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浅川こうすけ
著者:浅川こうすけ(あさかわこうすけ)
猫が好き。毛がつやつやの黒猫が特に好き。自分で飼ってるわけではなくて人様の猫相手に猫じゃらしを振ったりしています。でも本心では、自分自身が猫じゃらしにじゃれつきたいのです。時間やしがらみを忘れて一心不乱にじゃれつきたいのです。猫じゃらしを振っているのが美しい奥方ならなお嬉しい。――と、こんなことを真顔でいう30代の未婚男子でございます。
小説/現代

されどエンピツ

[読切]
玉木広茂は、テーブル兼用のコタツの上でエンピツ積みをしていた。十一段の偉業を達成したら、立花茜に告白する、と決めたのだ。果たして、迫りくる麺々亭の出前持ちやマグカップ事件を乗り越え、みごと完成することができるだろうか?
 玉木広茂は、眉間に深くしわをよせた。
「うむむ」
 と、腕組みして首までひねる。
 住みなれた1LDKの一室であった。大学に進学してからこっち引っこしていなかったが、故郷で就職が内定したので、来年の三月にはひきはらう予定である。
 玉木は床からマグカップをとりあげ、一口すすった。緊張でかわいた口内に、紅茶がしみとおっていく。
 部屋のどまんなかにテーブル兼用のコタツがあるのに、なぜマグカップを床に置いているのか?
 エンピツ、であった。
 コタツのうえには、エンピツがのっているのである。六角形のオーソドックスな形だ。
 ただ、あるのではない。
 コタツのうえにまず一本よこたわり、その上にまた一本、そのさらに上にもう一本というふうにして、合計で五本、つみかさなっているのである。コタツにマグカップを置こうものなら、衝撃でバランスを崩してしまうおそれがあった。
 玉木はエンピツを両手で保持し、できるだけ空気を動かさないように五段づみに近づけていく。慎重に、慎重に、慎重に。
 置いた。
 しかし、眉間にはまだしわが刻まれていた。
 いままでは、エンピツがゆらいでしまい、怖くて指をはなしきれなかった。「うむむ」のうなり声は、その苦悩からだった。
 玉木は指から力をぬいていった。ゆっくり、ゆっくり、ゆっくり。
 完全に指をはなしてしまっても、六段づみのエンピツがゆらぐことはなかった。
 玉木は満面の笑みで、肩の力をぬいた。床にならべたエンピツへ、視線をうつす。
 いずれよりすぐりのエンピツである。文房具店にあるだけ買いあさり、そのなかから面の平坦なものをセレクトしている。
 玉木は七本目を手にとり、六段づみのエンピツに近づけていった。


 玉木広茂がエンピツづみにチャレンジしたのは、次のような経緯からであった。
 昨夜のことである。
 そろそろ引っこしの準備をするかと、荷物の整理をはじめたのだ。一段落つき、一休みついでにテレビをつけると、
「チャレンジ百万円」
 まるで狙いすましたかのように、その番組がはじまった。
 この「チャレンジ百万円」は、素人がスタジオへ呼ばれ、テレビ局側が用意した課題にチャレンジするという番組だった。局がだしてくる課題は、三段重ね皿回しや五重トランプ城などでかなり難易度が高い。高いが、成功すれば百万円をゲットできるのだった。 昨夜も、玉木はなんとなく番組を見ていた。
 瞠目したのは、CMがあけてからだった。
「な、なんだってえ!」
 思わず身をのりだして叫んでしまった。
 画面内では、髪を七三にしたいかにも中間管理職っぽいおじさんが、エンピツづみをしていたのだ。七段つめれば百万円だった。
 七段。たった七段つむだけで、百万円なのだという。
 玉木がかつて通っていた小学校で、一時、エンピツづみがはやっていた。そのときに樹立した自己最高記録が八段だ。
 七段なら、いける。
 画面内では、おじさんが五段目で失敗して悲鳴をあげていた。
「あ〜あ、オレがでてれば百万円だったのになあ。いや、どうせもらえるなら」
 百万円よりもずっと価値のあるものを、と玉木は夢想した。たとえば同じゼミにいる立花茜とつきあえるようになるとか。そのほうが、ずっと価値があると思える。
 結局、彼女には告白できないままだった。
 いやいや、「結局」などといって、まるで終わってしまったように考えるのは、敗北者の思考だ。
 このとき、まるで天からふってわいたように、玉木の頭脳にあるアイデアがひらめいた。
 そのアイデアとは……。


「ぷはあ」
 玉木は天井にむいて、おおきく息をついた。
 すでに九段までつまれたエンピツは、ちょっとした空気の動きにすら、ゆらめいてしまっている。エンピツを置くために接近するときには、息を完全にとめてしまわなければならなかった。
 玉木はしばらく呼吸をととのえたあと、床からマグカップをとりあげ、紅茶をすすった。
「ぬるい」
 つぶやき、九段の偉業をながめる。あの番組であれば、すでに百万円をいただいているはずだ。しかも、意識しないままに自己新記録だ。よりおおきな目標をもてば、結果はあとからついてくるということか。
 よりおおきな目標。
 それ、すなわち、立花茜に告白すること。
 もし、エンピツを十一段つめれば、立花茜に告白しようと、玉木は決心していた。
 十一段はたしかに厳しいが、不可能でもない。玉木が知る記録のなかで、もっとも高くつみあげた者は十段を達成している。それに一段たすだけでいいのである。
 その十段づみは、写真でしか見たことがなかった。小学校のとき、他校でもエンピツづみがはやっていた。隣町のそのまたむこうの町の海鳴小学校というところで、十段づみに成功した者がいた。写真は先生が記念にとったものだそうで、交流のあった学校すべてに送ったみたいだった。
 その写真に載っていた十段づみに成功した強者は、女の子であった。湖面のような瞳がきれいで、ちょっと太めの唇がチャーミングな女の子。名前も知らないその子の写真を、はたして何回ながめたことか。実際に会ったことは一度もなかったのだが。
 いま思うと、初恋だろう。
 あの彼女よりも、一段おおくつむ。
 かなえられなかった初恋をのりこえ、立花茜に告白するという意味もこめたのだ。
 玉木広茂は十本目のエンピツを手にとった。
 ドアがノックされたのは、次の刹那だ。
 はりつめた空気が細かく振動する。
「なんだよ、もう」
 玉木は居留守を決めこみ、ノックの主があきらめるのを待った。
 待ったが、いっこうにやむ気配がない。だんだんと強くたたいてくるしまつだ。うるさくて集中できないばかりか、へたをすると振動でエンピツが崩れるかもしれない。
「かんべんして」
 玉木は静かにすばやく立ちあがり、ゆっくりと急ぎ足で玄関にむかった。
 ドアをあけると、
「ちわ! 麺々亭です! チャーシューメンをおもちしました。もう、いるんなら、早くでてくれなくちゃ困るんだよね」
 威勢のいいあんちゃんが、おかもちを持ってはいってこようとした。
「ちょちょちょ」
 玉木はなんとか手でおさえ、
「頼んでないよ」
「そりゃそうでしょ。オレも頼まれてないから〜」
 玉木は眉間にしわをよせた。なにいってんだコイツと、目で訴えかけてやる。
「ま、ボランティアだと思って買ってよ〜」
「だから、なんなんだいったい」
「いや〜、となりの302号にラーメン持ってきたんだけど、オーダーまちがえちゃってひとつあまったのね。頼むから買ってよ」
「なんでオレのとこくるんだ」
「となりだし〜」
 あ、まずい、と玉木は思った。このままこの男の顔を見つづけていると、警察の世話になって新聞に載ってしまうことをしてしまうような気がする。
「はやく、帰れ」
 玉木は歯のあいだから声を押しだした。それに対して、出前持ちは、
「いや〜、このまま帰ると親方にゲンコツ食わされるんだよね」
「知るか」
「親方のゲンコツ痛いんだよ」
「オレのゲンコツも痛いぞ」
 出前持ちの愛想笑いが固まった。ここまできてようやく、こちらが怒っていることがわかったらしい。ははは、と愛想笑いを浮かべながら、それじゃあといいながら階段を下りていった。
 玉木は握りこぶしをにぎったまま、部屋へと戻った。いまの自分の顔を鏡で見てみたい気がした。
 このままエンピツづみを続ければ、たいへんなポカをやらかしてしまいそうだと、玉木は直感した。マグカップに紅茶をいれなおし、熱いところを一口すする。
「か〜、しみとおるねえ〜」
 紅茶にどんな成分がはいっているのかはわからないが、いらだちがとれていった。これが幸いし、玉木の心に余裕がうまれ、
「そうそう、ねんのため」
 と、電話機からモジュラーケーブルをぬいた。これでリンガ音に集中を乱されることはなくなった。
 気分を新たにし、十本目を手にとる。
 おおきく息を吸ってから、口を固く閉ざす。ここからは無呼吸運動にはいるのだ。
 両手で保持したエンピツを九段づみに近づけていく。
 エンピツの面と面とが平行になるように、微妙に調節していく。ここでもし、ちょっとでも狂いができてしまうと、いざ置くときに大変なことになってしまうのだ。
 次は、垂直にエンピツを降ろしていく。面と面とが、しっかりホールドするようにだ。前後のどちらかにずれてしまうと、置いたときに重心がかたより、エンピツづみは崩壊してしまう。
 絶好調のときは、面と面とがお互い吸いよせているように感じるときがある。七段目まではそうだったが、十段目ともなるとそんな都合のいいフィーリングはかえってこない。
 玉木は十本目を置いた。
 息苦しいのに気づかぬふりをして、指をことさらゆっくりはなす。
 エンピツづみは、微動さえしなかった。
 十段完成の瞬間であった。


 これで、初恋相手の記録にならんだ。
 いよいよこれから彼女をこえるのだと思うと、玉木の胸にえもいわれぬ想いが去来した。
 マグカップの紅茶をちびりとなめ、
「よっしゃ!」
 と、気合いを呼びこむ。
 いよいよラストとなる十一本目を手にして、いざつもうと呼吸をとめた次の瞬間、
「おきゃああああああああああああ!」
 玉木は跳びあがらんばかりに叫んだ。
 ほんとうに跳びあがらなかったのは驚嘆に値した。
 背面で匍匐前進して、その場を逃れる。
 おしりが熱くてどうにかなりそうだったが、そこは我慢の子。
 コタツからはなれて、玉木はようやっと立ちあがれた。いそいそとズボンをぬぐ。おしりの部分がぬれていて、紅茶のいい香りがしてきた。
 床上を見ると、マグカップがたおれており、そこから紅茶が流れていた。さきほど思わず叫んでしまったのは、これがおしりにふれ、あまりに熱かったからだ。
 マグカップが倒れる音が、みずから発した「よっしゃ!」の声にかき消されてしまっていたためにおきたアクシデントであった。
 玉木は、おそるおそるコタツのうえを見た。もしや、いまのでエンピツが崩れてしまっているのではないかと危惧してだ。
 崩れてはいなかった。
 玉木は安堵のため息をもらした――のもつかの間、
「かんべんしてよ〜」
 と、涙目で天井をあおぐ。
 エンピツはずれていたのだ。
 絶妙のつみかたで、これ以上はないバランスをたもっていたのに、エンピツの位置がずれている。微妙にではあるが、階段状にずれていた。おきゃあああ、という叫び声に押されたためだろうが、それにしても奇跡的な位置配置だった。
「どうやって置くよ?」
 自問しても答えはでず。
「ここまできて」
 がっくりと肩を落とした。
 数分、部屋を無音が支配した。
 玉木が顔をあげたとき、しかしその顔には笑みが浮かんでいた。
「いや、ひとつ、手がある」
 玉木は財布から五円玉をとりだし、あいた穴に紐をとおした。洗面台の鏡にむかい、
「おまえは、エンピツをつめる才能がある。絶対につめる。十一段いける。いけ、やるんだ、やってしまえ」
 と、目の前で、五円玉をふりこのようにゆらす。
「おまえは、つめる。おま、えは」
 だんだんと声がゆっくりになっていく。
「おま、おま、おま、えは。うけ、うけけけけけけけけけけ」
 玉木は五円玉をほうりだし、両手で頭をかきむした。
「うきょおおおおおおお!」
 足音たかく、コタツへと歩いていく。
「矢でも鉄砲でももってこいやあ。オレはやるぞ。やるんだぞ、っとその前に」
 玉木はくるりときびすをかえした。電話機からひっこぬいたいたモジュラーケーブルを元通りにさしこみ、軽やかにボタンをプッシュしていく。二度のコールの後、
「あ、立花。おれおれ、玉木。ちょっと合いたいって思ってさ、うん。いや、そんなことないって、うん、じゃあさ、あそこあそこ、そうそう、あそこ。あそこで待ち合わせ、あと一時間もあればいけるから」
 玉木はいいたいことだけいって、とっとと電話をきった。
「これでコクる準備は万端。あとはつむだけだぜい。さっさと片づけるとしますか」
 玉木は床にあぐらをかき、十一本目のエンピツをかまえた。
「オレは天才だからよ。精神の集中なんかもいらないのさ。うーん、絶好調」
 まるでタバコを灰皿に置くように自然に、ちりほどの慎重ささえ見せず、玉木は十一本目を置いた。
 置いてしまった。
 このままハイな状態であったならば、あるいは成功していたかもしれない。
 部屋中に電話の音が鳴り響いた。
「な、に?」
 玉木の顔面は、蒼白になった。
 酔いがせめて素面にもどるように、音をたててテンションが落ちていった。
「ああ、なんてことをしちまったんだあ」
 両手はエンピツからはなさずに、玉木は深く嘆息した。
 電話の音はまだやりやまず、あせった心をさらにかきまぜてくれる。
 元々、階段状にずれていたのだ。バランスは最悪。このまま指をはなしたら、絶対に崩れるような気がする。
 ひとまず、電話の音だけでもやりすことに決め、我慢の二文字とばかりに、玉木はじっと動かずに耐えた。
 十分にも二十分にも感じた時間だったが、実際は一分もたっていなかっただろう。やっと、電話の音がとまった。
「電話がとまったぞ。どうするんだ?」
 自分にたいして問いかける。
「指をはなすしかないだろ」
 答えたのも自分だ。声がかすれていたのはしかたない。
 さて運試しだ、と覚悟を決めたところで、妙案がひらめいた。
 元々、このやるせない状態になってしまったのは、よっしゃの叫び声でエンピツが階段状になってしまったからだ。声に押されてエンピツがずれてしまったのだ。だったら、ずれたぶんだけ引き戻してやればいい。
 玉木は十一本目から指をはなさず、顔面をエンピツづみに近づけていった。そして、思いっきり、
「すぅ〜」
 息をすった。
 エンピツが髪の毛一本分だけ、手前にずれた。
 もう一回、
「すぅ〜」
 はくのは天井にむかって、
「はあ〜」
 さあ、もう一回、
「すぅ〜」
 手に持つエンピツで、微妙にバランスを調整することもわすれない。
 天井に、
「はあ〜」
 エンピツに、
「すぅ〜」
 期せず、それは深呼吸であった。
 波たった精神は落ち着きをとりもどし、青かった頬も赤みがさしてくる。
 自己暗示のハイテンション時に見せたいつわりの自信ではなく、経験にうらうちされたみずからへの信頼が、瞳の光へと反映されていく。
 エンピツのバランスも元通り――とはいかないまでも、かなり回復した。
「よし、いける」
 玉木はゆっくり指をはなした。


 この世界で、もっともすばらしい芸術品はなにか?
 ミロのヴィーナス?
 モナリザ?
 考える人?
 否。
 いまこのとき完成した、エンピツの十一段づみであった。
 なにやらゆらりゆらりゆれてはいるが、十一段づみ完成だ。
 玉木はおおきく両腕をあげた。
 その両目には涙が光っていた。
 玉木はまぶたをこすると、十一段の偉業を穴があくほど眺めた。前から、横から、うしろから、上から。
 また、涙がでてきた。
 感動にひたって、いい気分でいるところに、またもや電話が鳴り響いた。おそらく、さきほどの人物と同じだろう。とらないものだから、時間をおいてかけてきたのだ。
「もっしも〜し」
 玉木は上機嫌で受話器をとった。
「玉木くんね」
「あ、た、立花さん」
 凛とした立花茜の声に、玉木は落ちつかなげにおたおたした。
 彼女の顔が思い浮かぶ。湖面のような瞳と、ちょっと太めの唇がセクシーだ。
「さっきの、あの変な電話はなんなの?」
「あ、あれはですね。ちょっと、酔っていたというか、なんというかその……」
「そう、どうでもいいけど、もうかけてこないでよね。迷惑だから」
「そ、そんなあ……」
「それじゃあね」
 これから告白しようかというのに、そこまでいかずに終わってしまった。これではなんのために
「十一段つんだのかわからない」
「――え、なんですって?」
 まだ切られていなかったのか、受話器から立花茜の声がした。
「いま、十一段つんだっていわなかった?」
「え、口にだしてた?」
「なにが十一段なのよ。まさか、エンピツじゃあないでしょうね?」
「なんでわかるの」
 電話が切れた。
 突然のことに、玉木は受話器を持ったまま呆然と立っているだけだった。
 かけなおそうかどうしようか考えている時間は、五分にもみたなかっただろう。プッシュボタンに手をかけたときに、ドアがノックされた。
「こんなときに、またラーメン屋か」
 ぐちをこぼしながらドアをあけると、
「こんにちは」
 立花茜が立っていた。
 彼女はずかずかあがりこみ、コタツのうえのエンピツを見るや凍りついた。
「たしかに、十一段だわ」
「あ、あの……」
「わたしが海鳴小学校にかよっていたころ樹立した記録、十段をこえちゃってる。しんじらんない」
「海鳴小学校、十段の記録……」
 玉木のなかで、ある仮説がくみあがった。
 あの名も知らぬ初恋の君は、もしかしたら目の前の立花茜と同一人物なのかもしれない。それをたしかめようと口をひらきかけると、
「十一段つみかさねただなんて尊敬しちゃう。ねえ、これからふたりで十二段に挑戦しない。ライバルがいたほうが、はりあいあるし。ドキドキしちゃうわね」
 電話での対応から手のひらをかえしたように、立花茜はにこにこ顔でそう持ちかけてきた。あまつさえ、手さえにぎってくる。
 彼女が初恋のきみなのかどうかというのは、どうでもよくなってきた。事実はどうあれ、いま、こうして手をにぎりあっているのだ。
「ねえ、いっしょに挑戦しようよ〜」
 玉木の答えは決まっていた。
「お、お願いします」
(了)
(初出:2000年11月)
登録日:2010年06月14日 23時14分

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