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青島龍鳴
著者:青島龍鳴(あおしまりょうめい)
青島龍鳴と申します。メタ化されたものしか受け入れられないこの時代で、黴の生えたような古臭いものばかり書いている時代錯誤作家です。既刊本「But the world is beautiful」。
小説/ホラー

オレが神と会った話をする 眠太郎懺悔録サイドストーリー

[読切]
無敵の19歳、上原が電車で出会った“神”とは? 眠太郎懺悔録の重要キャラとなる上原尚平のサイドストーリー。
 オレは上原尚平(うえはら しょうへい)。
 無敵の19才。
 オレに敵う奴は誰もいない。
 人はオレをDQNと呼び、距離を置くことで身を守ろうとする。
 責めるつもりは毛頭ない。
 兎が獅子に怯えるのは自然の摂理。
 無敵のオレに弱い奴は近づくな。怪我をして泣くだけだからだ。
 たかだか身長162センチの小男に、逆らえる奴は誰もいない。小粒でもピリリと辛いとはオレのことだ。オレという偉大な男が生まれることを予見していた奴が作った言葉なのかも知れないがな。

 サイコーだろ? オレって。

 地上最強のオレは、今日もオレらしく生きる。純白のスーツをバチッとキメて、誰から見てもいい男に見えるように身だしなみを整えた。
 特別に用があったわけじゃないんだが、電車に乗った別にオレの自由だから、乗りたいから電車に乗っただけだ。オレはオレのやりたいように生きる男だからだ。
 オレは自慢の大型ラジカセを肩に背負い、改札を悠々と通った。駅員もオレを注意できない。何故かって? オレが人類最強の男だってわかっているからだ。オレの偉大さが理解できるんだから、公僕も馬鹿じゃあないってことだ。

 オレは電車に乗り、席を探す。昼前の時間帯はまだ空いた席があるんだが、オレの目当ての席は最初から決まっている。男なら、車両の真ん中の席に豪快に座らなくちゃならない。
 オレの座るべき席に図々しく割り込んでいやがったのは、こんな時間にサボってやがるサラリーマンだ。オレを倣って堂々と座ってりゃ可愛げがあるんだが、小動物みたいに背中を丸めて携帯を弄ってやがる。雑魚中の雑魚だな。ケッ。
 オレは野郎の真ん前に立ち、メンチを切ってやった。だが雑魚は反応しやがらねえ。携帯いじりに没頭してやがる。目の前に獅子が立ってるのに、気付かない兎がごときものだ。コイツ、サバンナだったら真っ先に喰われるタイプだ。
 オレは哀○翔先生バリの高音で雑魚に言ってやった。
「おい、こんな時間にサボりか?」
 見事に図星を突かれたゴミは、慌てたように顔を上げた。
「えっ?」
 娑婆くせえ眼鏡をかけた間抜け面。典型的な雑魚だ。
「スーツ着ててこんな時間に電車に乗ってるって、てめえサボりだろ? あん? 生きてて恥ずかしくねえのか?」
 オレが正論をぶつけてやると、雑魚は真っ赤になって否定した。
「いえ。営業の途中なんですが……?」
 わけがわからない言い訳をしやがった。本物のバカとしか言いようがない。
「はあ? エーギョー? 途中も何も、てめえの会社はこんな時間に営業してねえのかよ?」
 オレの鋭い指摘に降参したのだろう。
 雑魚は一言だけ
「……関わっちゃいけない人だコレ……」
 と呟いて逃げた。
 今日もオレは勝った。強いだけでなく頭もキレるオレは、口先だけでも雑魚なんか一捻りだ。
 オレは実力で勝ち取った席に座り、股を全開にしてカッコ良く座った。
 完全無欠のオレにどこか欠点があるとすれば、それはどこにも欠点が無いことだと改めて確認した。
 気分が良くなったオレは、ラジカセで音楽を聞き始めた。
勿論、音量はMAXだ。なぜなら、オレには最高の趣味の、本物の音楽を凡人どもに教えてやる義務があるからだ。

 うー! にゃー!♪ うー! にゃー!♪

 オレのハイセンスな音楽の趣味に感動したのだろう。周りのサボリーマンやジョシコーセーたちが、オレをチラチラ見ている。
 わかってる。みんな恥ずかしがり屋だから、おおっぴらに口に出来ないだけだ。本当はオレの流したミュージックのセンスの素晴らしさに酔っているんだ。
 オレは強くて賢くてイケメンなだけじゃなく、おまけに優しい男だから愚民どもに高尚な音楽を聞く機会をあたえてやっているんだ。

 どうだ、オレってつくづくサイコーだろ?

 やがて時間が過ぎ、電車は混み合ってきた。周りは席が埋まり、吊革に掴まる愚民どもの姿が見られ始める。しかし、オレの周りだけはぽっかりと空いた空間ができている。
 ある者は畏怖のために、ある者は敬意のために。おそらくだが、ある者は嫉妬のために。オレのためだけの空間を開けているのだ。
 みんな空気読めてるじゃねーか。
 ただ一人、困ったヤツがいた。
 腰の曲がったババアが一匹、オレの視界に入りやがった。隅っこでポールに掴まり、電車が揺れる度にふらついてやがる。
 マジで死ねと思った。
 ジジババは電車に乗るな危ねーじゃねえかタクシーでも乗ってろって話だ。
 オレはババアに弱えんだ。ちっちゃい頃はバアちゃんっ子で、いつもおバアと一緒にいたクチだ。親の言うことはいっぺんも聞いたことがないが、おバアの言うことだけは素直に聞いてた。
 オレが白いスーツを愛用するのは、こいつがおバアの死ぬ前に最後に買ってくれたモンだからだ。クソ重てえ車椅子押して商店街に繰り出し、おジイが結婚式に着てたのとおんなじスーツを古くせえ店で見つけて懐かしそうにじっと見してたら、じゃあおバアこれ買ってくれさって言うしかねえだろ?
 おバアがいなくなってから、オレはババアだけは許せねえ。おバアとの思い出を蘇らせられて、目と鼻の間がウザってえ感じになるんだ。特にこういう時は最悪だ。座れねえのがオレのせいみたいじゃねえか。
 だったら座らせてやれとか思ったヤツがいたら雑魚決定な。百獣の王たるものに、そんな真似が出来るもんか。ババアが視界に入らないよう、目を逸らして見えないようにした方がまだマシってもんだ。

 そんなときだった。
 オレが神と会ったのは。

 オレが大音量でいい気分でミュージックタイムを満喫し続ける中、電車が駅に停まった。
 新たに乗って来た客も例に倣って、オレのためのスペースを空ける。
 ただ一人の例外を除いては。
 そいつは大男だった。
 背は190近くあったとおもう。
 ファッションセンスがイカしてた。
 分厚いコートにデカいサングラス。緑のバンダナから伸びる長い黒髪。

 ただ一人、オレのスペースにズカズカと土足で入り込んで来た。
「うるさい」
 一言だけ言って、ラジカセのスイッチを勝手に押して、妙なる音楽を止めてしまった。

 信じられないだろう?

 周りは当然、ドン引きして大男を見つめた。そりゃそうだ。周りの迷惑も考えてみろってんだ。
「んだゴラァ!?」
 オレは極めて常識的な反応をした。人として間違ったことをしでかした野郎には、鉄槌が下されなけりゃならない。
 大男はオレにメンチを返しやがった。いわゆる逆ギレってヤツだ。
 草食動物のくせして、百獣の王に刃向かいやがった。図体がでかけりゃどうにかなるとか思ったか? キリンがライオンに勝てるとでも思ってやがるのだろうか?

 ところが
 ビビっちまったのはオレの方だった。

 ある程度ケンカ慣れしたヤツなら、誰でも持っている感覚ってやつがある。
 自分と相手の力量を一目で天秤にかける能力だ。これはオレみたいな実戦経験が豊富なヤツほど磨かれる。
 言っておくが、オレは殴り合いをガチでやるなんて野蛮なことをした記憶はあまりない。オレは天性の感覚でそれを身につけているからだ。今までオレに及ぶ強者は殆どいなくて、ブン殴るなんて可哀想だから、舌戦による不戦勝ばかりだった。
 確実にオレより凄いヤツは、今まで一度きりしかお目にかかったことがなかった。
 高校生の頃にいた同級生だった。室内なのにいつも帽子を被ってて、ある日のこと当たり前のように風紀の先公に注意されて帽子を没収されそうになった。
 そいつの一睨みが、ガチでヤバかった。先公なんざメンチ切られただけで腰が抜けちまったし、横で見てただけの女が気絶しちまった。
 あれだけはヤバかった。ガチで人を殺っちまったことがあるとしか思えない、住んでる世界が違うとしか言いようがないバケモンだった。

 オレの輝かしい人生で、二度目の敗北だった。
 電車でオレにメンチ切り返したヤツのオーラは、サングラス越しでもビンビン伝わって来やがった。
 これ、ヤバいやつだと直感した。
 キリンはキリンでも、動物園にいるキリンさんじゃなかった。博識なヤツなら知ってると思うが、キリンさんとは別の『麒麟』ってヤツがいる。ドラゴンと馬のハイブリッドっていう、わけわかんねえ怪物だ。それぐらいヤバいヤツだった。
 わかりやすくドラゴン○ールに喩えると、ヤツがソ○ゴクウだとしたら、オレはせいぜいミスターサ○ンのレベルだ。オレは人間界のキングであって、バケモノの世界では戦えない。
 一応言っておくが、高校んときのアレとこのデカブツが同一人物ってこたぁ有り得ない。高校んときにオレと同じくらいの背だったヤツが、20センチも伸びるわけがないんだから。

 とあれ、オレの出来ることは一つだけだった。
 虎の子のラジカセを抱え、その場からスパっと素早く逃げ出した。あんなデカいヤツに力じゃ敵わないが、スピードはオレのが上だ。きっと、ろくに目で追うことも出来なかっただろう。オレの見事な体捌きに、木偶の坊は手を出すことも出来ずにオレは華麗に車両を降りた。
 もし、ここで話が終わったならオレは結局逃げただけのヤツで終わる。勿論、そんなわけがない。
 降車したと見せかけることにまんまと成功したオレは、その足で隣の車両に乗った。
 車両と車両の間に身を隠し、デカブツを監視することに決めた。野郎は、きっとプロの殺し屋か何かだ。でなけりゃ、オレほどの男をビビらすなんて真似は出来っこない。
 オレは最強の男から名探偵へのクラスチェンジを瞬時に行ったわけだ。

 どうだ? オレってワイルドだろ?

 隣の車両では、オレの席だった所にあのデカブツが座っていた。
 驚いたのは、周りの連中だ。あのデカブツの座る隣に、普通に座ってやがる。アレが企画外のバケモノだって、他の連中にはわからないらしい。いやマジ知らないってのは怖えことだって思い知った。百獣の王すらも恐れる怪獣がすぐそばにいるってのに、平気だっていうんだから……。
 いや、それは違うってことに天才のオレは気がついた。もしもオレみたいに誰もが怯えるような、オレみたいに一発で凄いヤツだってバカでもわかるようだったら、そんなヤツがプロの殺し屋になれるだろうか?
 冴えてるオレだけが気がついた。ヤツはあんなデカいナリで、一般人の愚民と同じ生き物の振りが出来るんだ。もしもプロの殺し屋が誰にでも怪物だとわかるヤツだとしたら、そいつはすぐに警戒されて仕事を全う出来なくなるだろう。
 オレは理解した。野郎は、プロ中のプロなんだ。その気になれば余裕で送れたはずのド派手な人生を、仕事のために捨てたのだ。ただ、殺しのプロフェッショナルでありたいというだけの理由で。
 この時、オレは既にデカブツに魅了されかけていた。なぜなら、野郎は本物の男だからだ。いや、漢だからだ。己のプロフェッショナルのために我欲を捨て去った、哀しき殺し屋なのだから。
 そう思った次の瞬間、電車が停まった。野郎は立ち上がり、降車した。野郎はたった一区間だけで電車を降りたのだ。
 こいつは怪しい匂いしかしねえ。首都圏外の一駅につき徒歩何十分も歩かされるトコならいざ知らず、都内の環状線でそれはない。
 野郎の仕事か?
 常識的に、そう考えるしかない。普通の奴なら見て見ぬふりをするだろうが、正義感の強いオレはそうはいかない。オレは野郎を見張る義務を背負ったのだから、あの殺し屋の仕業を見届けなければならない。
 野郎の次の行動に、オレは目を疑った。野郎は降りたと見せかけて、オレのいた車両にまた乗り込んで来たのだ。とんでもねえフェイントだった。まるきり、悪魔の仕業だ。
 車内は席が埋まりきる程度の混み具合。そのままでいたら見つかるのは確実なので、オレは身を隠すのに苦労しなければならなかった。素早く車両の間を抜け、もといた車両に戻った。かなり慌てたせいでラジカセがぶつかり、勝手にスイッチが入って一瞬だけ音が鳴ってしまったのには冷や汗が出た。
 その時、デカブツのサングラスがこっちを向いてるのを視界の端っこに捉えたときは、絶対に見つかったかと思った。オレを追って殺しに来ることを覚悟して、ガチでチビりそうになった。
 死角に身を隠し、恐怖のマリアナ海溝の底に叩き込まれた。だが、デカブツが歩いて来る様子はない。
 『大男、総身に知恵は周りかね』という諺は本当だったらしい。
 オレは再び扉の窓から野郎の様子を覗き見た。デカい図体で普通に吊革を持っているのが滑稽だ。だが、これといっておかしなことがない。なぜわざわざいったん降りて、また乗ったのか理由がわからない。
 何か理由があるはずだ。だが、デカブツをいくら見てもわからなかった。どうしてわざわざ車両を乗り替えたのか、いくらデカブツを観察しても全く見えてこない。
 オレはふとデカブツの座っていた、もともとオレの席だったところを見てみた。答えはそこにあるのかも知れないと思ったからだ。
 期待は外れ、そこにはさっきのババアが座っているだけだった(どうでもいいことだが、実際ホッとした)。

 気分は晴れないままなんだが、真相に至るヒントは得られない。
 そんな中、目障りなものを見た。席に座っていたクソバカ学生が、目の前に突っ立ってた妊娠ハラボテ女に向かって
「席、空いてますよ」
 と言って立ち上がりやがったのだ。
 こいつ頭がおかしいと確信した。目の前で席を譲るとか、正気の頭じゃ絶対に無理だ。だって、譲った相手はずっと目の前に居続けるんだ。そいつは楽になったのはこの人のお蔭だって感謝するんだぞ? そんなの拷問と一緒だろ?
 キチ○イはガチで死ねと、心の底から思った。
 ……その時、オレは閃いた。
 デカブツが車両を乗り換えた理由が、そのときようやくわかったのだ。
 ババアに席を譲りたかったのだ。
 仮に、さっきのバカ学生のようにハイドーゾと席を譲ったとしよう。
 席を譲られたババアと、長い間対面することになる。そんなのは拷問以外のなにものでもないことは、バカでさえなきゃわかることだ。
 だから、野郎は黙って席を立ち、そのまま電車を降りるふりをしたのだ。幸いなことに、ジジババに席を譲ることはある程度は社会通念っていうか常識みたいになっているトコがある。周りが救いようもないバカでもなけりゃ、ババアが座れる可能性は高い。
 おそらくだが、デカブツが一瞬だけオレの方を見たのはババアが首尾よく座れたことを確認するためだ。オレのことを見つけられなかったのかと思ったが、そうじゃなかった。ハナからオレのことは見ちゃいなかったんだ。

 オレはその日まで、誰も尊敬したことがなかった。バアちゃんには愛情を感じていたが、尊敬っていうのとはまた別のものだ。
 ヤツは強い。オレほどの男が認めるほど、規格外に強い。だが、それだけじゃない。
 今日という日、オレは初めて人を尊敬するということを覚えた。それは予想とは異なり、恍惚に近い感情だった。
 オレは操られた人形のように、自分の意志とは関係なく歩いていた。神と認めた男のそばに、ふらつきながら歩いていった。電車の揺れる中を歩いていった。
 オレはその人の足元に跪いた。

「アニキと呼ばせてください」

 それがアニキこと
 三年眠太郎(みつとしみんたろう)との出会いだった。
(了)
(初出:2013年12月28日)
登録日:2013年12月28日 16時32分

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