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キラーメガネ
著者:キラーメガネ(きらーめがね)
1976年生。愛知県在住。かつては大手SNSサイトにて短編小説を公表。第7回星の砂賞・超短編部門にて『灰色の告白』で審査員特別賞。Pixiv×講談社BOX-AiR&ITANショートストーリー大賞では『極・人生ゲーム』にて大賞受賞。騒人ではユーモア短編集である『笑撃波シリーズ』をメインに発表している。また初のホラー短編集である『お呪い申し上げます』もマイカ出版より発売中。
小説/現代
【電子書籍】キラーメガネのユーモア短編集 笑撃波 破顔一笑編
爆笑間違いなし! SNSで小説を発表し人気を博したキラーメガネ氏のユーモア短編集第四弾。お勧めは、欲しいものを問われ嫁とハンバーグと言うと神様は二つを混ぜてしまった「みちこ>ハンバーグ」。妻が入院し家事をするが、ろくにできないことが判明する「自宅警備員」。最初と最後の文字さえあっていれば読めてしまうものだが淫語を適当な文字に置き換えた「学術的研究」。大御所芸能人が務めるお昼のトークショーに出演が決まり、司会のノモさんからバトンを渡される桐生の決意「笑ってグッジョブ」など、今回も遊び心にあふれた作品でいっぱいです。電車の中で読んで笑い声を上げ、変な目で見られても責任持ちませんのでご注意を……

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立ち読み

キラーメガネのユーモア短編集 笑撃波 破顔一笑編


 みちこ>ハンバーグ

 ある夜。俺の枕元に神様が現れた。
「隆明(たかあき)よ。もうすぐ三十歳になるというのに童貞の隆明よ。不憫なお前に神からのプレゼントを授けよう。欲しいものを言うと良い」
「美人でスタイル抜群で貞淑な嫁!」
 俺は即答していた。すると神は、うむうむと頷いた。
「あともう一つおまけにプレゼントじゃ。お前の好きな食べ物は何じゃ?」
「ハンバーグ!」
 またも俺は即答していた。俺は子供の頃からハンバーグが大好きだった。
「よかろう」
 そう言って神は消えた。

 翌朝。俺の布団の隣に女が正座していた。
「美智子(みちこ)とお呼び下さいませ」
 そう名乗った女性は、長い黒髪に整った顔立ち。体型もモデルさながらでまさしく俺の理想の女性だった。
「そ、それで美智子さんはどうして此処に?」
 女性は頬を赤らめた後、にっこり笑った。
「勿論、隆明様と添い遂げる為でございます」
 自己紹介したり、他愛もない会話をした後、出前を取って空腹を満たすと、いつの間にか夜になっていた。
 今、俺の隣数十センチのところで眠る美智子の寝顔を見て思う。
 マジで? こんな綺麗な人が俺の嫁? ちょ、マジ神すげー! 俺、もうこれから毎日、神様に感謝します!!

 しかし翌日。美智子は忽然と俺の部屋から姿を消していた。
 あれは一夜限りのことだったのか、それともただの幻覚だったのだろうか。そんなことを考えていると、テーブルの辺りから声がした。
「隆明様。おはようございます」
 しかし、美智子の姿はない。その代わりにテーブルの上には何故かハンバーグが置かれていた。鉄板の上でジュージューと音を立てるレストランなどで出てくる本格的なハンバーグだ。
「美智子です」
 またもハンバーグから声がした。
「いや、ハンバーグだろ」
「美智子です。驚かせてすいません。言っておりませんでしたが、私は各日おきにハンバーグになってしまうのです」
「なんで!?」
「わかりません。しかし私はこの世に生を受けて以来、こんな仕様なのです」
 何故だ、一体どうしてだ。どうして美智子は一日おきにハンバーグになってしまうのだ。
 その時。俺の脳裏に神の言葉が思い出された。あいつは確かあの時、俺に好きな食べ物を聞いた。そして俺はハンバーグと答えた。
 俺はワナワナと震えながら叫んだ。
「野郎! 混ぜやがった!! 好きなもの、混ぜやがったァ、畜生!!」
 そう言えば、昨日の普通の美智子もどことなくハンバーグの匂いがするとは思っていた。
 それにしても神は、あいつは馬鹿なのか? 確かに俺は美女も好きだし、ハンバーグも好きだ。だからって混ぜる? ねェ、普通、混ぜる? ねェ?
 丸くて茶色い物体は、しとやかに言う。
「この状態の私は『みちこハンバーグ』とお呼び下さい」
「みちこ……ハンバーグ」
 不条理すぎると思った。どうして愛する女性がハンバーグになっているのだ。ハンバーグをどうやって愛せば良いというのだ。いや、それにしても、なんて美味しそうなハンバーグなんだろう。鉄板の上でジュージューと音を立てている。
「!! っていうかジュージューいってるよ!? 美智子、焼けてるよ!? 大丈夫!?」
「これは演出上の問題なので大丈夫です。特に熱くはありません」
「そうか。なら良いんだ。いや全然良くはないんだが」
 不意にみちこハンバーグが言った。
「もしよろしければお召し上がりください。愛する方に食べられるのは、至上の喜びでございます」
「いやでも召し上がったら美智子はどうなるんだよ?」
「それは勿論消えてしまいますが、お召し上がりください」
「じゃあ、お召し上がらねェよ!! いやだよ、そんなの!!」
 そうは言ったものの、みちこハンバーグの匂いはまるで魔力を宿しているかのように俺の理性を奪った。
「ソース舐めるだけなら良いかな?」
 俺はみちこハンバーグの上にかかっているデミグラスソースらしきものを舐めてみた。
「あ、いやん」
 舐めた瞬間、みちこハンバーグから艶やかな声がした。みちこハンバーグの上にかかったデミグラスソースは非常に美味で、あっという間に俺はソースを舐めてしまう。そして、その勢いで、ついハンバーグの肉の部分に囓(かじ)りつきそうになる……。
「い、いかん! 駄目だ!」
 俺は理性を総動員して自制したのだった。

 次の日。俺の布団の隣には、つるつる頭の美智子がいた。
「美智子がハゲたァ!!」
 俺が飛び起きると、美智子は冷静に言う。
「きっと昨日、『みちこソース』を舐められたからだと思います。だから髪の毛が無くなったんだと思います」
「ソースが髪の毛だったの!? あと上にかかってたソース、『みちこソース』って言うんだ!? と、とにかくごめんよ、美智子!」
「私は大丈夫ですが、このような頭になってしまった私はそれでも隆明様の伴侶で宜しいのでしょうか」
「いいよ。俺が悪いんだから」
「何とお優しい……。あ、それから髪の毛はそこらへんのスーパーで売っているデミグラスソースをかければきっと元に戻ると思います」
 結構適当なんだな、と思ったが、とにかくそれで美智子の髪が元に戻るなら素晴らしいことだと考え直した。
 俺は大きなスーパーに出向き、一番高級なデミグラスソースをチョイスし、翌日、みちこハンバーグにそれをかけた。

 すると次の日。美智子には毛が生えていた。ギャルみたく盛り髪になってしまったが、こんな美智子も悪くはなかった。

 更に翌日。
 今日は『みちこハンバーグ』の日だった。
 テーブルに鎮座したハンバーグと会話しつつ、俺は欲望と戦っていた。
 遂に辛抱たまらず俺は美智子に打ち明けた。
「美智子。俺は一体どうすれば良いんだ。美智子は俺の嫁だ。ずっと一緒にいたい。でも俺の中の悪魔が囁(ささや)くんだ。食べちゃえよ、って」
「私は美智子であり、またハンバーグでもあります。ハンバーグとしての私にとって食べられることは最高の喜び。どうぞ遠慮無くお召し上がりを」
 美智子は毅然と言い放った。
 そうか、そうか。そうまで言うなら……。
 俺はフォークを握る。そして『みちこハンバーグ』に突き立てようとして、フォークを床に落としてしまう。
「どうしたのですか。隆明様?」
 俺は泣いていた。みちこハンバーグはそんな俺を心配そうな目で見ていた。いやハンバーグなので目はないのだが、どことなくそんな気がしたということだ。
「一瞬でも愛する人を食べようなんて思った自分が憎くて。そして欲望に負けそうになった自分が情けなくて」
 俺はハンバーグに土下座して詫びた。
「隆明様の決意は分かりました。しかし食べたくなったら本当に食べてください。隆明様が苦しまれるのを見たくはありません」
「もう言うな。美智子、俺は何があってもお前を食べない。だからずっと一緒にいてくれ」
 そして。しばらくの間、美智子との幸せな時が流れた。いつしか俺にとって美智子と一緒にいるのが日常になりつつあった。
 そんなある日。サッカーワールドカップが始まったのだった。
 俺は、みちこハンバーグと一緒にビールを飲みながらテレビを観る。
「日本、勝つと良いですね」
「ああ。何とかしてブラジルに勝って欲しいもんだ」
 後半の時点で一対一。王者相手に日本は善戦していた。
 俺は気合いを入れて応援する。
「いっけえぇぇぇ! モグモグ そこだぁぁぁ!! モグモグ」
 日本のストライカーが値千金のゴールを決める。
「よっしゃあああ! モグモグ 日本勝ったァァァ!! モグモグ やったぞ、美智子ォ!!」
 美智子の返事はなかった。
 ふと気付くと、テーブルの上のみちこハンバーグはきれいに完食されていた。
「美智子ォォォォォ!!」
 俺は叫んだ。
 何ということだ。信じられない。サッカーに興奮するあまり、俺は知らぬ間に嫁を食べてしまっていたのだ。
 涙が両頬を伝う。自分の愚かさと、愛する人を失った悲しみが俺の心を支配した。
『愛する方に食べられるのは至上の喜びでございます』
 生前の美智子の言葉が浮かぶ。
 そうか。これで良かったんだ。美智子は俺の腹の中で消化され、いずれ血となり肉となり、俺の中で永遠に生き続けるのだ。
「って、そんなのやっぱり納得いかねぇ!!」
 知らない間に嫁さん食べちゃってましたテヘッ、とかそんなんありえねぇだろ!
 時間を戻すのだ。世界に逆らうのだ。運命を覆すのだ。
 俺は右手の指を力一杯、喉の奥に突っ込んだ。
 リバース!!
 やがて、食べたばかりのみちこハンバーグが吐き出される。
 まだだ。一欠片残らず吐き出すのだ。俺は胃の中を空っぽにするまで吐き続ける。
 そしてかき集める吐瀉物。だが、このままでは駄目だ。このまま放置すれば、
「たかあきいいさまああ、もどりましたあああ、ぐげげげ」
 ぐちゃぐちゃの肉塊と化した美智子が翌日俺の元に這いずって来るという、ホラーな展開が待っているに違いない。
 俺は吐き出したものを両手でこねる。
 そしてフライパンで焼く。
 今まで各日おきに見てきた『みちこハンバーグ』の色、艶、形を俺は覚えている。敢(あ)えて思いだそうとしなくとも、愛する嫁の姿を俺は覚えているのだ。
 出来た。完成だ。おっと上からデミグラスソースをかけなくては、ハゲてしまうよね!
「よし、元通りだ! 美智子! 返事してくれ!」
 完全に復元した筈のハンバーグからは声は聞こえなかった。
 やはり駄目だったのか。
 絶望感と徒労感が同時に訪れる。
 しばらくして俺は号泣した。

 翌日。目を覚ますと、俺の隣には普段と寸分変わらぬ美智子がいた。
「美智子!!」
「隆明様!!」
 俺と美智子は抱擁した。そしてお互い泣き合った。
「私、私! やっぱり隆明様と一緒が良いです! 食べられるのは確かにハンバーグとしては幸せ! でも隆明様と一緒に生活が出来なくなるのは嫌です!」
 それは美智子の本音だった。ハンバーグとしての使命を放棄したともいえる心の叫びだった。
 今度こそ俺は魂に刻んだ。
 もう何があっても俺は、絶対に、みちこハンバーグを食べない。
 そう。ちょっとゲロくさいけど大好きな美智子といつまでも一緒にいる為に。
(続きは電子書籍で!)
登録日:2014年02月11日 20時58分
タグ : コメディ 笑撃波

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