騒人 TOP > 小説 > 現代 > 園生に咲く花(3)
北見遼
著者:北見遼(きたみりょう)
夢と現をさまよいながら、文章を連ねるさすらいの文字使い。信州産、現在は神奈川で培養中のもやしっ子。活字と美術と歴史をこよなく愛する。治したいのは積読本をためる癖。
小説/現代

園生に咲く花(3)

[連載 | 完結済 | 全7話] 目次へ
志望していた大学は全滅だったが、受けることにした女子大は安全圏だった。七樹が意味深な視線を投げかけてくるが、知ったこっちゃない。受験のため荷物の確認をしていたところ、事件が起こる!
  3

 久々に文芸部の部室を訪れたのは、それから一週間後のことだった。しばらくご無沙汰していたのは、勉強に不向きなこの異空間に足を踏み入れると、学習意欲が一気に萎えるからだ。だが試験前日になって、私は受験票の入ったファイルを部室に忘れてきたことに気づいた。これでは入試どころではない。仕方なく私は魔境への扉を開いた――。
「おう、小紅。久しぶりだな」
 ドアを開けると、スナック菓子を頬張りながら、だらしなくソファに寝そべっている七樹の姿があった。
「……あんたは相変わらずだね。三年生とは思えない緩みっぷりだ。他の受験生に見られたら絞め殺されるぞ」
「ひがむなよ。みっともない」
 だらけきった男にだけは言われたくない。
「私はあんたと違って受験生なんだから、苛つきもするさ」
「受験生ねえ。試験前日まで受験票の存在すら忘れてるような緩みっぷりでもなあ」
「何でそれを……っ」
 馬鹿にされるとわかっていたから、できるだけ七樹には知られたくなかったのに。しかし、七樹の指には私の受験票がしっかりと挟まれていた。
「返せ!」
 恥ずかしさと悔しさで、むきになって取り返そうとしたが、七樹は受験票をさっと後ろに引っ込める。何を子供じみたことをしているのだ、こいつは。
「なあ小紅。本当に受けるつもりか?」
「当然だ。今日は夕方に電車に乗って、受験会場の近くに泊まるんだから。もう宿も予約してるし、いまさら受けないわけにいくか」
 ここから会場まで四時間程度だが、試験開始が午前なので、遅れないよう当地に一泊するのだ。だから本当はこんなところで時間を浪費している場合ではない。しかし、七樹はなおもしつこく食いついてきた。
「確かにここなら受かるだろうさ。でも本当に入学するつもりなのか? 女子大だぞ、女子大。おまえ、女友達いないだろ。そんなんで、ちゃんとやっていけるのか?」
「そのうち慣れるよ」
「高校三年間で慣れなかったのに?」
 私は言葉に詰まった。いつもながら、七樹は痛いところを突いてくる。確かに私の性格は、女の園には不向きだろう。そんなことは自分が一番知っている。この三年間で、最後まで打ち解けられる女友達ができなかった人間なのだから。だが、四六時中「女らしくない」だの「おしとやかになれ」だのと連呼されれば逆に反発したくなるというものだ。
 バカ七樹。誰のせいだと思ってるんだ。あんたがお経みたいに唱え続けるから、私にだってできると思ってしまうじゃないか。あんた好みに美化された女神のように、私も――。
 私は唇を噛みしめて七樹をにらみつけた。七樹は私の視線を正面から受け止め、黙ったまま見つめ返してくる。その瞳がいつもと違って真剣な色を帯びている。
 なぜ。どうしてそんな目を向けてくるんだ。無性に居心地が悪くて、私は視線をそらす。すると、そこへもう一人の常連が部室に入ってきた。
「た、隆也……どうしたんだ?」
 私と七樹は同時に声を上げた。ヒモ少年の唯一の取り柄である顔が、驚くほど憔悴していたのだ。
「いえ、別に……」
 答える声にも生気がない。明らかに変だ。
「何だ、女にでもふられたのか」
 七樹は多分、半ば以上冗談のつもりで言ったのだろう。これまで女をふったことはあっても、ふられたことのない隆也をからかうつもりで。だが、意外にも隆也はその言葉に、びくりと肩を震わした。
「……え? まじ?」
 逆に戸惑う七樹を恨めしげににらみつけ、隆也は大きく息を吐き出した。
「子供ができたから別れようと言われたんです」
 その答えに私の頭は一瞬、真っ白になった。そして衝撃は遅れてやってきた。
「ええっ!? こ、子供ってまさか……!」
「いや、ちょっと待て。普通、子供ができたら責任を取れとか金を出せとか言うもんだろ。いきなり別れ話ってことは、もしや相手は隆也じゃなくて――」
「そうですよ。僕は春美さんの子供の父親ではありえません」
 七樹の言葉を引き取った隆也の台詞に、私は少々安堵した。七樹のお相手ということは、その春美さんとやらは年上のOLのはずだ。まだ高校生で、生活力皆無の隆也では責任を取るすべがない。人違いであるに越したことはないのだ。だが七樹は、私とは別の角度から物事を捉えていたらしい。
「なるほど。それでおまえ、ショックを受けたんだな。二股かけられた挙げ句、捨てられたんだもんな」
 あっと私は思わず声を上げそうになった。そうか、隆也と付き合いながら別の誰かとの間に子供ができたのだとしたら、そういうことになる。当たり前の結論だ。
「隆也、本当にあんたじゃないの?」
「違いますね。だって僕は春美さんに指一本触れていないんですから」
 その台詞には大いに異論があった。
「嘘だ! あんたが女に手を出さないはずがない!」
「人を変態みたいに言うのはやめてください。それだけ付き合いがまだ浅いということです。だから二股だの何だのという憶測は無意味です」
 隆也はそっけなく言うが、少々苦しい言い訳にも聞こえた。それは七樹も同感だったらしい。
「まあそれでも、百戦錬磨の隆也君もショックは隠しきれなかったわけだな。結局、相手は別の男を選んだんだから。だが、それにしても別れようってことは、その春美さんはもしかして産むつもりなのか?」
 すると、隆也は半ば投げやりな口調で答えた。
「ええ、そういうことでしょうね。私似のかわいい女の子よ、と言ってましたから」
「え? もう性別がわかるの?」
「んなわけねえだろ。性別までわかる頃には相当腹がでかくなってるよ。だいたい、生まれる前から自分に似てるかどうかなんて、わかるわけないだろ」
 七樹の言葉に、隆也が憮然と口を挟む。
「春美さんはかわいいですよ」
「ふられた女を誉めてりゃ世話ないな」
「ふられたわけではありません」
 どうにも不毛な会話だ。にわかに頭痛を覚え、私は早く部室から撤退することに決めた。
「まあとにかく、気を落とさずに頑張りな」
「小紅さんも。明日の試験が最後のチャンスなんでしょう。現役合格の夢をあきらめないでくださいね」
 どこまでも嫌味な物言いをする奴だ。この性格に愛想を尽かされたのではないかと私は思ったが、口には出さなかった。失恋男の八つ当たりの標的にされてはかなわない。


 帰り道、私はいつもより歩調を緩めて、冬景色をゆっくり眺めながら家に向かった。葉を落とした木立ち、農閑期の黒々とした田園風景。道端の、陽の差さない土には昼間でも霜柱が残っている。
 十八年間、あまりに見慣れた眺め。それでも今は、できるだけこの景色を目に焼きつけておこうと思った。もしかしたら来年の冬にはこの土地にいないかもしれないのだから。
 もちろん、それは大学に受かってからの話だが、実を言えば、そのことについてはさほど心配していない。志望していた大学はことごとくだめだったが、今回受ける女子大はレベルからいっても間違いなく安全圏なのだ。過去問題を見る限りでは、恐らく失敗することはないだろう。そう思うからこそ、心のどこかに余裕がある。だから感傷めいた気分になって、つい「見収め」の冬景色や街並を写真に残そうなどと考えてしまったのだ。
 私はポケットからスマートフォンを取り出して、閑散とした田舎の冬を次々とカメラに収めていった。せっかくだからと、どうでもいいものまでパシャパシャ撮りまくる。毎週、週刊誌を立ち読みしに通いつめたコンビニ。雨の日には行列ができる、一時間に一本しか通らないバスの停留所。雪が降れば、必ず通行人を餌食にする急な坂道……。
 途中ですれ違った、着物姿の女性もついでに記録した。もちろん、その人が被写体向きな美人だったからということもある。だが、育った環境の影響なのか、こんな私でも着物を見かけるとつい反応してしまうのだ。
 薄藍の、雪模様の散った柄は、この時節にぴったりだ。なかなかにセンスの良い和服美人は、大きな風呂敷包みを抱えながら、見事な裾さばきで通り過ぎてゆく。
 葛城家の娘でありながら着物を着るのが苦手な私は、感心しながらその背を見送った。
 そうして家の正門にたどり着くと、私はまた着物姿の女性たちと出くわした。
「あら小紅ちゃん、今お帰り?」
「外はずいぶん寒いわねえ。受験生なんだから、体に気をつけなくちゃだめよ」
「本当よ、もっと厚いコート着なくちゃ! インフルエンザの予防接種は受けたの?」
 そう言いながら一気に詰め寄ってきたのは、母のお弟子さんたちである。何かとやかましいオバチャン連なので、できるだけ遭遇しないようにいつもは裏口から出入りしているのだが、今日はつい正面から入ってしまったのが失敗だった。そして、次にそのうちの一人が口にした台詞に、私はぎくりとした。
「そういえば明日、受験でしょう? 小百合ちゃんと同じ大学を受けるって聞いたわよ」
「まあー、さすがねえ。小紅ちゃんも卒業すればきっと小百合ちゃんみたいな大和撫子になるんだわねえ」
 たかが女子大を出たくらいで大和撫子になってたまるか。そう突っ込みたいのをこらえ、拳を強く握りしめながら私は早々にその場を去ることにした。
「明日の支度がありますので、それでは」
 それだけ言うと、くるりと踵を返す。オバチャンたちのざわめきと胡散臭い視線が背中に感じられるが、構ってなどいられるか。
 愛想も愛嬌も、欠片すらないのは百も承知。だが、こんな時までいちいち姉を持ち出されるのは実に不愉快だった。世間一般的に言っても、自分が落ちこぼれていることを充分自覚しているからこそ、いっそう。


 自室の真ん中で、私は膨らんだボストンバッグの前で、もう一度指差し確認をした。
「切符よーし。宿泊券よーし。財布よーし。あ、あと鉛筆よーし」
「……何だか頼りない点検ね」
 くすくす、と背後から可愛らしい笑い声が上がる。はっと振り返ると、姉が愉快げな目つきで戸口から私を眺めていた。
「のぞき見とはずいぶん趣味が悪いんじゃないの」
「ごめんね、本当はすぐに声をかけようと思ったんだけど、取り込み中みたいだったから」
 困ったようにはにかむ姉の顔は、とても子持ちの人妻とは思えない。恐ろしいことに、いまだに高校の制服を着せても違和感のない人なのだ。
 しかし今は和服姿の人妻モードになっている。どうやら今日の和裁教室では、姉も講師を務めていたようだ。しかし、なぜか年甲斐もなく赤い着物なんぞ着ているせいで、下手をすれば私よりも年下に見えてしまう。そんな自然の法則を無視した童顔を近づけて、姉はおずおずと訊ねてきた。
「お守り持った? 合格鉛筆は? コアラのマーチとキットカットも入れた?」
「何でそんなに縁起物に頼らなくちゃいけないんだよ!」
「だってセンター試験、あんまり出来が良くなかったんでしょう? それなら、せめてもの慰めで」
 慰めかよ! と、思わず突っ込みたいのを私はぐっとこらえた。姉に悪気がないことは充分わかってはいるのだ。その姉の視線が、ふと机の上に注がれた。
「あら小紅ちゃん、大事なもの忘れてるわよ」
「え?」
「ほら、これ。必要でしょう?」
 姉の手には、見覚えのありすぎる紙切れがあった。このためにわざわざ部室まで取りに行ったはずの、受験票が。
「わわわ、一番最初に入れたはずなのに!」
 いったい何のための指差し確認だったのか。これがなければ試験会場にすら入れてもらえないというのに!
 すると、受験票を眺めていた姉は何やら思案げな表情を浮かべて、こう訊いてきた。
「ねえ、小紅ちゃん。本当に女子大を受けるつもりなの?」
「これから受験に向かう今になって、何を言い出すんだよ」
「でも、もし決まったら、七樹君と離れ離れになっちゃうじゃない。何でもできる七樹君でも、さすがに女子大の入学はできないわよ」
「なっ、何で七樹が……」
 思わずどもってしまった。いったい、今の会話の流れで、どうしていきなり七樹の名前が出てくるんだ?
 だが私の異議に対し、姉はさらりと答えた。
「だって、あなたの他の志望校、全部七樹君と一緒だったでしょう?」
 要するに、七樹は自分の志望校を姉にべらべらと話していたということか。まったく、油断も隙もない男だ。いつの間に、人妻とそんな会話を交わしていたのだろうか。
「……どのみち関係ないよ。七樹の奴、インドに留学するっていうし」
 吐き捨てるようにそう告げると、姉は目を丸くさせて驚いた。恐らく初耳だったのだろう。七樹め、インド行きの話は姉にまで黙っていたのか。しかし姉は驚くどころか、あっさりとのたまった。
「なら、小紅ちゃんもインドに行けばいいわ」
「何、勝手なこと言ってるんだよ!?」
 だが、私の抗議も姉の耳をきれいにすり抜けてしまったようだ。そして姉はいきなり私の両肩をぐっとつかみ、真剣な眼差しでのぞき込んできた。
「逃げちゃだめよ、絶対に。大事なことから目を背けちゃだめ」
 普段ふわふわした笑みばかり浮かべている姉が、こうも真摯な顔を持ち合わせていたのかと、私は驚きのあまり返す言葉もなかった。すると姉は、続けて予想外なことを口にした。
「あたしは一度も逃げたことなんてなかったわ。あのね、実はプロポーズしたの、あたしの方からだったのよ」
「ええ!?」
 それは初耳だ。そういえば二人のなれそめは、詳しく聞いたことがなかった気がする。
「まーくんって、昔からとっても人気があったのよ。現に、あたしが告白した時も、彼女がいるからってふられちゃったしね」
「えええっ!?」
 もはや衝撃の連続だ。顎を落としている暇もない。あの優男の標本みたいな男に、誰もが憧憬の眼差しを向けるこの姉がふられたというのか。
「それでもあたし、あきらめなかったわ。断られても何度も何度も想いをぶつけたの。押して押して押しまくって、結局押しきられたみたいね、まーくんってば」
 ……それは押し倒した、の間違いではないだろうか。事実、姉夫婦は祖父を卒倒させた「できちゃった婚」なのだから。とはいえ、今では人もうらやむ仲良し夫婦なので、なるようにしてなった縁ということなのだろう。
 予想もつかない言葉に混乱していた私に、姉はまたさっきの話を蒸し返してきた。
「ね、小紅ちゃん。インドは東京よりも遠いわよ。一度離れたら捕まえるのも大変よう」
「だ、だから行かないってば!」
 しかし姉は私の否定など聞こえていないように、さらりと流した。
「じゃ、そろそろ行きましょ。乗り遅れたら大変だものね」
 そう宣言して、姉は車のキーを指で回してみせる。これから受験生の宿へ向かうのに、駅まで姉が送ってくれる手はずになっているのだ。しかし。
「って、その格好で駅まで行くつもり!?」
 真っ赤な着物姿で車を運転する気なのか、この人は。しかしそんなことなどまったく気にせず、姉は半ば強引に私の背中をぐいぐい押し、地下駐車場へと追いやってしまった。
 姉の愛車は、やたら目立つピンクのワゴンである。もともとあるカラーなのか、それとも塗装させたのかは知らない。初めは同乗するのも死ぬほど恥ずかしかったが、今では近所ですっかり有名になってしまい、今さら拒む気にもならない。慣れとは恐ろしいものである。
「そんなに慌てなくっても、まだ電車まで時間あるってば」
 私の荷物をいそいそと後部座席に放り込む姉に文句を言ったが、聞き入れてはもらえない。そもそも人の話を聞かない女なのだ、姉という人間は。それにしても今日の行動はいつにも増しておかしい。というか怪しい。さらに言いつのろうと口を開きかけたその時。
「小百合!」
 血相を変えて地下駐車場に飛び込んできたのは、何と優夫さんだった。その表情からただならぬ事態であることがわかった。
「どうしたの、まーくん。顔色が悪いわよ」
 驚いた姉の質問にも答えず、優夫さんは勢い込んで問いただしてきた。
「小百合、海は? 海は一緒じゃないのか!?」
「ここにはいないわ……何があったの?」
 妻の言葉に肩を落とし、いっそう蒼ざめた顔で優夫さんの告げた一語は、その場の空気を凍らせた。
「海が、いなくなった」
(つづく)
(初出:2016年04月24日)
登録日:2016年04月24日 19時32分
タグ : 受験 誘拐

Facebook Comments

北見遼の記事 - 新着情報

  • 園生に咲く花(7) 北見遼 (2016年08月13日 12時42分)
    事件が一段落つき、夜も明けようというころで気が付いた。「今日は受験日だった!」 焦る小紅をよそに姉の小百合は涼しい顔で飛ばしていた高速を降りる。そんなときが来た小紅の晴れやかな笑顔がまぶしい。園生に咲く花、最終章!(小説現代
  • 園生に咲く花(6) 北見遼 (2016年05月31日 14時28分)
    「見つけたわ!」深夜の高速道路を爆走するピンク色のワゴン車。誘拐犯の車を見つけた一行はカーチェイスの末、ついに犯人を追い詰める。重苦しい現場で露わになるそれぞれの想い。(小説現代
  • 園生に咲く花(5) 北見遼 (2016年05月12日 14時06分)
    誘拐犯と思わしき晴美――姉の旦那がかつてつき合っていた女性のアパートに雪崩れ込むがすでに空っぽだった。取り乱す姉に愕然とする小紅だったが、事態はそれどころではない。(小説現代

小説/現代の記事 - 新着情報

  • 園生に咲く花(7) 北見遼 (2016年08月13日 12時42分)
    事件が一段落つき、夜も明けようというころで気が付いた。「今日は受験日だった!」 焦る小紅をよそに姉の小百合は涼しい顔で飛ばしていた高速を降りる。そんなときが来た小紅の晴れやかな笑顔がまぶしい。園生に咲く花、最終章!(小説現代
  • 園生に咲く花(6) 北見遼 (2016年05月31日 14時28分)
    「見つけたわ!」深夜の高速道路を爆走するピンク色のワゴン車。誘拐犯の車を見つけた一行はカーチェイスの末、ついに犯人を追い詰める。重苦しい現場で露わになるそれぞれの想い。(小説現代
  • 園生に咲く花(5) 北見遼 (2016年05月12日 14時06分)
    誘拐犯と思わしき晴美――姉の旦那がかつてつき合っていた女性のアパートに雪崩れ込むがすでに空っぽだった。取り乱す姉に愕然とする小紅だったが、事態はそれどころではない。(小説現代

小説/現代の電子書籍 - 新着情報

  • オンラインマガジン『騒人』総集編  (2015年08月20日 17時44分)
    オンラインマガジン騒人に掲載の編集者オススメ作品と書き下ろし作品をまとめて発刊した投稿Web小説『Sohzine.jp』Vol.1から10までを一冊にしました。一巻ずつ購入するよりお得。単体で電子書籍化した「作家の日常」は小説家、阿川大樹氏の日常を公開。また、宇佐美ダイ氏の「LeLeLa」は、不思議な力を手に入れ吸血鬼となった男の対決を描く伝奇小説。眠太郎懺悔録シリーズの青島龍鳴氏「ファーストキスは鉄の味」、城本朔夜氏の電子書籍「イペタムの刀鞘」外伝など、充実した内容でお送りします。コメディや児童小説の他、時代小説、ファンタジー、笑える・泣けるエッセイまで、70作品を一気に楽しめます。(小説現代
  • 投稿WEB小説『Sohzine.jp』Vol.9  (2015年08月20日 17時29分)
    騒人編集部お勧め作品を掲載! 青島龍鳴氏『ファーストキスは鉄の味(前編)』は、退治屋不足のため狐の女王と取引をする帝家。眠太郎懺悔録シリーズ。樹都氏『ヤミネコ』。猫にまつわるあらぬ話。阿川大樹氏『作家の日常』では、お金にまつわる話しを赤裸々に告白。宇佐美ダイ氏『LeLeLa』。美智子は朋子に“気”を扱うための栓を抜かれるが……。綺羅星沙々羅氏『太陽は君に輝く』はククルの森に入った一行の前に難敵が出現。南川純平氏『ポトゲラヒ』。下田にやってきた久之助は写真術を学ぶ機会を得る。いちばゆみ氏『ゆうきゃんの人生迷走案内』。電車で見たポスターに思い出したのはカオルくんのことだった。あのとき、何が出来たろうか? (小説現代
  • 投稿WEB小説『Sohzine.jp』Vol.8  (2015年08月20日 17時24分)
    騒人編集部お勧め作品を掲載! 浅川こうすけ氏『恋人ボックス』。モニターに映し出された恋人、デアルを独り占めしたい村木は作戦を練る。天野雅氏『永遠の海』。中学三年の千彩子。案内された崖の上。彼女の計画とは? 阿川大樹氏『作家の日常』は編集者との出会いについて。宇佐美ダイ氏『LeLeLa』は逃げ出した美智子の前に“新人類”を称する吸血鬼が現れる。綺羅星沙々羅氏『太陽は君に輝く』では、貴族と一般人の混合チームで試験に挑むことに。新連載、南川純平氏『ポトゲラヒ』は日本における写真の開祖、下岡蓮杖の青春を描く。おおみち礼治氏『宣う躰 キンタマチェック』は当時十六歳だった著者の入院録。今号も面白いに決まってる! (小説現代

あなたへのオススメ

  • 園生に咲く花(1) 北見遼 (2016年04月03日 13時26分)
    わずか三畳の部室で真面目にエロ本を読む文芸部のふたりと、部室のストーブ目当てに入り浸る小紅。センター試験でE判定をもらい落ち込む小紅は、部員である、小紅の姉に恋する七樹と十七歳にしてOLに貢がせる色男、隆也にからかわれつつ進路に迷っていた。姉と違い、がさつな自分をもてあます小紅の行く先はどっちだ!?(小説現代
  • 園生に咲く花(6) 北見遼 (2016年05月31日 14時28分)
    「見つけたわ!」深夜の高速道路を爆走するピンク色のワゴン車。誘拐犯の車を見つけた一行はカーチェイスの末、ついに犯人を追い詰める。重苦しい現場で露わになるそれぞれの想い。(小説現代
  • 園生に咲く花(5) 北見遼 (2016年05月12日 14時06分)
    誘拐犯と思わしき晴美――姉の旦那がかつてつき合っていた女性のアパートに雪崩れ込むがすでに空っぽだった。取り乱す姉に愕然とする小紅だったが、事態はそれどころではない。(小説現代