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天野雅
著者:天野雅(あまのみやび)
埼玉県生まれ、千葉県育ちの関東人だった。結婚を機に関西の人間になる。現在は関西とも東海ともいえる近畿地方に在住。10年経って方言にも慣れた。血液型はマイペースで知られるB型。住めば都を地で行く性質。ネット作家歴20年。同人作家歴はプラス5年。趣味は映像鑑賞。写真撮影。歌唱。創作料理。好物は自然万物一般。美術芸能一般。パソコン。ゲーム。漫画。文章。
小説/現代

夏色スケッチ(2)

[連載 | 完結済 | 全6話] 目次へ
一緒に職員室に呼ばれた知夏を保健室に呼びに行く友。理由は進路希望だった。自分の将来について考えられないふたり。絵に没頭する友に知夏は……。何気ない学園生活のひとこま。
2.進路指導

 数秒ためらった。取手に頼まれて来たものの、まだ寝ていたらどうするのか。
 保健室前の廊下は職員室や事務室にも通じているし、渡り廊下から普通教室棟にある各学年の昇降口も近い。通行人の視線を浴びてドアの前に長く立っているのは落ち着かない。
 薄桃色に塗られた1枚引き戸をノックしようとして、しかし手を止めた。
 にぎやかに話し声がする。車椅子でも通れるように最近改良された保健室の扉には見通せない磨り硝子がはまっている。ノブの位置に縦長に据え付けられた銀色のバーを握ってそっと滑らせると、消毒液の匂いが鼻をついた。
「ずるいなぁ。あたしも行きたかった」
 ……元気じゃないか。と友は内心ぼやいた。甘え混じりに張りあげられた知夏の声だった。
「湘南だぞ。友達と行け」
 相手の声にも聞き覚えがあった。
 右の壁に寄せて大きなねずみ色のスチール机と背もたれつきの回転椅子が見えた。坐っている、白衣に栗色の短いソバージュの女性は保健医の成田だ。奥の窓に寄せたベッドの向こうで白いカーテンが閉じていて、手前に体重計と身長計、座高計が並ぶ。そこに制服姿の知夏が腰かけていた。
 遠慮がちに扉を開けた友からは端に見える鏡で、左の壁にある薬品棚と、その前に置いた丸椅子に陣取るYシャツの広い背中までが伺えた。
「友達なんて――」
 言いかけてこちらへ顔を向けていた知夏がふと口をつぐんだ。
「――委員長?」
 目が合ったところで、友は重い扉をゆっくり動かしつつ室内に片足だけ踏みこんだ。
「失礼します。北小金さん、職員室だって。取手先生が」
 呼んでる、と続ける前に知夏が立ち上がった。
「それじゃヒロちゃん、またねっ」
「こら『先生』だぞ」
 知夏は笑い声で応え、友の手から奪うように扉を大きく開けて廊下へと出ていく。
「今夜はちゃんと寝なさいね」
 保健医の呼びかけには何も返されなかった。
 友はエアブレーキのかかる扉が反動で静かに戻ってきたところを片手で支えながら、苦笑してこっちを見ているYシャツの男――湯島に目を向けた。
 20代後半で独身教師の担当教科は友にも馴染みのあるもので、どうして湯島がここにいるのか、なんとなく見当のついた友は探す手間も省けたとばかり手短に用件だけついでに伝えておくことにした。
「今日も美術室、行きますんで」
「ああ、開けとくよ」
「それじゃ。失礼しました」
 教師2人に軽く会釈して、扉を閉めた。
 一緒に、と取手に言われていたので知夏のあとを追って友も職員室へ向かう。
 足早な知夏は友の存在など気づきもしないようで、ドアの開け放たれた出入口へたどり着くまでに一言かける暇もなかった。
「何?」
 ようやく友に気づいた知夏は不審そうに振り向いて首をかしげたまま、入ろうとしない。
「失礼します」
 説明も面倒になって結局、彼女を無視して友が先に行く。すると知夏がついてきた。
 軽く背中をつつかれる。億劫だったが、歩きながら前を向いたままで答えた。
「オレも呼ばれたんだ」
「なんで」
「さあ」
「とぼけないでよ」
 本当に知らなかった。記憶する限り知夏と喋ったのが先週初めてだったくらいだ。一緒に呼ばれる理由など思い当たらない。
 反発するつもりで見やると、知夏は笑っていたので毒気を抜かれた。
 職員室は美術室より広い。右手奥に校長と教頭の席が置かれ、1学年から順に窓の方へスチール机が列になっている。天井のエアコンから確かに冷気を感じるものの、室内に行き渡らないのか壁際では扇風機が稼動中で、いくつかの窓が開いていた。植えこみの緑と花壇のひまわりが鮮明にうつる。
 取手の席はほぼ中央にあった。卓上に書類を積みあげて慎重な手つきで何か書いている。
 夏の大会を控えた一部の部活動を除き午前中でスケジュールは終了だ。職員室は満席になりかけていた。通路は背中合わせの椅子につかれると、ひどく狭くなる。友は漂うタバコの煙を避け、横歩き状態になりながら知夏へ問いかけた。
「そういえばさ、北小金さん、」
「おっ来たか」
 そのとき取手が気づいて手を振った。
 友はセリフを宙に浮かせたまま、取手の近くに立った。
「何? センセ」
 口を開いたのは横に並んだ知夏の方だった。斜めに友を見ながら、担任に向けて尋ねる。
 取手の手元には、清書途中らしい印刷用の原稿があった。PTA各位。新学期の進路指導案内――
「ああ、まずコレな。返すぞ」
 教師は知夏に通知票を渡すと、脇に置いたファイルからA4再生紙を抜き出した。
「綾瀬、と北小金、な。まだ1年以上あるからって冗談はやめろよ。マジメに書け、マジメに」
 おととい提出した進路希望の調査用紙だった。トランプのように2枚ずらして差し出され、友には知夏の記入欄が読めた。
『考えたくない』
「冗談なんかじゃ」
 自分の紙を勢いこんで取り去って知夏が反論する。友のプリントがつられて取手の指を離れ、床に落ちた。
「あ、ごめん」
 友が拾い上げる直前、知夏には彼の記入欄が読めた。
『どうでもいい』
「おまえたちな、自分の将来だぞ? もっと両親とよく相談して、だ……」
「両親と?」
 今度は友だった。切り込むように遮った、ぽつりとした点に近い声に冷たいナイフみたいな響きがあった。
 教師が後悔の色を見せてくちもとを押さえ、知夏は驚いて友を見た。うつむいたまま、それきり黙っている。誰も寄せつけない空気。まるで別人の雰囲気が漂う。
「まっ、まあな、」
 場を取り繕うべく取手が言った。無意識にあごの不精髯をなでまわす。
「誰と相談したっていいから、とにかくもう少しマシな内容を書いてくれ。ひとまず可能かどうかは考えんでいい、とりあえず希望でいいから」
「センセがかなえてくれるの?」
 教師から渋面を引き出したのは知夏だった。
「オッケ、じゃ2人で相談してくるね。いいでしょ?」
 いきなり友の腕をつかんで来た通路を引き返そうとした。
「ちょっと待て、ちゃんと家族にも話せよ。提出期限は8月20日の登校日だぞ」
 取手の焦った声が早口で追ってくる。話はそれで終わりだった。
 知夏は返事の代わりに頭を少しだけ動かして髪を揺らしてみせた。
「北小金さん、イヤミの天才だな」
 職員室を出るまで黙っておとなしくついてきた友は、知夏が手を離すと皮肉るように唇を歪めた。それから普通の早さで廊下を保健室の方へ戻っていく。
「何言ってんの。びっくりするじゃない、あたしの真似しないでよね」
 知夏は大声をあげて、小走りに友を追った。
「真似?」
 うるさいなぁと友が保健室の前で足を止めた。
「それよ、その紙」
 指さすと友は半ばくしゃくしゃになっているプリントに初めて気づいたように目をとめて、持っていた鞄にしまった。
「あたしは本当に先のコトなんて考えられなくて、正直にそう書いただけ。どうして職員室まで呼ばれて綾瀬の共犯みたく言われなきゃなんないの」
「……オレだって自分で考えて書いたんだけど」
「あら、何してるの」
 突然横から声がかかった。保健室の入口から成田が顔を出していた。
「北小金さん。早く下校なさい、お昼御飯をしっかり食べてね。また倒れるわよ」
「ヒロちゃんは?」
「『湯島先生』でしょ。とっくに美術室へ行かれたわよ」
 言葉の後半で友に視線をあててきたので会釈を返して、その場を離れる。
「あっ待ってよ」
 知夏は成田に構わず追いかけた。
「まだ話の途中よ」
 階段をあがる。うっとおしげに彼女を眺めてから、友は思いついて口調を変えた。
「湯島と親しいんだね」
「えっ」
 セリフの裏を勘繰って知夏が言葉を詰まらせても、友は特になんの他意も抱かず続けた。
「写真部の前に美術部に所属してたとか?」
 ああ、そういうこと。知夏は素直に説明した。
「去年の担任だったのよ。それだけ」
「ふうん」
 美術室の前で友は再び足を止めた。
「帰る支度、してくれば?」
 ドアを開ける。友の肩越しに、知夏は中をうかがった。見える範囲に湯島の姿はなかった。
「……うん。じゃあ、あとで」
 誘導的にうながされて返事をして、廊下を戻りかけた知夏は気がついた。
「いいの?」
 友の姿はもうそこになかった。

「委員長、おなかすかない?」
 廊下側の机に筆記用具を並べて、知夏が何度目かの質問をした。
「……絵を描いてる時は」
「そういうもん?」
 美術室の対角、窓際にいる友は、イーゼルを立てて鉛筆を動かしている。時折吹きこんでくるのは温風なうえにかすかで、強烈な夏の光は容赦ない。椅子に坐っていると汗でズボンが湿るため、立ってデッサンに取り組んでいた。
 知夏は頬杖をついて目を細めた。この場所から窓の外に見えるのは冴えた色の空と雲ばかりだ。友の近くに寄ろうとすると邪魔だと叱られ、期待した湯島はあらわれない。肌にじっとり汗がにじんでくるのを察知できるほどの退屈。進路希望欄に消しゴムをかけるのも途中なまま友を見ている。他のどこへ行く気も起こらない。
 腕時計は12時半。
 校庭も校舎内も静かだ。部活動に懸命なはずの生徒達も食事中ということらしい。
「ねぇ、いつまで続けるの?」
「……」
 耳に入っているのかいないのか。知夏はやれやれと伸びをした。
「ヒロちゃんどこ行っちゃったのかな」
「……」
「ランチ、あてにしてたのに」
「ちょっと黙っててくれないか」
 やっと返ってきたのは投げつけるようなキツめの言葉だった。それでも知夏はほっと息をついた。
「いいわね、顧問がいなくても活動できて」
「集中できないんだよ」
「前の高校でもそんな感じだった?」
「……」
「絵はいつから趣味?」
「……」
「賞なんてとったことある?」
「もうちょっと待っててくれ、少しで終わるから」
「オッケ」
 笑顔で手を振った。友は視線をほんの少し動かして、派手な溜め息を洩らす。汗で湿る前髪をかきあげ外へ注意を向けた。
 知夏は静かに立ちあがり、机の足に立てかけてあった友の鞄を取った。友は気づかない。元の位置に坐って膝の上でプリントを探した。通知票も、ついでにつまみだす。
「あれ? 選択の美術は評価最高じゃないのね」
 数秒沈黙が流れた。それから
「何見てんだ!?」
 たった今聞こえたかのように友があわてて飛んでくる。知夏は笑い声をあげて、あっさりと戦利品を放棄した。
「油断も隙もないな、まったく」
「だってヒマなんだもん」
「今、片づけるから」
「いいの?」
「終わらせた」
 鞄を乱暴に床に落として窓際に戻り、スケッチブックを下ろして閉じる。鉛筆と共に机に置いて、イーゼルをたたみ始めた。
「ごめん、怒った?」
「……オレが得意なのは絵だけで、1学期の課題は彫刻だったんだ」
 知夏の方を見ないまま、友は律儀に先程の質問に答えた。
「本格的にのめりこんだのは最近だけど。もともと絵画は嫌いじゃなかったから。上野の美術館なんかに家族でよく――」
 唐突に、言葉が切れた。首をかしげて、知夏が顔をそらしている友の表情を探ろうとした。彼は続けた。
「湯島、車で出てったぞ」
「うそっ」
 驚いて窓際へ走る。広い校庭の左奥に、正門が大きく開かれている。ブレーキランプを灯しながら、左のウインカーを明滅させて白いワゴン車が公道へと走り去るところだった。すぐに車体は視界から消えた。
「助手席に誰か乗せてたな」
「嫌ぁっ、あの女、嘘ついたのよ。ひどーい」
「あの女?」
 聞きとがめて、友の手が止まる。開いた窓の桟から身を乗り出して吠える知夏には聞こえない。
「成田先生が嘘ついたとは思えないけど」
 友は誰にともなく感想を洩らした。平らにした木枠を準備室へ運ばなければならない。両腕で持ち上げながら黒板前の広いスペースをまわって、ドアの方へ向かう。
「ちょっとお、委員長はこれからどうするの?」
 手を貸してくれるでもなく、距離を置いて後ろを歩きながら、尖った声で知夏が言ってくる。どうもやつあたりされそうな気がしなくもない。
「鍵かけて帰るよ」
 木枠は床におろし肩で支えつつ、湯島が教卓に残していった鍵束をポケットから出して準備室のドアを開けた。廊下の行き止まりスペースにベニアの衝立とドアをつけて部屋にしたような場所だ。だから幅は廊下と同じで、奥行きは美術室と同じである。
 片面に廊下からの延長で窓が並び、美術室と隔てた壁添いに硝子扉のキャビネットが置かれている。飾られているのは過去の先輩の力作で模範的石膏モデルの完成品など。
 イーゼルは硝子を割らないよう、つきあたりのコンクリート壁に寄せて並べられていた。
 友は足元にごちゃごちゃと崩れている石膏の残骸を踏みしめ、窓の下に未整理で放置してある製作者不明のカンバスの群れにぶつからないよう注意深く進んだ。
「委員長の家って、どの辺?」
 さして興味もなさそうな知夏の声が届く。ドアから顔だけ覗いている状態で、さすがに熱気のこもった中までは来ない。
「すぐそこのマンションだけど?」
「近所だからここを選んだって言ってたもんね」
「まあね」
「いいお店、知ってる?」
「え」
 イーゼルを慎重におろして、振り返る。困ったように微笑する知夏と目が合った。
「お昼おごるからさ。一緒に食べよ?」
 さきほどの憎らしいくらいの図々しさとはうって変わった神妙な態度に、なぜか嫌とは、言えなかった。
(つづく)
(初出:2010年09月)
登録日:2010年09月14日 20時26分
タグ : 青春 恋愛 学園

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