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天野雅
著者:天野雅(あまのみやび)
埼玉県生まれ、千葉県育ちの関東人だった。結婚を機に関西の人間になる。現在は関西とも東海ともいえる近畿地方に在住。10年経って方言にも慣れた。血液型はマイペースで知られるB型。住めば都を地で行く性質。ネット作家歴20年。同人作家歴はプラス5年。趣味は映像鑑賞。写真撮影。歌唱。創作料理。好物は自然万物一般。美術芸能一般。パソコン。ゲーム。漫画。文章。
小説/現代

うちのチビいりませんか(4)

[連載 | 完結済 | 全7話] 目次へ
嫌いではない。ただ合わなかっただけ――。社員旅行。カラオケ会場を抜け出し、同僚と温泉に向かうアヤとタケちゃん。結婚と夜の話しに盛り上がる。
 最初から、仲が悪かったというわけじゃない。
 入社式を控えただだっ広いホールで自己紹介した時は、精一杯印象よく、この先一番の友達になれるようにと願ったものだった。
 笑いあえたのは短い期間。今は不思議なことのように思い出す。
 嫌いではない、ただ合わなかっただけだ。
 どこにいても……私はそんな感じ。

   ◆ ◆ ◆

 茨城県大洗(おおあらい)。
 水戸から南東約10キロの地点に、会社の保養所がある。1泊の値段がビジネスホテルの約三分の一。組合経営の旅館みたいなもの。
 大洗海岸は民謡『磯節』で有名だ。鹿島灘の海岸は岩のつきでた崖もあったりするが砂浜は遠浅である。夏は早くから親子連れとアベックでにぎわう。
 ――というのは保養所の管理人の話で、私達が訪れたのは秋も深まる11月のことだった。
 大洗には水族館もある。スケジュールは土曜の早朝に車で東京を出発、常磐自動車道で柏インターや土浦を通過、岩間で降りて国道6号線にのる。午後は小高い山のふもとで梨狩り、バーベキューのあと1泊して、日曜は水族館を観て帰途につく。という『秋の味覚コース』だ。
 幸い天候に恵まれた、土曜日の夜。
 何人目かで課長がカラオケマイクを握ると、佐竹比呂子がソファから中腰になって目線を送ってきた。
「あ……えっと、お風呂入ってきます、お先に」
 私は周囲にそう告げて、席を立った。
「それじゃすいません、あたしも良いですか、行ってきて」
 佐竹比呂子が、つきあうという感じに微笑んで立ち上がる。
 はーい、ごゆっくりぃ、と、デキあがっている商品管理部の面々と総務部の人達が手を振った。
「タケちゃん、かなり飲んでない? お風呂なんか行って大丈夫?」
 30人以上を収容してあまりある、ホール並みの応接間みたいな簡易カラオケルームを出たところで私が言うと、彼女は後ろに誰もいないことを確認してから小声で答えた。
「平気よお、あのくらいで酔うわけないじゃない。アヤちゃんは?」
「私はお酒ダメだから。ジュースだけ」
 それにしても参っちゃうわね歌ヘタっぴな人ばっかで、とかなんとか相変わらず強気で言うのへ曖昧に相槌を打ちながら、2階へあがって支度を整えた。部屋には女子の人数分、布団が丁寧に敷きつめてあった。時計は10時半を少し過ぎている。
 保養所の浴場は地下にある。スリッパを鳴らして薄い絨毯敷きの階段を降りた。
 佐竹比呂子は小柄で色白、耳にはピアス。意外とよく笑う。ふたりの同期のうちのひとりだ。総務でフロア全体の面倒を見ている。よく知らないが、配属当時は残業手当てや出張手当ての承認業務を任されていたらしい。誕生日は冬だったと思うが忘れてしまった。最初の年、夏生まれの私にプレゼントが何もなかったので、最初から同期とのやりとりはない。
 もうひとりは経理にいて、褐色に近い肌で鼻筋の通った彼女は苗字の穂波からナミちゃんと呼ばれていた。タケちゃんとナミちゃんは仲がいい。セミロングの髪をおそろいでソバージュにしたばかりだ。ピアスも、近いうちナミちゃんの耳につくという。
 脱衣所で、タケちゃんは思い切りよく薄手のワンピースを脱ぎ去ると、艶光る髪を手早くヘアバンドでアップにし、陽に焼けていない白いうなじを見せた。
 おかっぱの私は腕時計とネックレスをキュロットのポケットにしまったあと、たたんだ服を籠に並べた。
「タケちゃんて、コンタクトだっけ?」
 メガネを置いて、私は言った。
「うん、ソフト」
 下着をとりながら彼女が答える。
「コンタクトしたまま入ってる?」
「うん。見えないもん」
 当然、といった強い口調は他の意見に隙を与えない。大人数の兄弟をまとめてきた末っ娘の特徴らしい。
 サッシを開けると、彼女は喜び勇んで湯気のたちこめる中へと踏みこんだ。
 熱気と隙間から吹き込む外気が入り混じって体を撫でる。タイル張りの広い洗い場。
「あたしね、こういうのって初めてなんだ」
 高い天井にタケちゃんの声がテンポよく響く。
 なるほど。私は積まれた桶からふたつ取って、彼女の隣の蛇口にしゃがんだ。
「銚子の家は普通のお風呂だったしぃ」
 さし出した桶を受け取って、私の見よう見まねで湯を注ぎながら、言葉を続ける。
「兄弟がいっぱいいるとさ、のんびりしてらんないの」
「寮は?」
「狭い狭い、ウチより狭いの。それに大勢で順番に入るから、おんなじよ」
「ふうん。銭湯とか行かないの」
「ないもん。期待してたのに」
 何度か湯をかぶり、まず顔を洗いはじめた。指の隙間から唇を動かし、
「いっぱい蛇口があって、すごいね」
「そうだね」
 私は笑って、手の中に石鹸を転がした。
「温泉かなあ?」
 タケちゃんが訊いてくる。
 10人は足をのばして入れそうな湯船で、揺れる鏡面は透明な緑色をしていた。
「んー、多分違うよ」
「温泉行ってみたいなあ。来年の社内旅行、どこだろ」
「垣内さんに頼んでみたら?」
 旅行の幹事は総務の垣内さんと、商管1部1課の佐川さん、2課の梨元さん。彼女達は3年先輩の同期トリオで、毎年の計画を任されてきたという。さすがにまだ来年の計画までは立てていないだろう。
 タケちゃんが、今度は泡の塊になったタオルで薄い肩を磨きはじめた。正面の鏡にクリーム状の破片が飛ぶ。
「あたしさあ、社内旅行って組合かどっかで大規模に決めて、社員全体で行くもんだと思ってたわよ」
「うん、そういえばそうだね」
「給料引き落としの積立とかして、海外まで行かなくてもせめて関東からは出るだろうと思ってたのにさ」
「課内金でまかなっちゃってるしね」
「そう、月4千円。商管も同じ?」
「4千円? うん」
 どうやらどの部署でも徴収されていたらしい。課内金は旅行以外に、新入社員を歓迎したり、退職する人に記念品を贈ったりする時つかわれるのだそうだ。
 総務は部課長入れて全6名、商品管理はバイトを除いて総勢30、たったふたつの部署でこれだけいるのだ。フロア全体で行ったら収拾がつかなくなりそうな想像はつく。課によっては小人数すぎて、プランが組めずに食事会で済ませるところもあると聞いた。総務と商管が合同なのは垣内さん達がしめしあわせた結果であって、タケちゃんと私が一緒になったのは偶然だった。
「大企業のくせにさ。こんなとこ入るんじゃなかった」
 彼女にまといつく泡が次の瞬間、傾けた桶の湯とともに音を立てて排水口に押し流されていった。
 ……社内旅行で判断するか。
 まあ、気持ちはわかる。給料も他と比べると安いみたいだし。
 入社早々、「辞める」と言い出したナミちゃんは経理の仕事に忙殺されて、それどころではないらしいけど。
「あたしはねえ、絶対にアヤちゃんより先に辞めるわよ」
 つぶやくようにそう告げて、桶にタオルを残したままで立ち上がる。
 私は正面の濡れた鏡を見ていた。すべらかな背中が、やがて身を沈めた。その無防備さは一見誰とでも気安くつきあっているふうで、職場には好感を持たれている。やはり大家族で身についた性格なんだろうか。人の服装や髪型や化粧と細かいところには口うるさいくせに、無邪気さは鈍感なのか無知なのか。
 私は無言でシャンプーに手をのばした。ファミリーサイズの大きいやつだ。
「あ、別にはっきり決まってるわけじゃないのよ。ただ言ってみただけよ」
 慌てたように声が響き、見ると鏡の中でタケちゃんの頭は奥の方へとゆっくり移動していた。
「うん? 結婚退職ってこと?」
 なにげなく言ったのだが、どうやら的を射たようだ。
「狙ってるけどお、上司には噂でも耳に入れたらヤバイのよ。ボーナス下がっちゃうの。だからここだけの話にしといてね」
「噂でも?」
「そうよ。辞める人間には冷たいんだから。それに社内恋愛なんか、部長に呼び出されて注意されるんだって」
「誰が言ったんだ、そんなこと」
「ホントよお。アヤちゃん何も知らないのねえ」
「ま……ね」
 派手なバタ足が聞こえた。おいおい、もちろん他に私しかいないからだろうなあ。
 そんな感慨はもちろん押し殺し、
「そういえば、式場の予約って半年前からとか言うよね。ずっと極秘でそこまですんの?」
「ううん、1年前でも遅いってよ」
「そ、そんな前から」
 私は驚いたフリをした。バタ足は蛙泳ぎに変わったらしい。一呼吸のあと、慎重に言葉を選ぶ。
「じゃあもう下見とか、してるんだ」
「ううん、でもそろそろ行きたいわね」
「そういうのってさあ」
 タケちゃんに彼氏がいるという噂は聞かない。しかし半分は判明したような流れで、私は納得しながら言葉を継いだ。
「不安じゃない?」
「うん?」
「何年も前に決めちゃうんでしょ」
「ああ、まあねえ」
「婚約しないで式場って予約できんの?」
「できるんじゃないかなあ。婚約してから予約してたら、時間かかりすぎちゃうもん」
「別れたりした場合、破談て言うんだろうか」
「言うでしょ?」
「婚約してなくても」
 湯温に注意しつつ、手探りでカランをシャワーに切り換える。滝のような騒音に混じって、甲高い声がきれぎれに聞こえた。
「そう――そりゃやっぱ――テル側とか――から見たらさ」
「ふうん、なるほど」
「だから別れない――つけて、頑張っ――ためてるのよ」
「彼は貯金あるんだ?」
「――」
 湯を止めた。
「年上?」
 雫を払いながら、振り返る。
「えー、まあね」
 彼女の頬がピンク色に上気していた。
 これではっきりした。……本人は内緒にしておきたかったんだろうけど。
「ゆだるよ、いったん出ないと」
 私は桶をからにして、浴槽へ歩いた。
 入れ代わりに彼女がこっちへやって来る。
 私はタオルでさりげなく前を隠してるけど、気づいてないかもしれない。
 少し冷えた身体に湯はかなり熱かった。縁に坐って、しばらく慣らす。
 タケちゃんの桶が大きな音をたてた。
 やがて水道からほとばしる湯も静まると、私は訊いてみることにした。
「怖いって、思わなかった?」
「えー、何が」
「最初の時。痛いとかさ」
「なんの話?」
 しびれた爪先に、熱いプールの底は波打っていた。指先を手の中に握りこんでじっとする。顔の表面でうぶ毛がチリチリした。
「夜の話」
「ああ」
「私ねえ、寸前までいったんだけど、いきなり怖くなってやめてもらったことあるんだ。タケちゃんが結婚まで考えてるんだったら、その彼氏とはどうなのかなと思ってさ」
「えっ、アヤちゃんも彼氏いたの? 年上?」
 こめかみに彼女の視線を感じた。徐々に自由になる指先で、アミダのように、タイルのメジをなぞる。
「うん、ななつほど。自慢じゃないけど初めての彼氏で……勝手がちょっと分からなくってね」
「なあんだ。全然知らなかった。まさか会社の誰かじゃないよね」
「うん。地下に潜伏してましたから」
 笑い声はふたつ、そこへさらにエコーがかかって私達は急いで口をつぐんだ。
「そっかあ、アヤちゃんはまだなのね」
「そう。未経験」
「妹、いなかったっけ?」
「いるよ。来年看護学校卒業予定。でもこんな話はできないよ」
「うーん」
 ぺちぺち、と手のひらでパッティングしてから、タケちゃんはタオルを持ってやってきた。絞ったタオルはあんまり役目を果たしていない。
 湯はかさを増し、勢いよく外へと落ちていった。
「アレはさ、やっぱり最初は痛いわよ」
 声をひそめてタケちゃんは言った。しかし風呂場で内緒話なんかできやしない。脱衣所に誰かいれば間違いなく耳に入るだろう。
 だけど構わなかった。
「やっぱし痛いか」
「でもね、慣れてくると平気。あ、こんな話、アヤちゃんだからするのよ? ナミちゃんにだって言ってないんだから。内緒よ内緒」
 そりゃ、どうも。
「痛くないってことは、何も感じなくなるわけかな」
「ううん、気持ちいいよ」
「そうなの?」
「うん。終わったあと、抱きしめてくれるとね、ホントもう、幸せ〜って感じだし」
 湯の中にのばした両足の膝が、エメラルドのように輝いてみえる。
 私はメロンゼリーみたいな湯を胸の前でかきわけて、それから集めて首を濡らした。
「あれってさあ、入れちゃったらCなの? 出しちゃったらCなの?」
「えー」
 タケちゃんはすっかり血のめぐりを良くして桃の肌になった顔に、真剣に縦じわを寄せて考えこんだ。
「まあ、分からないならいいんだ」
「中じゃなくて、外に出してもらってるのよね、あたし」
「外に?」
「やっぱり妊娠は怖いじゃない」
「……そういうこともできるのかあ。器用なんだね」
「まあねえ」
「そういうのもCって言うのかな?」
「さあ」
 風呂場は真昼のように明るい。数ヶ月遅く生まれたタケちゃんの、お姉さん気取りでいる真っ赤な表情(かお)を眺めていると、俗称にこだわるのも馬鹿らしくなってきた。
 私達はやがて湯からあがり、その話はそれでおしまいとなった。

 愛想のないコンクリート壁の室内に、ハンガーのぶつかる音だけが響く。空調のモーター音が、天井からかすかに聞こえている。
 夏休みの直前。月末締めの時期だが本心から残業したがる人などいないだろう。しかし思い通りパスできる部署というのもあまりない。
 この時間、更衣室に私と彼女しかいないのがその証みたいなものだった。
『今年の旅行は、温泉だといいね』
 ……今の私に言えるとしたら、その一言だけだ。さっき彼女が入ってきてから、ぐるぐるとそれだけを考えている。
 春に総務の垣内さんが『一身上の都合』で辞めてしまったから、もう商管と合同になることはないだろう。
 なぜ昨年、あんな話になったのか、今ではもう分からない。
 ブラウスにジーンズをはきながらロッカーの扉を調節して鏡に彼女を映すと、こちらには背中を向けていた。ソバージュだった髪は、何度目かのスタイルチェンジでストレートに落ち着いている。
 気づまりこの上ない時間。結局、佐竹比呂子と打ちとけて喋ったのは、あれが最初で最後だった。
 たった5分の辛抱か、と諦めた途端、静寂は簡単に破られた。
「夏休み、アヤちゃんはどっか行くの?」
「あー、うん、家族と海に」
 突然の質問に、かろうじてそう答える。計算高いOLなら同レベルで判断し、優等生ねと一蹴しそうだが、正直な私にとっては正確な答えだ。とり繕いようもない。
 振り向いた時、彼女は既に通路からロッカーの後ろを出入り口の方へ向かうところだった。
「タケちゃんは? 彼氏と?」
 思わず口をついて出た。職場では、浮いた噂のひとつとてない総務の紅一点だ。
「……内緒よ。お先に」
「あ、お疲れ」
 パタン、とドアの閉まる音。
『夏のスケジュール』が内緒なのか。『彼氏』の存在を他に内緒にするのか。
 タケちゃんのポーカーフェイスはいつも完璧だ。
 勝手に後者に受け取って、ほっと私は笑みを浮かべた。
 怒ってなかった。と思う。

   ◆ ◆ ◆

 汗ばんだ衣類をすべて脱いで、タンクトップと半ズボン姿になった。
 自宅の洋間。
「ほら見て、これよ。せっかく綺麗な花が咲いたのに」
 窓の網戸から、母の声が聞こえる。
「あっ……あーあ。まったくしょうがないなあ、チビ。こらチビ? ダメだろっ」
 父の声がだんだん荒くなっていくが、口調に甘さが残っている。チビの返事は聞こえない。
 アサガオの鉢植えを倒されたらしい。
 台所は電気がつけっ放しで、ラジオの音まで聞こえていた。ナイターの野球中継だろうか。コマーシャルか。もしかして食事の用意がまだなんてことはないだろうな。
 入っていくと、妹の紗紀子が椅子に坐っていた。姿を見るのは1ヶ月ぶりぐらいだろう。友達との共同生活と勉強がよほど忙しいとみえる。
「ただい……」
 言いかけて黙った。ラジオだと思ったのは電話中の声だった。
「――だから今度ね、日曜とか。うん」
 横目で私を見る。私は気にしないようにと手を振って、テーブルに視線を移した。
「大丈夫だと思うよ、慣らしてるから。じゃ、今度行くね。よろしく」
 妹が子機を棚の充電機に戻すのを待って、私は短く訊いた。
「おかえり。長谷川くん?」
「ううん、友達。おかえり」
「ただいま。今日から夏休み?」
「先週から。今月いっぱいこっちにいるから。お姉ちゃんは?」
「来週までの9日間。学生には負けるね」
 髪型を変えたらしい。ストレートのセミロングにカールがかかっている。きなりの半袖ジャケットをひっかけて、膝丈のキュロット姿。唇にうっすらとルージュ。
 人が見たら、きっと私の方を妹だと思うだろう。実際よく間違われる。
 つっ立っていると、紗紀子が椅子からガス台の方へと歩きながら、言ってきた。
「ご飯とか、よそれば?」
 ガス台のナベから味噌汁の匂いがただよってくる。
「……」
 洋間の方からは、まだ大声が聞こえている。
(つづく)
(初出:2011年12月)
登録日:2011年12月22日 14時27分
タグ : OL 社員旅行

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