王もそんな状況を面白がっているのか、とある宴の際に実年齢を訊(き)かれたとき、
「はいな。私、実は千年以上生きている狐なのです。こんこん」
 と、舌を出しながら言った。どこまで本気なのかわからない占い師の口振りは、ますます彼女の評判を上げる結果となった。どうせ冗談であることは誰もが承知している。知られぬように後継者が育てられているのだろう、現在は五代目やそこらなのだろうと、誰もがそう思っていた。
 さて、西の京で知る人ぞ知る人物となった占いの女王であるが、二日に一日は町の片隅にある店舗『青の館』で客たちを待つ。二十日鼠が詰め込まれた籠が多量に置かれた、ダークブルー色で統一された異様な雰囲気に人々が誘われるのだ。金だけが目的ならば財界人の間を行脚した方が稼げるだろうが、女王はそうしない。元々この女性は、様々な人の人生を覗き見するのが面白くて占い師をやっているようなものだ。
『占い・霊障相談承ります』
 と書かれた看板を目当てに来る客たちの悲喜交々(ひきこもごも)は、集めれば本の一冊くらいは書けそうなものだと女王は考えている。

   *

 ある日のこと。
 青の館の敷居を、一人の男が跨(また)いだ。

 煤(すす)けたジーバン。
 染めたのやら地毛なのやらわからない銀髪。
 獣のように荒んだ瞳。
 あまり身なりの良くない、三十前後の年頃の、若者と中年の境目にいる男性だった。

「ワイルドなお兄さん、どんな相談なの?」
 女王がいつもの親しげな口調で訊ねると、
「占い屋なら、オレの用件くらいは読めるはずだ」
 と、素っ気ない言葉が返ってきた。試すつもりか、と思った女王だったが不機嫌にはならない。たまに似たようなことを言う客はいる。なまじ名前が売れたことで、稀に彼女の力が本物かどうか知りたがる客が来るようになった。初めこそ腹が立ったものだが、それも何年か続けるうちに楽しみに変わっていった。そういう人間の考えていることをズバズバ当ててやると、度胆を抜かれた表情をするので面白いことに気がついたのだ。
 女王はニヤッと笑った後、いつものように占いの準備にかかった。小刀と『閻水沈耳』と書かれた御札を机の上に起き、籠から二十日鼠を一匹取り出した。そうして御札で鼠を包み、動けなくしたところを小刀で鼠の耳を切断した。

 読者の方々はこのような占術を聞いたことがないだろう。それもその筈、女王が使っているのは占いの秘術ではない。外法と呼ばれる人を呪うための妖術であった。未来を予見するのではなく、人の心の内を見透かすこの法を、女王は占いのときによく使う。客の本音が見えれば、客観的に何をどうすれば良いのかを見通すことが出来るからだ。実のところ妖術を用いても未来を予測することは難しい。女王が間違いなく自信を持ってできるのは、客の虚飾(きょしょく)の無い本当の考えを知ることまでだ。
 人というものはどんなに賢いつもりでいても、いざ我が大事となると判断を誤るものだ。客観的に見れば簡単にわかることが、主観となると冷静さを欠き愚かな真似をやらかすものだ。賢いと評判の人間でさえ、馬鹿でもわかる判断を間違えることもある。そういう感情が、女王には手に取るようにわかる。外法を用いて、客の考えだけでなく感情の揺らぎまでわかる。その上で、当たり前の判断を迷う客に助言をする。そういうものは本人からすれば究極の選択なのだが、他人からすれば答えの決まりきったことなのだから雑作もない。これこそが『外れたことのない占い』の正体だった。本人だからこそ迷うことであって、他人から見ればなんと言うことのない簡単に判断できる悩みなのだ。そこまで人を理解することこそ『秘術』と呼ぶ価値のあるものなのかもしれない。
 この日も、男の心を覗き見るまでは簡単だった。鼠の血を耳につけた時点で、男の考え・願望・出自と様々な情報が雪崩のように流れ込んできた。それは凄まじい物語であったのだが、この場は割愛させて頂く。なにせ今の時点で肝心なのは、男の過去ではなく今現在なにを考えて占いの女王に会いに来たかであるのだから。


 女王はすぐさま目を開けて
 矢庭(やにわ)に立ち上がろうとした

 だが既に遅かった
 男の手には二の腕程の長さの
 大きなナイフが握られていた

 女王が足に力を入れる直前に
 男の右腕は仕事をしていた

 ナイフは振り下ろされていた
 小刀を握った右の手首が
 跳ねるように宙を舞った

 札に包まれた鼠が逃げ出し
 青色に統一された内装に
 赤色の飛沫が飛び散った

「青麗(チンリー)様!」
 店の騒ぎを聞きつけて、裏方から彼女の側近である初老の男性が現れた。白鬼(パイグイ)という、昔から彼女に仕えている忠臣だ。
「賊がぁ! 西の女王・青麗様と知ってのことか!」
 白鬼の怒号は当然のことであると同時に、支離滅裂でもあった。彼女の本当の“正体”を知る者でなければ、世間ではたかが占い師ということになっている女の命を狙おうなどと考える理由がない。
「白鬼、この場は頼む。無理をするな!」
 女王はすぐさま判断し、逃げに転じることにした。この男は危険過ぎる。小型剣で難なく手首を断ち切る剣の腕前。“こういう仕事”に慣れている者でなければ成し得ない業だ。彼女とて実はそう簡単に命を取られるような女性ではない。しかし、この男の前ではそれも霞(かす)んでしまう。

 残された白鬼は、暴漢と対峙した。白鬼は見てくれこそ五十過ぎの老体だが、特別な訓練を受けた殺し屋を何十人と屠ってきた実績がある超一流のボディーガードだ。しかし目の前の男が、普通の相手と違うことは一見してわかった。白鬼を確認し構えた立ち姿だけでわかった。全身が精密機械のように無駄なく正確に動いている。いったいどのような鍛錬を積めばこのように動けるのか、冷や汗が垂れるようだった。
 白鬼は初めから全力で戦うことに決めた。一瞬でも隙を見せれば殺されてしまう強敵であることが、白鬼も手練れだからこそ一見してわかったからだ。白鬼は羽織っていた革のジャンパーを脱ぎ捨てた。皺の寄った顔に似合わない、筋骨隆々の上半身がタンクトップ一丁の半裸で晒(さら)け出された。両手を床に付け、男を睨みつける。全身を発作のように痙攣させると、白鬼の全身が輝く後光に包まれたように見えた。
 予備知識がなければ本当に後光が差したようにしか見えないそれは、白鬼が変身したものだった。体中から銀色に輝く毛が急速に生え、全身が覆われていく。口蓋が前方にせり出し、唇が耳元まで裂けた。白鬼は瞬く間に大きな獣の姿に変貌した。
「正体を現したか、狐め」
 男はニヤリと笑ってナイフを構えた。男は知っていた。占いの女王の正体が、千年以上も生き続けている妖狐であることを。占い師というのは世を忍ぶ仮の姿で、本当は裏社会で“業界(カンパニー)”と称される、魑魅魍魎(ちみもうりょう)の集う組織の長であることを。その腹心である白鬼も、旧(ふる)くから生き続けている狐の怪物であることも。かの宴での発言は冗談めかしていながら、実は本当のことであったわけだ。
 籠の中に残された鼠たちが、しばらく慌てふためいたように暴れた後、動かなくなった。正体を現した白鬼の瘴気(しょうき)に当てられ、矮小な生き物はそばにいるだけで耐えきれずに息絶えてしまう。鼠でなくとも並みの人間であったなら体調不良を起こし、立っていられなくなるのが普通だ。しかしこの男は何事もないかのように二本の足でしっかりと地に立ち、曲がった短剣を前に出し真半身で構えていた。
『“畜兵(ジュビン)”如きが、どうやってそこまでの技量に辿り着いた?』
 白鬼は白銀色の狐の姿のまま訊いた。その声は発声されたものではなく、頭に直に響く念話と呼ばれるものだった。男は口元を歪めた。この男も並みの人間とは少しばかり違う生き物のようだ。
「そうやってオレたちを馬鹿にし続けてきた報いを、これから支払うことになるのさ」
男はそう言って、薄笑いを浮かべた。目の前に立ち塞がる怪物の姿にも、何一つ動じる様子がない。


 昼を過ぎた西の京を女王は走っていた。現代的な建物の少ない、中世時代の雰囲気が残された観光都市だ。あちこちに点在する寺社のうちの何割かが彼女を祀(まつ)る稲荷神社であることが、腕に負った傷を癒すのを僅かながら手助けしてくれる。
 白鬼は彼女の部下として数百年に及ぶ古株だった。
(白鬼、無理はするな)
 袖の中に抉(えぐ)れた腕を隠し、路地を走りながら女王は思った。長い付き合いだからこそわかる。白鬼は確実に彼女の手傷を悟っている。そして、彼女のことに関しては容易(たやす)く激情する悪癖があるのも承知している。
(勝てなくていい。追えない程に時間を稼いでくれればいい。だから……)
 女王は祈りたい気持ちになっていた。自らが神と崇められることもある立場であるくせに、何かに祈らずにはいられなかった。白鬼も手練れであるが、あの男には到底敵うまい。普段の白鬼ならそのくらいは弁(わきま)えてくれるが、今日ばかりは不安を隠せない。
 女王は左手で胸を弄(まさぐ)り、呪の書かれた札を二枚取り出した。そして、天に向かって放り投げた。札はしばらく空中を舞った後に二匹の小鳩に変身し、曇り空に向かって消えていった。
 これで、彼女の二人の息子の元に知らせが行く。

 孔衛丸(このえまる)
 兎衛彦(とのえひこ)

 最愛の息子たちは、信頼のおける部下でもある。すぐさま手下を率いて白鬼を救出すべく手配してくれることだろう。
(頼む、間に合ってくれ……)
 女王は一瞬だけ足を止め、通りすがりにあった神社に向かって頭を下げた。それが自分自身を祀ったものであることは、最後まで思い出さなかった。


 白鬼は狐の姿のまま、呪を唱えていた。唱える、といっても呪文を口にするわけではない。
(狐火の力、見るがいい)
 鍛錬を積めば、心の中で暗唱するだけで人一人を焼き尽くすくらいの火力は作り出せる。男はナイフを構えたまま、動く気配がない。こちらの出方を窺っているようだ。間抜けな奴めと白鬼は心中密かに嘲笑った。この男が“畜兵”であるということは、つまり白鬼のような長い時を生きてきた眷族と比べて致命的な経験の差がある。この男は三十前後の年齢に見えるが、実年齢は二十歳かそこらだろう。彼らは体こそ人間とは比べ物にならないほど丈夫で損傷の回復も早いが、代わりに老けやすく寿命が短い。つまり『略詠(りゃくえい)』と呼ばれる呪の詠唱を省略する術の存在を知っている可能性は低い。なにせ、国内でもこの法を使える邪鬼は百といない。もうすぐ白鬼の略詠は完了するが、男に動こうとする様子は見られない……と、白鬼は高を括っていた。
 男は後ろの足を四分の一歩ほど前に出した。すると、腕を振ってもいないのにナイフが手から離れて飛んでいった。前進する足の力だけを上体に伝わらせ、腕を振ることなくナイフを投げたのだ。
「……!!」
 この予備動作なしの投擲法に、白鬼は全く反応が追いつかなかった。白鬼も素人ではないだけに、男の挙動をよく見ていた。見ていたからこそ、騙された。しばらくは動く気配がないことを察したからこそ、一撃必殺の殺傷力を誇る術の詠唱を止めることはなかった。短剣は緩やかに回転しながら飛び、白鬼の額に深々と突き刺さった。銀色の狐は叫び声もあげずに横転し倒れた。
「貴様らの敗因はいくつかあるのだが……」
 男は緩やかに銀狐の元に足を運んだ。
「その最たるものは“傲慢”だ。貴様らは妖しい術を駆使する。それは確かに脅威だが、こと戦闘において絶対的なものではない。はっきりいって、人間が殺し合いの中で産み出した“術”にすら劣る」
 男は上着をはだけ、もう一本ナイフを取り出した。
「例えばこの短剣だ。外国から取り寄せたものだが、柄と刃先に上手く重心が分散されている。突いて良し、振り下ろして良し、投げて良しの三拍子だ。気に入ったから二本買っておいたが、一本で充分だったな」
 男は楽しそうに、語るように説明を続けた。
「お前たちが何のかんので、人間に負けているのは何故だ? カンパニーの女王ともあろうものが、一介の占い屋として人間社会で糊口(ここう)を凌(しの)いでいるのはどういうわけだ……?」
 男は反論もできない死体に一方的に捲(まく)したてている自分自身に気付き、自嘲しながら狐の額からナイフを引き抜いた。
「十二柱に準ずるレベルが、この程度か……」
 男は少しばかり残念そうに、死せる魔獣を見下ろした。物足りない、とすら感じているようだった。

 白鬼を始末した後、男は胸元から古臭い帳面を取り出した。黴(かび)の臭いが漂ってきそうな、ノートとは呼べない、凧糸で背表紙が固められた年代物だ。男は帳面を開き、サインペンで、
「白の字を潰したが、本命を逃した」
 と書いた。間もなく、男が何か書いたわけでもないのに帳面に勝手に筆文字が浮き出た。
「充分です。むしろ二つの大きな障害のうち、手を出しにくい方を処分してくれたのは有り難い」
 この帳面が男の言うところの“妖しい術”に属するものであることは言うまでもない。
「本命と、『タ』の字はどうする?」
 男はこの帳面を使い、誰かと連絡を取り合っているようだ。
「『タ』はこちらの方で何とかできます。本命は、今一度策を練り直す必要がありますね。とはいえ、白を消したのは外堀を埋めたも同然です。実にご苦労様でした。では、奥様と妹君に宜しく」
 そこまで読んで、男は帳面を閉じた。
「いけ好かない奴だ……」
 男はナイフを振り下ろした。意味もなく白鬼の背中を斬りつけ、まっさらだったもう一本の剣を汚した。
(続きは電子書籍で!)
登録日:2014年09月16日 17時58分
タグ : 眠太郎懺悔録

Facebook Comments

青島龍鳴の記事 - 新着情報

  • ファーストキスは鉄の味(前編) 眠太郎懺悔録 青島龍鳴 (2013年03月12日 14時40分)
    退治屋が不足していた帝家では、狐の女王と取引をした。そして訪れたのは最上位の力を持つ二人だった。一方、邪鬼に寄生され命を長らえた眠太郎は咲来と共に高校に通う。そこで起きた事件と梅岩の独白。(小説ホラー
  • 眠太郎懺悔録 憑護の願った夢(3) 青島龍鳴 (2012年12月04日 20時03分)
    ミツトシが夜の闇に消えてから、有紀と真白は飲んでいた。真白が眠りに落ちた後、ミツトシの仕事の現場を目のあたりにした有紀は着の身着のまま逃げ出す。有紀の故郷で真白が聞いた哀しい憑護の宿命とは? 憑護の願った夢、最終章。(小説ホラー
  • 眠太郎懺悔録 憑護の願った夢(2) 青島龍鳴 (2012年11月27日 15時31分)
    『ましら』一門の人喰いを狩る。不穏な空気漂う一門の前で、能天気な有紀の質問に救われ、御老公の応えを得たミトツシ。彼は、さっそく一仕事するために夜の闇に消えていった。(小説ホラー

青島龍鳴の電子書籍 - 新着情報

  • 大理石の壁 眠太郎懺悔録 その6 青島龍鳴 (2016年03月18日 19時10分)
    各話完結。邪神レベルの邪鬼をも統べる西の業界(カンパニー)。千年を生きた妖狐・青麗を倒し、新たな頭領となった畜兵・黒鵡は、鬼族の罠をやすやす突破し、妹ノエルを助けるが、どこか様子がおかしい。そして、東の帝家を訪れたひとりの少女。帝家の長、梅岩はノエルをかくまうが、そもそもそれほど強くない畜兵が柱神を務めることに疑問を抱く。ノエルを奪還しにきた邪鬼を迎え撃つ眠太郎たちだったが、あまりの実力差に勝てる気がしないと絶望に駆られる。なにせカンパニーには同程度の邪鬼が十ほどいるのだ……。信じていたもの——純白の大理石の壁に見つけてしまった汚れにどう決着を付けるのか、人間と邪鬼のやるせない物語。(小説ホラー
  • 南の島の小さな英雄 眠太郎懺悔録外伝(その一) 青島龍鳴 (2015年07月14日 17時07分)
    島をリゾート地に改造しようと目論む三上だったが、何者かに工事を邪魔されいらだっていた。島の守り神キムジナーが現れたのだと噂する島民たち。裏組織カンパニーから送り込まれた人外の眷属である“百眼”のモモエは赤髪の怪物と対峙するが、分の悪い闘いを放棄してしまう。一方、帝家に仕えた尚平は役を外され島に帰ってきていた。プライドだけは一人前のくせに、何一つ人並みにこなせず、いじけていた尚平。赤髪の怪物との関連を疑われるが、やる気のないモモエに変わり凶悪な吸血鬼が送り込まれてくる。真実を知り、すべてを拒絶していた青年は変わる。モモエが嫉妬するほどに。後に帝家の英雄になる青年の端緒を描く眠太郎懺悔録外伝。(小説ホラー
  • 眠太郎懺悔録 総集編 青島龍鳴 (2014年04月22日 17時00分)
    眠太郎懺悔録シリーズ三作を一気に読める総集編。第一作「邪鳥が啼く森」は男の呪を解き邪鬼を倒すため選りすぐりの退魔師が招集される。因縁浅からぬ邪鬼と対峙した眠太郎は暗くて重いゾッとするような嗤い声を上げた! 第二作「冠木町二丁目事件簿」は極度に事故や事件に遭遇しやすい特異体質の刑事が秘匿組織『M』に出会い、一般常識からは隔絶された世界に踏み込む。老獪な吸血鬼による殺人事件を追う。第三作「北の国の黒い刺客」は、かつて北の国で犯した眠太郎の罪が明らかとなる。己を許すことが出来ない彼は返ってきた刃にどう立ち向かうのだろうか? 闇に巣くう邪鬼を祓う退魔師の闘いを描いた眠太郎懺悔録、初めての方にオススメ!(小説ホラー

小説/ホラーの記事 - 新着情報

小説/ホラーの電子書籍 - 新着情報

  • 大理石の壁 眠太郎懺悔録 その6 青島龍鳴 (2016年03月18日 19時10分)
    各話完結。邪神レベルの邪鬼をも統べる西の業界(カンパニー)。千年を生きた妖狐・青麗を倒し、新たな頭領となった畜兵・黒鵡は、鬼族の罠をやすやす突破し、妹ノエルを助けるが、どこか様子がおかしい。そして、東の帝家を訪れたひとりの少女。帝家の長、梅岩はノエルをかくまうが、そもそもそれほど強くない畜兵が柱神を務めることに疑問を抱く。ノエルを奪還しにきた邪鬼を迎え撃つ眠太郎たちだったが、あまりの実力差に勝てる気がしないと絶望に駆られる。なにせカンパニーには同程度の邪鬼が十ほどいるのだ……。信じていたもの——純白の大理石の壁に見つけてしまった汚れにどう決着を付けるのか、人間と邪鬼のやるせない物語。(小説ホラー
  • 南の島の小さな英雄 眠太郎懺悔録外伝(その一) 青島龍鳴 (2015年07月14日 17時07分)
    島をリゾート地に改造しようと目論む三上だったが、何者かに工事を邪魔されいらだっていた。島の守り神キムジナーが現れたのだと噂する島民たち。裏組織カンパニーから送り込まれた人外の眷属である“百眼”のモモエは赤髪の怪物と対峙するが、分の悪い闘いを放棄してしまう。一方、帝家に仕えた尚平は役を外され島に帰ってきていた。プライドだけは一人前のくせに、何一つ人並みにこなせず、いじけていた尚平。赤髪の怪物との関連を疑われるが、やる気のないモモエに変わり凶悪な吸血鬼が送り込まれてくる。真実を知り、すべてを拒絶していた青年は変わる。モモエが嫉妬するほどに。後に帝家の英雄になる青年の端緒を描く眠太郎懺悔録外伝。(小説ホラー
  • カンパニーカーニバル 眠太郎懺悔録(その五) 青島龍鳴 (2014年09月16日 17時58分)
    眠太郎が属する退魔師集団・東の帝家に対し西の業界(カンパニー)では、国中の神々が集まる柱神祭が迫っていた。そのさなか、カンパニーを束ねる女王、青麗が何者かに襲われる事件が発生。女王は何とか難を免れるが、忠臣を殺され激怒する。一方、眠太郎は瘴気の刃を操る天才、斬児の元にリベンジに行こうとして帝梅岩に咎められ、カンパニーと共生関係を結ぼうと動く流れに向けて恩を売るため、百眼の末裔、百重灯と共に西に送られることに。そして、西の京。異形の神々が集う柱神祭では、カンパニーの謀略と帝家の百五十年にわたる大仕事が明らかとなり前代未聞の大騒動が起こる! 巻き込まれた眠太郎と斬児、百重。それぞれの決断やいかに。(小説ホラー

あなたへのオススメ

  • 大理石の壁 眠太郎懺悔録 その6 青島龍鳴 (2016年03月18日 19時10分)
    各話完結。邪神レベルの邪鬼をも統べる西の業界(カンパニー)。千年を生きた妖狐・青麗を倒し、新たな頭領となった畜兵・黒鵡は、鬼族の罠をやすやす突破し、妹ノエルを助けるが、どこか様子がおかしい。そして、東の帝家を訪れたひとりの少女。帝家の長、梅岩はノエルをかくまうが、そもそもそれほど強くない畜兵が柱神を務めることに疑問を抱く。ノエルを奪還しにきた邪鬼を迎え撃つ眠太郎たちだったが、あまりの実力差に勝てる気がしないと絶望に駆られる。なにせカンパニーには同程度の邪鬼が十ほどいるのだ……。信じていたもの——純白の大理石の壁に見つけてしまった汚れにどう決着を付けるのか、人間と邪鬼のやるせない物語。(小説ホラー
  • 南の島の小さな英雄 眠太郎懺悔録外伝(その一) 青島龍鳴 (2015年07月14日 17時07分)
    島をリゾート地に改造しようと目論む三上だったが、何者かに工事を邪魔されいらだっていた。島の守り神キムジナーが現れたのだと噂する島民たち。裏組織カンパニーから送り込まれた人外の眷属である“百眼”のモモエは赤髪の怪物と対峙するが、分の悪い闘いを放棄してしまう。一方、帝家に仕えた尚平は役を外され島に帰ってきていた。プライドだけは一人前のくせに、何一つ人並みにこなせず、いじけていた尚平。赤髪の怪物との関連を疑われるが、やる気のないモモエに変わり凶悪な吸血鬼が送り込まれてくる。真実を知り、すべてを拒絶していた青年は変わる。モモエが嫉妬するほどに。後に帝家の英雄になる青年の端緒を描く眠太郎懺悔録外伝。(小説ホラー
  • オレが神と会った話をする 眠太郎懺悔録サイドストーリー 青島龍鳴 (2013年12月28日 16時32分)
    無敵の19歳、上原が電車で出会った“神”とは? 眠太郎懺悔録の重要キャラとなる上原尚平のサイドストーリー。(小説ホラー