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浅川こうすけ
著者:浅川こうすけ(あさかわこうすけ)
猫が好き。毛がつやつやの黒猫が特に好き。自分で飼ってるわけではなくて人様の猫相手に猫じゃらしを振ったりしています。でも本心では、自分自身が猫じゃらしにじゃれつきたいのです。時間やしがらみを忘れて一心不乱にじゃれつきたいのです。猫じゃらしを振っているのが美しい奥方ならなお嬉しい。――と、こんなことを真顔でいう30代の未婚男子でございます。
小説/現代

お風呂でハッスル

[読切]
丸谷はドアノブの鍵を針金を使って簡単に外すと、一人暮らしの女性の部屋に忍び込んだ。冷蔵庫を開けた途端、上に置いてあった調味料が頭に降りかかる。だが、丸谷は余裕でバスルームに向かうのだった。そこで大きな誤算が発生する。浅川節全開で爆笑すること間違いなし!
 丸谷は片膝をついて、ドアノブの鍵穴に針金をさしこんだ。先端が微妙にカーブしているものを二本ともだ。
 錠のはずれる心地よい音がはじけるまで、一分とかからなかった。
 ドア横の白いプレートには、「202号室・須藤早苗」と黒く記されている。一人暮らしの女性の場合、表札をだしていなかったり、男の名前を併記したりする場合があるという。もし、一人暮らしの女性が表札をだしているとすれば、そういう知恵がないためか、無頓着なのか、あるいは強気な性格か。
 丸谷はドアをあけ、見知らぬ部屋に侵入した。
 内側のドアノブ中央には、半円形の突起がついていた。これをまわせば鍵がかかるのは、幼稚園児でも知っている。
 ドアに鍵をかけると丸谷はさっそく物色しはじめたが、衣類やいくつかの書類がでてくるだけで、金目のものは発見できなかった。
 丸谷はキッチンへむかった。狙いは冷蔵庫である。そこが盲点だとみな勘違いしているのか、かなりの確率で収穫があるのだった。
 ひとり暮らし用の小さな冷蔵庫が、キッチンの隅にいた。上にトレイが置かれ、そこにソースやしょうゆやみりん、あとはよく知らない調味料の容器が、仲良く肩をならべて立っている。
 丸谷はしゃがんで、冷蔵室のドアをあけた。
 刹那、その家にはその家のルールがあるということが頭に浮かんだ。
 たとえば、トイレの窓をあけるとき、多少浮かしぎみにしなければならないなどだ。丸谷の部屋のトイレがそうだった。この冷蔵庫も、あけるときは調味料を手でおさせておくというルールがあったのだろう。
 あけた瞬間、冷蔵庫がかたむいた。たぶん、足の調節がうまくできていないのか、床がかたむいているかだろう。
 頭上で音がしたと思ったのは一瞬、丸谷は頭から液体をかぶった。しょうゆやらソースやらがまじった液体が頭皮にひろがり、冷たさと不快感がにじむ。額から流れた液体が、眉毛にあたって角度をかえ、目にはいった。しみる痛みに涙がでた。
 丸谷は手の甲で目をぬぐった。壁にかかった丸い時計に視線をうつす。
 午後三時三十分。
 この部屋の主が帰ってくるまでに、まだ二時間近くある。
 もしこれがはじめての盗みなら、丸谷は盗むだけが精一杯で、とても頭からかぶったしょうゆなど気にしている余裕はなかっただろう。心臓をばっくんばっくんいわしながら、取るものだけとって逃げていたに違いない。
 丸谷は浴室へとむかった。
 回数をこなして自信をつけたいま、奇妙な余裕に首までつかっていた。
 脱衣場の床に衣服をぬぎちらかし、丸谷は浴室のドアへ手をのばした。
 ふと、その手がとまる。
 心臓が一度だけ、おおきく脈打った。
 どこかが変だと感じたが、どこがおかしいのかはっきりわからなかった。
 ふつうのドアだ。上半分はすりガラスになっているが、その真ん中に格子のように枠がはいっている。正面から見ると、長細いガラスが二枚、横に並んでいるように見えるが、実際は一枚だと思われる。それだけだ。変なところはない。ドアノブもしかり。中央に半円形の突起がついている、ごくごく一般的なノブだ。
 丸谷は浴室にはいり、ドアを閉めた。窓からはいる光によって、浴室内がよく見える。
 壁は全面、クリーム色のタイルがはられていた。床には、水色のバスマットがしかれている。部屋の奥にあるバスタブは小さく、だんご虫のように丸まらないと入浴できそうにない。
 丸谷はシャワーを頭からかぶった。しょうゆで汚れた水が流れたのは、まばたき一回するあいだだけだった。
 浴室が使用されたと知ったとき、この部屋の持ち主はどんな気分になるだろうな、と丸谷はいろいろと想像した。空き巣にきてシャワーをあびるという、一種おかしな状況をむしろ楽しんでいた。
 それにしても、シャワーからでるお湯のいきおいが弱い。今年も快晴の日がつづき、雨が降っていない。市をあげて節水体勢にはいっている。地区によっては、一定時間は断水にしてしまうところもあるという。
 そういえば、と丸谷は昔のことをふと思い出した。大学の魔術同好会に在籍していたとき、同好会全員で雨乞いの魔術を試してみたことがある。あのときは、曇りにはなったが雨はふらなかった。
 浴室のすみに、プラスチックの置き台があるのが、視界にはいってきた。そこにシャンプーやリンス、ボディソープなどが置かれている。
 丸谷はそのうちのひとつに手をのばそうとして、ひっこめた。のんびりしている暇はないとばかりに、シャワーもとめる。ボスのいない仕事だからこそ、自分で自分を律していかなければならないのだ。
 丸谷は浴室からでるため、つまりドアをあけるため、ノブをつかんだ。
 世界はこの瞬間に閉じた。


「ウソだろ」
 丸谷は、我知らずつぶやいた。
 冷たい予感が、実感をともなって背中をなめる。
 息苦しさで喉がつまった。
 ノブがまわらなかったのだ。
 鍵がかかっていた。
 鍵がかかっているならはずせばいい、と思うだろうが、問題なのは、
「なんでノブに鍵穴がついてるんだ?」
 丸谷はノブから手をはなして、鍵穴をたしかめるように指先でなでた。たしかに、鍵穴だった。鍵穴以外のなにものでもなかった。
 浴室にはいる前のことを思い出し、丸谷は瞠目した。
 あのとき、ドアへとのばした手がとまった。とめてしまった。どこかがおかしいと感じたからだった。なにがおかしいのか、いまわかった。
 外側のドアノブの中央には、半円形の突起がついていたのだ。
 通常、鍵をあけるための突起は、内側についていなければならない。それが外側についており、逆に鍵穴が内側についている。欠陥だ。このドアは逆なのだ。
 気づくのが遅かった。もっと直感を信じておくべきだった。
 いや、直感云々よりも、むしろみずからの不運を嘆くべきだった。半円形の突起がわずかにまわっており、ドアを閉めたときの振動で完全に鍵をかけてしまったことに。
 その家にはその家のルールがあるということが、また頭に浮かんだ。
 浴室にはいる前には、ドアノブの突起の位置を確認しておかなければならない。
 この部屋のひとつのルールなのだろう。
 考えれば考えるほど、意味もなくはらわたが煮立ってきた。鼻息も荒くなる。耳の奥で血流が聞こえる。
「このできそこないが!」
 丸谷はノブを両手でつかみ、強引に左右にまわした。無駄だと知ると、次は前後にゆすってみる。
 仕事道具があれば、これくらいの鍵一分とかからずにあける自信はあるが、肝心の道具が浴室の外にあっては喜劇でしかない。この世界は冗談でできているのではないかと、丸谷は身もだえしながら考えた。
「いや、待て」
 丸谷は右手の壁を見た。
 顔と同じ高さのところに、窓があった。クレセント錠がついた窓で、ごく一般的なものだ。外からのぞかれないように、すりガラスになっている。換気のための窓で、けしておおきくはないが、脂肪の少ない丸谷の体なら、なんとかくぐれそうだった。丸裸だという問題があるが、どこかで服を盗めばなんとかなるだろう。
 よしやったと、丸谷はクレセント錠をまわし、窓をあけた。
 冗談でできた世界は、まだ閉じていた。
 窓には、スチールでできた格子が均等にはまっていたのだった。
「こうなったら、やってやる。やってやるぞ」
 丸谷は浴室内にあったタオルを手にまき、ドアのガラスをなぐった。一日に一回だけ使える八つ当たりパンチだ。
 にぶい音がして、しかしガラスはわれなかった。思いっきり殴ったつもりでも、やはりどこか手加減しているのだろう。ガラスで手を怪我するのではないかという危惧が、筋肉の瞬発力を抑制しているのだ。
 八つ当たりパンチは一日一回だけだと、医者に忠告をうけている。丸谷はこんどはシャワーのノズルを手にとった。浴槽のなかにはいり、ドアとの距離をとる。シャワーのホースをつかみ、カウボーイの投げ縄よろしく、頭上でノズルをまわしはじめる。
 狙いはドアのガラス。
 手首のスナップをきかし、丸谷はノズルをはなった。
 命中。
 しかし、あたったのは、ガラスの真ん中で縦にはいった格子にであった。
「むっきー!」
 こめかみに青筋を浮きたたせ、丸谷はノズルを乱暴にたぐりよせた。脳内で巡る血液の音は最骨頂にたっしているが、荒々しい鼻息の音にかき消されてしまっていた。
「うりゃ!」
 丸谷はノズルをはなった。
 浴室をよこぎり、ノズルがドアにむかって飛ぶ。
 その軌道を先にのばせば、またもや格子にあたりそうだった。
 丸谷は手に残るホース部に、ひねりをくわえた。
 ノズルの先が曲がって、まんなかの格子をさける。
 ガラスのわれる尖った音が、浴室に響いた。
「よしやった」
 丸谷は快哉を叫んだ。
 あたりどころがよかったのだろう。ガラスはこっぱ微塵に砕け、すべて外側に飛び散っていた。
 丸谷はドアのわくから手をだし、ノブへと手をのばした。中央部にある半円形の突起にふれる。
 まわす。
 まわらなかった。
 丸谷は頭から血のひく音を聞いた。潮がひいていく音を聞いたことがあるなら、思い出してほしい。あれがずっと続いているようなものだ。
 なぜノブがまわらないのか。なんとなく思いあたるふしがあった。
 鍵がかかっていると知り、ノブを強引に前後左右にゆすった。そのために、ノブが壊れてしまったのだろう。そうとしか考えられない。
 丸谷は愕然と肩を落とした。
 あのとき、ノブを壊さなければと後悔しても、時すでに遅し。
「うぐぅ」
 丸谷は唇をへの字にゆがめた。
 数秒。
 静かな時がすぎた。
「ああ、そうかいそうかいそうかもしれないねえ」
 丸谷はわけのわからないことをつぶやきながら、バスタブからでた。シャンプーの容器を手にとり、左手の手のひらにたらす。右手の人差し指を液体につけ、バスマットに星を描いた。
「こうなったらもう、神頼みならぬ、魔術頼みだぜ」
 丸谷は左手を腰にあて、右手は頭のうえでひらいた。この構えは、魔術同好会に伝わる呪文詠唱のポーズであった。恥ずかしいなどといったら、グラウンド二十周だ。魔術同好会は体育会系なのだ。
 丸谷は呪文の詠唱にはいるため、目をとじて意識を集中した。
「パパリポ、パパリポ、ブーン、ブーン、ディスクドリームイリュージョーン」
 大学の魔術同好会で、先輩に教えられたとうりの発音だが、実は意味はまったくわかっていなかったし、聞きたくもなかった。
 呪文を唱え終わると丸谷は、
「ここからでたい」
 と、胸の前で手をくんだ。
 星をふまないように気をつげながら、しばらく待つ。
 待つ。
 待った。
 待ちくたびれた。
 なにもおこらなかった。
「くそう!」
 丸谷はおもむろに窓にとりつき、スチールの格子を両手でつかんだ。
 壁に右足をつけ思い切りひっぱってみる。
 歯の軋みが、耳障りな音をたてた。
 それでもだめだとなれば、今度は両足とも壁につけ、
「うぐぐっぐぐっぐぐぐ」
 と、歯をくいしばり、あらんかぎりの力をふりしぼった。
 目を血走らせ、鼻の穴から湯気をだし、よだれさえとばしながら、ひっぱってひっぱってひっぱった。
 手のひらに、格子の角がくいこむが、まったく意にかいさない。
「ふんは!」
 より力をくわえるために、腰をひねった。
 それがいけなかった。
 シャワーを使ったために、壁は適度にぬれていたのだ。
 足がすべった。
 驚いたついでに、格子から手をはなしてしまった。
 丸谷は、頭から床に落ちた。
 視界が、フェードアウト、して、いく。


 どこかから、モルダウが流れていた。
 チャチな音したモルダウだった。
 携帯電話の着信音だと気づいたのは、おなじフレージが何度もループしていたからだった。
 丸谷は目をさました。
 ばね仕掛けみたいに上半身をおこし、慌てて窓を閉める。だれかにのぞかれて顔を覚えられては、職業上都合が悪い。
 モルダウはまだ流れていた。
 丸谷はドアにとりついた。
 脱衣場の床にぬぎちらかした衣服のなかから、モルダウは聞こえてきていた。携帯電話をバイブにしていなかったことは、空き巣としては大チョンボだが、これは好機だった。だれからかかってきたのかわからないが、ハンズフリーボタンを押せば、離れていても会話できるのだ。助けを求められるかもしれない。
 丸谷は手をのばして、なんとか携帯電話のボタンを押そうとしたが、まったく届かない。バスルームのなかから、ブラシを手にして再度挑戦。ブラシの柄の端をひとさし指と親指だけで持ち、肩がはずれる寸前まで体をのばす。無理な体勢なので、顔は真横をむいてしまいブラシを見ることはできなかった。
「と、どけ」
 ああ、モルダウの調べよ。
 ブラシの先が、衣服にふれた感触がした。前やうしろに移動させるが、電話にふれない。
「くっ」
 あせりのあまり、つい手のふりをおおきくしてしまった。
 もともと、ちゃんと握れていなかったものだから、ブラシが手からすべり落ちてしまった。
「ああ!」
 絶望の叫びに反比例するかのように、携帯電話のモルダウがとまった。
 失意に丸谷はがっくりという音がしそうなほど、大きく肩を落とした。
 おおきくため息をつく。
 苦笑すら浮かんでいた。
 うまくいく気がしていなかったくせに、なにを期待していたのかという自嘲の笑みであった。
 丸谷は親指の爪をかんだ。
 どれくらい気を失っていたのか。
 時計がないのでわからないが、あまりのんびりはしていられない。この部屋の主が帰ってきてしまう。
 腹いせにこの欠陥ドアをとりつけた業者を訴えてやろうかと、丸谷は現実逃避におちいりそうになった。
 完全におちいらなかったのは、足裏に水の冷たさを感じたからだった。しょうゆを洗い流したときの水が、まだ乾ききっていないのだ。
 水。
 そう、この浴室には、水がいくらでもあるのだった。
 しかも、ここは二階。
「よし、これしかない」
 丸谷はシャワーのノズルをひっぱってくると、ガラス枠から外へとたれさげた。ホースの長さはギリギリだった。
 水道の蛇口をひねる。限界までひねる。
 水の跳ねる音が、軽やかに舞った。
 このまま水を出しつづければ、階下へともれていくはずだ。階下の住人は怒ってどなりこんでくる。そこで事情を話し、大家に連絡をとってもらい、鍵を持ってきてもらう。あとは、彼氏だとかなんとかいって口八丁でその場をしのぐ。すべて時間との勝負。この部屋の主が帰ってきてしまっては、空き巣とばれてしまうのだった。
 水ももらさぬ策、というにはほど遠く、むしろ、水をもらす策だった。
 脱衣場の床は、すぐに水びたしになった。
「よし、よし、よしだ」
 水はやがて、床にしみこみ、階下へともれていく――はずだった。
「な、なに?」
 ノズルから放射されていた水が、ゆるゆると頭をたれてきて、そして、とまった。
「しまった! 断水か」
 今年の夏も雨が降らず、海鳴市をあげて節水体勢にはいっている。地区によっては、一定時間は断水にしてしまうところもあるという。この「コーポ夕艶」のある地区もそうだったのだ。
「いや、まだだ!」
 丸谷は失意に下げた頭をあげた。
 目を爛々と輝かせ、不適な笑みを浮かべて。
「水ならまだでる」
 丸谷は跳びあがり、ドアの枠につかまった。狭いその枠に、なんとか半身をつっこむ。おもむろにイチモツをにぎり、照準を床にあわせた。
「水ならまだでる!」
 いままでためていたのか、あるいは魂のなせる技なのか、イチモツからでた小水はまさに瀑布のごとしであった。
 脱衣場の床にできた水たまりが、瀑布によって激しく波打ち、しぶきをあげ、おおきく泡だつ。水たまりが、黄色く染まっていく。
「まだだ、まだだ、まだだすぞ。最後の一滴までしぼりつくす!」
 つい力がはいり、体が前にのめった。丸谷はおっとっととばかりに格子に手をかけた。
 バランスをくずした体をささえるため、格子をつかんだ手に力がはいる。
 きしむ音が耳のすぐ近くでした。
 きしむ音が徐々におおきくなっていく。
 不吉な予感に首筋をなでられた。
 しかし、いまの体勢を崩した状態では、格子から手をはなすことができなかった。
「こ、これは、まさか!」
 丸谷が叫び終わると同時に、格子の接続部がはじけとんだ。
 いや、もともと溶接もなにもされておらず、はめこんでいただけだったに違いない。取り外し自由でないと、ガラスを取りつけることができないではないか。
 しかも、シャワーのノズルによる一撃が、すでに加わっていた。あのときに多少ずれており、いま体重をかけたことによって、格子は完全に外れてしまったのだった。
「う、わ!」
 いままで格子をつかんでバランスをとっていた丸谷は、あっけにとられた顔で前のめりに落下していく。
 風呂場のなかへではなく、脱衣場のほうへ。
 脱出できたのだ。
 やけになって行った魔術は、一応成功したことになる。
 だが、脱衣場の床は黄色い水たまりであった。
「うぎゃあああああああああ!」
 脱衣場に、丸谷の断末魔が響く。
 四方に飛びちった黄色い水しぶきが、光を反射して黄金色に輝いた。
(了)
(初出:2000年08月)
登録日:2010年06月14日 23時13分
タグ : お風呂

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