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天野雅
著者:天野雅(あまのみやび)
埼玉県生まれ、千葉県育ちの関東人だった。結婚を機に関西の人間になる。現在は関西とも東海ともいえる近畿地方に在住。10年経って方言にも慣れた。血液型はマイペースで知られるB型。住めば都を地で行く性質。ネット作家歴20年。同人作家歴はプラス5年。趣味は映像鑑賞。写真撮影。歌唱。創作料理。好物は自然万物一般。美術芸能一般。パソコン。ゲーム。漫画。文章。
小説/現代

夏色スケッチ(3)

[連載 | 完結済 | 全6話] 目次へ
じりじりと肌を焼く日差しに辟易しながら中華料理店に駆け込んだ。悪友たちと鉢合わせし、デートかとからかわれる友。料理を頬張りながら、知夏の言葉に実行し損なっていた計画が友の頭に浮かんだ。
3.放課後の過ごしかた

 校門から出ると日陰のない大通りは白く反射して陽炎がたっていた。
 じりじりとむきだしの肌を灼かれながら暫く無言で、連れだって歩いた。
 単に暑いというだけで殺傷事件が起きたとしても無理はないと思ってしまえそうなほど、こんな日中の屋外は狂気じみている。
 とにかくこの強行軍を終わらせようと駅前のアーケードに軒をつらねる商店街のとば口で、ショーウインドーもろくに見ずに手近な店へと入りかけた時、友を呼ぶ声がした。
「ん?」
 普通に返事をするのも億劫で顔だけ向けると、やや後ろを歩きながらハンカチで顔をあおいでいた知夏は「何?」と目線で返した。
 男の声だったのだから、もちろん彼女じゃない。
「おお、課外デートっすか」
「なんだ、追っかけてきてくれたんじゃねぇの」
「えっオンナ連れ? ってアラ、北小金サンじゃん」
 わらわらという表現がぴったりだな、と友は暑さで回転の鈍った思考の片隅で嘆息した。応えを挟む余地もない。
 通りの反対側にゲームセンターがある。そういえば帰り際に誘われたのだったと思い出した。客寄せの大きなクレーンゲームで悪戦苦闘していたのだろう。まだひとり、操作パネルから離れないクラスメイトらしき姿が見えた。
「あたしで悪い? 言っとくけど委員長の『彼女』じゃないよ」
 口達者な知夏が速攻で反撃している。
 ややこしいことになりそうだな、と友は漠然と予感した。
 対する男子は4人もいて、どちらかというと天真爛漫、男同士でつるんでバカやって、というタイプの面々だ。友は普段メンバーに含まれていないが、通学路の関係で春にさっそく下校時にまきこまれて以来、気に入られたようなのだ。宿題やテスト勉強について教えを乞われるときもある。同じクラスの生徒として別に嫌いではないけれど、正直言って進んでつきあっているわけでもない。
 めざとく最初に声をかけてきたのは教室でも誘ってきた秦野均(はたのひとし)だろう。だいたい率先して友を引き込もうとする。平らな鞄を脇に挟んで両手の親指をベルトの左右に引っ掛けながら、そわそわと長身を揺らしている。制服である白い開襟シャツの前を全開にして、黒いタンクトップを見せていた。
「そうリキまなくても言いふらしたりしないぜ?」
 からかいの笑みを浮かべてさっそく知夏へ応酬し、一斉に話題の矛先がそっちに向いた。
「そうそう、オレたちクチカタイから!」
「誰と誰がイチャこいてたって、オレたちカンケイナイもんね」
 残りのふたりがウンウンと顔を見合わせて同意しあう。均より背は低いが友より体格が良い。片方は長い前髪だけ脱色して後頭部を短く刈り上げ、もう片方は髪型に特徴はないが左腕に銀のブレスと腰にシルバーチェーン、右手指に同じデザインのリングをしていた。
 全員の共通項として所属部が同じだった気がする。ただし友は彼らが遊んでいるところしか見た覚えがなかった。特に気にしていないけれど2学期の文化祭や体育祭になれば、はっきりするかもしれない。
「北小金サンがキレイなお友達を紹介してくれるなら、なんでもするし!」
 コントみたいに無邪気なノリに、知夏は合わせて笑顔で応じた。
「悪いけど、フリーの美少女なんて残ってないよ」
 共学で見目の良い女の子が夏休みに独りで暇なわけがない。
「じゃフタマタでも構わないっす」
「ごめん、そんなキレイじゃない友達もいない」
 知夏が思いきり楽しそうに笑い声をあげると、大仰に男子達の肩ががくりと下がる。クレーンゲームからやっと離れた4人目が仲間外れにするなよと駆けてきて、輪に加わった。
「あっ北小金さんだ。どうしたの?」
 彼は友より背が低かった。身長順で整列するときはいつも先頭になる。ただ体重はここにいる誰より重いだろううと思われた。大判のハンドタオルで太い首まわりや腕の汗を拭いている。
「まったく、キミ達ってば、うるさいよ。あたしが委員長に嫌われちゃう」
 知夏がわざとらしく片手で制しながら憂い顔で宥めると、またどっと笑いが起こった。
 直前まで声が大きかったのは知夏だったから。
 アーケード下は広く、影になっていても人通りはあるし何より暑い。
 やれやれと友は均を見上げた。あまり騒ぎ続ければ刺されても文句は言えない。物騒な世の中だ。
「その辺で昼飯にしたいんだけど」
 相談ではなく決定事項で。
 4人同時に相手にするより彼に告げたほうが手っ取り早いことくらいは、友にもわかっていた。
「そっか」
 心得たとばかり、均がうなずく。
「邪魔はしねぇよ。けどラーメン屋ってのは渋すぎじゃね?」
「だからデートじゃないって」
 友は大きく息を吐き、もう構わずに止めていた足を動かし中華料理屋ののれんをくぐった。
 自動ドアが開き、少しばかりクーラーのおかげで低くなっている店内の空気が涼風となって頬をかすめる。
 続いて均があとを追えば、つられて仲間達もついてきた。しゃべりながら、ろくに行き先を確認もせず。
「人数多くて大丈夫?」
 まともなセリフを友に投げてきたのは知夏だった。「ここがいいお店?」余計な一言まで。
 けれど先頭を行く友に、返せるほど大きな声が出せるはずもなく。小さな声でも通るように静かにしようと気を利かせる者もいなかった。
「いつもどんな場所で会ってんの?」
「コーコーセーならドーナツ屋とかハンバーガー屋とかじゃん」
「って見かけたことねぇし」
 くちぐちに好き勝手言っている。
 何を話す気力もなくて、友はとにかく空いたテーブルをめざした。
 細長いレイアウトの右側にカウンター、左にテーブル席。厨房の手前で巨大な空調機械が低くうなりをあげて稼働している。
 界隈の昼休憩が終わって一段落ついたところらしく、客は作業着姿の男連れと買物途中らしい若い母子がいるだけだった。
 幸いというか、最奥のソファが続きで一列に置いてあり、2人用のテーブルを横長につなげて向かいの椅子席にも坐れば6人でも問題なさそうだ。
 安物の椅子は四角いビニール地のクッションからウレタンがのぞいている。
 年頃の集団らしく知夏の両側を誰が占めるかで一瞬もめたが、ソファに男子4人、左の椅子に友、通路側となる右の椅子に知夏が坐って決着した。角になる友の前には先に歩いていた均が、あとは来た順に3人が腰を下ろした。鞄はソファの背に乗せたり壁に立てかけたり。
 友は壁際の床に鞄を置き、その上にスケッチブックをのせた。
「はい、いらっしゃい」
 油染みのついた割烹着に三角布をかぶった中年の女性店員が水を運んできた。
「冷やし中華ソバ」
 友が告げる。「あ、オレも」と均が手をあげた。
 壁いっぱいに貼られたメニューに目を走らせて、知夏もすぐ決めた。
「チャーハンね」
 どうする、と話し合った残りの3人は、冷やし中華と炒飯を追加し、野菜大盛りのタンメンを注文した。
 厨房へオーダーを復唱し、店員が立ち去ると知夏は友に尋ねた。
「委員長の家って、この辺なの?」
「もう少し先。線路を越えて10分くらい」
「まだ歩いてもよかったのに」
「北小金さんは、電車に乗るんだろ?」
「……そうだけど」
 カウンターの向こうから油のはねる音が聞こえてくる。レジ横に小型のテレビが置いてあり、人気のバラエティ番組が盛大な笑い声と共に進行中だった。
 知夏が不満そうにくちを閉じると、「で?」と均がテーブルの端から半身ずれた位置からおもしろそうに友へ問いかけた。ソファは余裕でもテーブルの幅は4人分に少々足りなかった。
「彼女でもなくデートでもなく。それにしちゃ自己紹介がてらお食事なんてさ。今後の参考に教えてよ。実はどーいうご関係? デキちゃう予定とかあったりすんの?」
 そのあからさまに健全な世界から外れた響きに、冷えたコップの水を飲んでいた仲間たちが噴きだしてむせた。「ちょっと、やめてよ」向かいにいた知夏が本気で悲鳴をあげている。友は仕方なく店員を呼んでフキンを頼んだ。知夏に渡してもらう。
 知夏は店員にお礼を言ってついでに新しい水をお願いした。
「どーいうったって、」
 小さな混乱をそうやって冷静にみながら、友は均にぼやいた。
「未来に迷う者同士、かな」
「はい?」
 少なくとも異性交遊事情に絡む打ち明け話を期待していた4人組は、そろって間抜け顔をさらした。
「そんな言い方したって通じないよ」
 一転、笑顔で知夏が言う。
「進路相談が必要な仲、ってとこでしょ」
「だからそう言ったじゃないか」
「判りにくいよ!」
 全員のあきれたまなざしを一身に受けて、友が憮然とすると、均は知夏に苦笑を向けた。
「つまり将来の相談てわけか。邪魔はしねぇよ? オレらは食ったら帰るから、ごゆっくり」
 料理が運ばれてきて、ようやくの昼食にとりかかる。
「何も邪魔にならないと思うけど、ひとつ訊いてもいい?」
 こんどは知夏が均に尋ね、手にしていたゴムで無造作に長い髪を後ろでまとめた。あまり陽に灼けていない首筋があらわになって男子たちの視線を集めたが、探るように知夏に名を呼ばれて我に返った均があたふたと返事をして、それぞれが食事を始めた。
 静かになった周囲を不思議そうに眺めながら、知夏が問う。
「秦野くんて、委員長が好きなの?」
 直後、噴きだすのをこらえた男子全員がものの見事にのどを詰まらせ、むせ返った。
 このときばかりは友さえ冷静でいられず、阿鼻叫喚のなか文句を浴びて知夏はくちを尖らせた。
「だって、あたしが委員長を好きなようには見えないでしょ? 委員長の態度だってそっけないのに、納得してないんだもん。そしたら委員長の気持ちを気にしてるってことじゃない」
「フツー、男が気にするなら北小金さんのほうになるんじゃ……」
 隣席の友が物理的に痛んだ胸を押さえて苦しげな呼吸のまま同席者達の心中を代表して訴えたが、知夏は揺るがない態度で均を見やった。
「違った?」
 ふと、顔をあげた友の目に均の神妙そうな表情がうつる。笑おうとして失敗し、両眉が力なくハの字にさがっていた。
 何と確かめる前に、彼は視線を落として指先で頬をかいた。
「ま、あんま、違わない、かも」
「はっ?」
 驚いたのは友だけだ。他の仲間は水を飲んで無理やり落ち着いたことにして、あさっての方向に目をやりながら、もうこれ以上の係わりを避けようと夏休みの計画などを小声で話し合いだしている。友と知夏のあいだに何もないことは充分に理解した。そして均が誰と恋愛することになろうが、自分達はあたたかく見守ってやれば良い。友達として結論は決まっている。だから過程にふりまわされる必要はないのだ。たぶん。さっさと食べ終えて店を出ようと食事のスピードもあがっていた。
「だよね? だってあたしにはあんまり関心なさそうだし」
 こちらは普通のペースで食事を再開しながら、どうにも反応できない友を横目に、知夏と均の会話が進んでいく。
「こうやってちゃんと話したことはなかったけど、知ってるよ? いつも委員長と遊びたがって、がんばってたこと」
「そ? そんなにオレら一所懸命だったかな」
「秦野くんが、ね? でも大丈夫。今後の参考に教えてあげるけど、あたしは別に好きなひとがいるの」
 いつの間にか相応の打ち明け話になったと男子たちの耳がまた集まりつつあったが、知夏はあっさり話を変えた。
「このひとは頑固だけど律儀だから、休みでも電話して押しまくっちゃえば相手してくれると思う」
「なんだよそれ」
 ようやく聞き捨てならないと割って入った友には取りあわずに、知夏が屈託ない笑顔を向けて、知らず均はほんの少し顔を赤らめた。
「了解。委員長とは親しくなりたいって思ってんだけど、うまくいかなくてさ。でもなんか報われる気がしてきた。さんきゅ」
 それは本人である自分にまず告白すべきじゃないのかと友は思ったが、始終会話して均が感謝している相手は知夏だった。衒いのない笑顔は彼女だけに向けられており、黙っているほかない。
 よく声をかけられることに気づいていて、なるべく距離を置こうとしていたことが悪かったとは思わない。そんなのは相手の勝手で、単なるこちらの都合で、一方的に好かれたからってじゃあ今日から仲良くしようなんて気持ち悪い。気にするつもりもないのに、ではどうしてそんなふうに均が思ってくれるのか、ここで理由を質すこともできなかった。
 友の葛藤をよそに均は残りの料理をかきこんで平らげると、じゃあまたなと食事の代金を置いて4人で店を出ていった。
「ねぇ、彼女いる?」
「はあ?」
 ありがとうございましたー、という店員の声にかぶさって訊かれた言葉に、友は目を丸くして顔を向ける。
 知夏は、あ、いない、と直感した。
「……したらオレは前住んでたところに女を置いてきてるわけだな」
 しらばくれて、てきとうなことを言う。
 向かい席からは食器が下げられ、コップに冷たい水が足された。友の中華麺はそろそろ汁を吸い尽くしかけていた。
「そうだね。よっ、イロオトコ」
「週末にはマメに会いに行ったりして」
「そして秦野くんに見つかって追求されるのね」
「それは勘弁」
 辟易したそぶりで食事に没頭しようとする。どうせ冗談だし。
 知夏の炒飯はとうに冷めてしまっていたが、残りわずかだ。平気で話を続けた。
「でも片想いしてたりする?」
「やけにからむなあ」
「いいでしょ、一方的に知ってたらずるい」
「何を……」
 反射的に尋ねかけて友は先を呑みこんだ。テレビの音声がひときわ大きく聞こえた。さりげなく、言い直す。
「……別に。女の子より、絵の方が好きだし」
「委員長って、オタク〜」
 レンゲを突き出してくる。友は肩の力を抜いた。
「どうせね」
 ひとづきあいなんて、得意じゃない。
「でも好きじゃなきゃ女の子だって描けないでしょ?」
「えっ」
「シャレ? それ」
 絵……
「見たな?」
「あはは、ごめーん」
 笑ってごまかそうとしても、友には彼女の眼差しに強いものが感じられた。
「仕方ないな、見ちゃったもんは」
 どうもペースが乱れる。友は責めるのをやめた。
「あれは母親だよ。人物はもともと苦手なんだ。他にモデルなんて思いつかないし」
「ふうん、お母さんか。なるほど似てたかも」
「そうかな」
「お世辞よ、お世辞」
「あのなあ」
「ちらっと見ただけだもん。判るわけないでしょ。それともじっくり見せてくれる?」
「誰が」
 知夏の笑顔を盗み見る。陰はない。他人には所詮なんでもない話題なのだ。安心したような、苛立つような気持ちを抑えて、友は汁がはねないように注意して麺を吸いこんだ。
 おかわりの水もすでに半ばまで減っている。
「でも驚いちゃった」
 レンゲで最後の御飯粒を追いながら、知夏が言った。
「見た目れっきとした秀才なのにさ。先生困らせるようなことして」
「そっちこそ」
 友はあれほど知夏が均につっこんだ話を仕掛けながら、今のこの話題を取りざたしようと思えばできただろうにそうしなかったことに考えついて内心ほっとしていた。
 もしかすると、進路相談の話の流れは均への質問でうやむやにされたのではなかったか。
「貧血で倒れるような繊細な女子高生が、随分とやんちゃなお嬢様だったもんだ」
「勝手にイメージ作らないでよ」
「どっちが」
 言い合いながら笑っている。なんとなくつかみどころがなくて苦手だった相手が少しだけ抵抗のない存在になってきたように感じられた。
 知夏は比較的上品にソバを食べている友より先に食事を終えてしまい、水を飲んでいたが、いきなり素っ頓狂な声を発した。
「ねぇそうだ、いいこと考えた」
「あとで聞くから静かに食わせろって」
「ダメ、ちゃんと聞いて。あたしんちって、ここから電車込みで15分ぐらいなの。駅で待ち合わせしてさ、どっか遊びに行こうよ」
「……どーしてそーなる」
「プリントを埋めるの、相談しながら」
「あっそ」
「今日、これから忙しい? そんなことないよね、彼女もいないし、放課後は絵にかかずらって塾うっちゃったって勉強できるし」
「あっ、通知票! めざとすぎるぞ」
「しょーがないじゃない、見ちゃったもんは」
 悪びれず、やっと冷やし中華を平らげた友に笑いかける。
「こんな日は海にでも行きたいところだけど、水族館とかで我慢するから」
 海。
 ふと、友の頭の中で長いこと実行しそこなっていた計画が像を結んだ。
「委員長、今ヘンなこと考えてる?」
「まさか」
 笑い飛ばそうとして、中途半端に視線がさまよう。ポケットから財布を出して中を調べた。
「やだなあ。おごりって言ったでしょ」
「いや、」
 店内を見まわす。
「すぐ戻るから。ここにいて」
 鞄から生徒手帳を取って、席を立つ。入口の脇にはピンク電話しかなかった。
 外へ出て、緑の公衆電話を探した。数軒離れた写真屋の前にあった。自覚なくわずかに冷えていた肌が熱風に触れて暑さに同化する。
「うーん、何番だったかな」
 迷っていたのは春の終わり頃のことだ。まだ新しい生徒手帳の最後のページに、走り書きした番号があった。財布からテレホンカードを出して、間違えずにダイヤルする。
 数回コールして相手が出た。
(つづく)
(初出:2010年10月)
登録日:2010年10月02日 12時55分

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