騒人 TOP > 小説 > 現代 > 夏色スケッチ(6)
天野雅
著者:天野雅(あまのみやび)
埼玉県生まれ、千葉県育ちの関東人だった。結婚を機に関西の人間になる。現在は関西とも東海ともいえる近畿地方に在住。10年経って方言にも慣れた。血液型はマイペースで知られるB型。住めば都を地で行く性質。ネット作家歴20年。同人作家歴はプラス5年。趣味は映像鑑賞。写真撮影。歌唱。創作料理。好物は自然万物一般。美術芸能一般。パソコン。ゲーム。漫画。文章。
小説/現代

夏色スケッチ(6)

[連載 | 完結済 | 全6話] 目次へ
友の家庭の事情に知夏の恋と進路。お互いに云わなかった胸の内を吐露し、これからの進路が見えてきたふたり。まだ人生が決まっていない青春を鮮やかにつむぎだす。夏色スケッチ最終章。
6.進路相談

 掘り下げられたレールの谷は深く黒く。
 知夏は駅舎側に身を寄せて立ち、友は白線の外側を散歩しながら掠れがちに口笛を吹いた。
「誰の曲?」
 音階がゆっくりと上下し、旋律は覚えやすそうだった。知夏の知らないメロディ。最近の曲ではないだろう。
「さあね。母親がよく歌ってた」
「綾瀬のお母さんてさ、」
 知夏はつい笑ってしまった。
「カラオケが趣味だったりしたわけ」
「まあ、歌が好きだったんじゃないの」
 口笛を続けようとして、友は知夏にふと訝しげな視線をあてた。
「なあに?」
「――別に……」
「誰にも言わないから」
 知夏はいきなり、きっぱりと突きつけるように切り出した。これだけは伝えておく、とばかりに。
「詮索するつもりもないし」
「何を」
「綾瀬くんちの、家庭の事情」
「……勘のいいことで。けどだからって、北小金さんまで過去形にするなよな。死んじゃいないんだから」
「そうなの? でも、なんだかもう会えない人みたいな口ぶりだったから」
「そうか。転勤の辞令をおあつらえむきって感じで親父とこっち来ちゃったからな」
「綾瀬、兄弟いるんだよね?」
「いない」
 離婚すると母親は子と離れたがらず、複数いれば幼い方をとる。そんなふうに認識していた知夏は遠回しにそう確認したのだったが、友はそれを否定した。
「オレの気持ちなんかお構いなしで、親父がオレを連れて出たってことは、母親はオレを手放したい理由があったってことだ。北小金さんなら見当つくんじゃないか? 誰も教えくれなかった。でも判るさ。言えやしないよな」
 友が知夏に背を向けたまま一歩さがった。まばゆい光が視界を埋めて初めて、知夏の耳に電車の響きが現実感を伴って届いた。
「口が滑ったな、訊かれたって教えない主義なのに、オレ」
 友の声が騒音に消されそうになる。
 やがて停止してドアが開いた。無人に近い車内が窓からも窺えた。人工の光のなかで振り返る、何事もなかったかのような友の視線にうながされても、知夏の足は動かなかった。
「おーいボケッとしてんなよ、行っちゃうよ」
 苦笑して呼びかけてくる。知夏は慌ててバッグを探った。
 発車の合図が鳴り響く。
「おい?」
 焦れた友が近づいて腕をとると、バッグから出された手は紙をつかんでいた。
「一本、遅らす」
「は?」
「まだコレ書いてないじゃん、だから次のにするわ」
 進路調査のプリント。
 絶句した友の背後でドアが閉まり、電車が動き出した。
「次のって、1時間も後だぞ……?」
 友があきれ声でそう言うと。
「そのくらいどってことないよ」
 笑っている。友は自分の行動に我に返り、腕を放して夜空を仰いだ。改札の明るさが邪魔して星はあまり見えない。すっかり周囲は元の静けさに戻っていた。
「……行ってしまったものは仕方がない、か」
 気を取り直して知夏の広げた用紙に目をやる。消しゴムのこすり過ぎでところどころケバ立っている。
「オレ、家に置いてきちゃった」
「じゃあここに書いておいてあげる。先生に約束したでしょう、ちゃんと考えなくちゃ」
 どこまで本気でどこまで冗談なのか友には知夏が判らなかった。今日は1日がとても長い気がする。
「あたし去年まで進路決まってたんだ」
 知夏はプリントを片手に、ふたりきりのホームで話を続けた。
「推薦で大学行って、シンクロでオリンピックに出るつもりだったの。高1になりたてだったくせにね」
 照れたようにちらりと舌を出す。
「シンクロ、って……」
「スイミング、のほうね」
 トランポリン競技にもあるんだけど、と知夏は説明した。
「地元のスクールに所属して、ジュニア選手権の選抜チームに候補で登録もしたのよ。でも入学式終わっていくらも通わないうちに交通事故にあって……あたし、その時のこと全然覚えてないの。気がついたら病院にいてね。記憶も混乱しちゃって、今でもよく判らない。登校途中に轢き逃げされたみたい。犯人も不明だし。ハッキリしてたのは、左腕の骨折と右足の腱が切れてたってことだけ」
 ふぅ、息をつく。友は黙っていた。
「半月入院して、3ヶ月リハビリして。知ってる? 左右のバランスが悪いとね、速く上手には泳げないのよ。キックも弱いし」
「でも今日……」
 昼間のフォームを思い起こそうとした。が、気づいたことなんてなかった。
「泳ぐだけならできるの。普通に泳げるようにまでは、なった。完治してすぐ、スイマーズのプールに行ったわ。競技は無理だってコーチに宣告された。どんなに気をつけても、タイミングを外してポイントからズレちゃうの。リズム泳っていうのがあって……基礎的なものなんだけど。スカーリングのバランスもとれないし……どんなに頑張っても、みんなに合わせる以前の問題なの。ショックだった。目の前が本当に真っ暗になった。それこそ180度。世界が変わるなんて貴重な体験したわ。あたし達って似てる? そんなことないか。綾瀬みたく強くないからグレちゃったもんなぁ」
 知夏の耳にピアスは見つからなかった。友はストレートの黒髪が派手な色に染まってパーマのかかっている様子や、タバコをくわえる仕種など思い浮かべてみたが、うまくいかなかった。指の爪も短く丁寧にケアされている。さりげなく目をやったが腕に注射針の跡も見当たらないようだ。
「なんか変な想像してる?」
「いや」
「不良娘なんてやる度胸もないのよ、家出もできない。そういう意味じゃなくてね」
 片頬を歪めた。自嘲気味な笑み。
「登校拒否に突入したの。だって授業にもついていけないし。勉強が遅れちゃったからね。学校には療養ってことにしてたみたい。親はなだめすかして登校させたがったけど、あたし泣き暮らしてたわ」
「それで? 湯島が通い詰めたわけか」
 なんとなく悟った友に、知夏はうなずいた。
「出席日数足りなくなるギリギリにね。高校の担任が家庭訪問なんて、ないよね普通」
「オレの家には来てないな」
「本当はオマエの泳ぎなんて全然たいしたことない、なんて言ったのよ。失礼しちゃう。こっちは本気で世界を目指してたのに、よ? でも先生が初めてだった。甘ったれのあたしを叱り飛ばしてさ。『この世の中にはもっとかけがえのないものがたくさん存在してるんだ。その目で確かめてみろ』ってカメラをくれたの」
「美術教師なら画材を与えそうなもんだけど」
「そう、だね」
 知夏の表情から笑みが消えた。
「きっと警戒したのよ。写真部じゃなくて、もし自分の担当する美術部にあたしを引きこんだら、成田に誤解されるじゃない?」
「考えすぎだよ」
「違うかな。だって写真部の顧問だとばかり思ってたのよ、入部するまで」
 知夏はうつむいた。色の失せたすべらかな目元に水滴が伝うのではないかと、友は視線を外せなかった。
「でも知らないフリしてやるんだ。春休み、1日だけヒロちゃんと鎌倉を歩いたの。証拠もあるよ。有名なあんみつ屋さんにお客さんの旅ノートっていうのがあって……他愛のないコトしか書いてないけど」
 友は首を振った。それを持ち出しても思い出が壊れるだけだろう。
「成田なんて大嫌い」
 知夏は握りしめてくしゃくしゃになった紙をまた広げた。
「進路希望はヒロちゃんのお嫁さん、って書くわ。卒業したらおばあちゃんに花嫁修行を頼んでくれる? ねぇ」
 首を傾げて上目遣いに友を見る。
 どう答えようか躊躇して、結局言った。
「本気なら止めないけど、湯島って確かじき30になるんだぞ。フリはやめた方がいい。ホントは知っているのなら」
「なんのコト?」
 知夏はとぼけた。さっきの自分のセリフを忘れている。
「北小金さんに写真部を勧めたなら、それが湯島の誠意だろう。今は自宅に持って帰ってるみたいだけど入部したての頃、美術準備室につくりかけの彫刻が置いてあったんだ。今年の二科展に出品するつもりだって、湯島の」
「知らない、そんなことどうでもいいよ」
「たぶん成田先生だった。タイトルは確か、」
「聞きたくない」
 耳をふさぐ前に、友は続けた。意地悪のつもりはなかった。はっきりさせておくほうが良いと思ったのだ。
「『プロポーズ』――」
 知夏が手のひらで顔を覆ったまま大声をあげて体当たりしてきた。弾力のある肢体を受け止めて、友にはどうすることもできなかった。
「何が誠意? 責任取ってよ教師のくせに、自分の都合ばっかり! 転校なんか考えてやらない、好きなだけなのに、どうしてダメなの、どうしてあたしが片想いで我慢しなくちゃいけないの? 誘惑して不倫して、成田に浮気バラして破談よ、離婚しちゃえ、湯島宏和!」
 泣き叫ぶ。
 そして21時8分発の千葉行きも見送るはめになった。
 次の22時13分発が最終だった。千葉に着くのは23時44分になってしまう。
 ひとしきり泣いて落ち着いた知夏に友がそう告げると、夜の海が見たいと言いだした。


エピローグ 〜海鳴り〜

 国道沿いに歩いた。知夏が気にして顔をあげようとしないので、指先だけで手をつないで友が前を歩いた。たよりなくほそい指だと思った。海から吹く風にさらされてお互いに冷えていた。
 友は途中で公衆電話を見つけて七江に連絡をとり、大人の口から北小金の家へ一晩知夏を預かる旨伝えてもらえるように頼んだ。
 遠回りして帰るから少し遅くなるけど心配しないようにと付け加えて。
「こんなふうに外泊するなんて、初めて」
 まだしゃくりあげながら、知夏が無理に明るい声を出そうとした。ノドが潰れていて苦しそうだ。
 幅広くとられた歩道のガードレールを隔てて長距離トラックが走っていく。反対車線を乗用車がすれ違う。夜の気配が蹴散らされ、言葉が意味を失いそうだった。等間隔に連なる水銀灯を反射した荷台の鈍色と赤いテイルランプが遠ざかり消えてしまうまで、黙って見送った。
 道の両側には民家があるはずだった。けれど防風林と石垣のせいで視界は極端に狭められ、住む者の声も気配もなかった。
 周囲を満たす音が枝葉のざわめきだけになり、次に知夏が声を出した時、だいぶ呼吸は落ち着いていた。
「家に帰ったって、どうせ眠れないの。星が綺麗でも朝がきても、良いことなんか何もない。夏休みなんて欲しくない。どんどんあたしのことなんか、忘れられちゃう。きっと」
「……」
 寝不足のせいで今朝倒れたのかと、思い巡らせた友が尋ねる前に知夏が続けた。
「保健室のやりとり、聞いてたでしょ? てんで相手にしてくれないの。元気に毎日登校してくる生徒じゃ先生をつなぎとめておけない。どうすればいいの? 学校の指導なんて毒にも薬にもならない」
「もしかして邪魔するために倒れた、とか」
 半信半疑で思考を進めれば、知夏はあっさり肯定してみせた。
「そうよ。いけない? あたしがいなくたって、ヒロちゃんは保健室に行くのよ。――なんて、嘘。冗談じゃない。なんであたしが成田なんかに看病されなきゃならないの。湘南土産の灰皿なんか見たくなかった。あたしの様子どうなんて、ダシにされるために貧血になんて、誰が」
「オレは恋愛を信じない」
 友は知夏を握る指の力を強めた。だんだん毒を含んでいく話を聞いていられなかった。黙らせるために喋っていた。
「少なくともオレの両親は、永遠の愛を誓ったはずの家庭をぶち壊したから。子はカスガイなんて、オレは道具かよ? ――けど別に良かったんだ、それでも家族が成り立っていられたなら、オレは。それが不良品だったんだよな。なんの役にも立たなくて。カスガイの子供として失格ってわけ。……どこがいけなかったんだろう」
 不意に、目の前がひらけた。
 友は息をのんだ。
「失恋の日は雨だって、いくらでも歌われてるのに。なんで今日はこんなに天気がいいのかってあたし、空のこと恨んでたんだけど。……これじゃ、感謝するしかないね」
 知夏が友の手から離れて、さえぎる壁の途切れた先の防波堤へ歩み出た。白く、さざ波がテトラポットの先から輝きを放っていた。かなたの海は暗く濃紺に沈んでいる。空も同じ色で、水平線との境界が消えたように見分けられなかった。しかし正面に浮いた月だけが強く存在を主張し、天と地をひとすじほどの光でつないでいた。
「十五夜……は、まだ先だっけ。なんて明るいの」
 薄い潮の香が知夏の髪を揺らす。銀藍色に埋め尽くされた友の視野に、それだけが動くシルエットに映った。
「……失恋……?」
 遅れて反芻した友の唇が動いた。
 月の光に身をゆだねた知夏は囁きに近い問いに聞こえないふりもできたろうに、振り向かないままに返事をした。
「砂浜に書いてたの、手紙なの。ずっと好きだったけど、あきらめるから、お幸せにねって。本当はラブレター書いてたつもりだったのに、いつの間にかお別れレターになっちゃった」
 突堤に腰ほどの高さに作られたコンクリート壁に両腕を乗せたシルエットから光る粒が落ちた。
「浮気なんて、するわけないよ。先生、マジメだもん。鎌倉だって勉強しに行ったみたいなもんなのよ」
 友は思わず後ろから彼女の肩をそっと抱きしめた。小さく震える首筋に頬を寄せる。束ねられた髪は夜気を含んで冷たく湿っていた。
 知夏は息をつめてじっとしていた。
 海鳴りが聞こえた。
「無理すんな。親父も、きっと母さんにそう言ったんだろうな。気持ちは理屈じゃないから。さっきホームで号泣してた北小金さん見て、そう思った。母さんはこの海が好きで、親父も好きで、オレはここで生まれたんだって、だからオレが頑張ったら二人の仲もなんとかなるはずだって思ってたんだ。でも目の前で、あんなふうに母さんに泣かれたら親父だって許しちゃうんだろうな。親父は愛想つかされて、オレはダメな息子だから母さんに捨てられたんだとしたら、結婚で誓った愛ってなんなのかって……ずっと……最後まで訊けなかった。冷えた家族ならいらないってオレはヤケになったけど、本気で他に大事なもんがあるとかもし聞けてたらオレにも納得できたかな」
 知夏は黙って友の腕に手のひらを重ねた。首をめぐらせて頬を合わせ、肌の温度をあたためあった。
 少し考えて、言った。
「綾瀬って、優しいよね」
「それお世辞?」
「ううん。恋愛信じないって言ってたけど、違うよね。遠距離恋愛、するんだなって思ったもん。別れるより」
「そんなの、実際はどうなるか」
「さっきだって名前のこと、フォローしてくれたし。おばあちゃんとも会えば大体どんなお母さんだったか判るもん。綾瀬のこと、不良品や失格だなんて、絶対に思ってないよ。夏休み中に会ってきたら?」
 友の腕をすり抜けて、知夏は月光の下でまるくターンを決めてみた。
「あたしも玉砕してくるからさ」
「……一緒に行こうか?」
 軽く鼻をすすって、友は幅のあるコンクリートの上にあがった。まといつく潮風が心地良く涼しい。
「そうだね、そのあとまた一緒にここで海を見ようか」
「そうだな」
「あ、でも昼間にしようね」
 普段の調子に少し戻って、知夏がいたずらっぽく笑い声をあげた。
「もしかしたら明日の朝、お父さんが駅まで来ちゃうかも。一緒に怒られてくれる?」
「マジ?」
「あたし、こう見えても箱入りで大事にされてるのよ」
「……そんな気はしてたけど」
 友は道路へ飛び下りてぼやいた。
「この次は怒られるだけじゃ済まなかったりして」
「なんか言った?」
「いや。大学に行こっかなってさ。そう、絵をとことん本気でやってみるのもいいかもしれないな」
「あっずるい。自分ばっかり決めちゃって」
「北小金さんも大学選べば?」
「うーん」
 どちらからともなく並んで家路を歩きだす。
「やっぱりうちの母親じゃ不安だから、おばあちゃんに頼んで料理教えてもらいたいなぁ」
「もっと近場にクッキングスクールぐらいあるんじゃないか」
「調理専門学校とか?」
「そっちの方が周囲も理解してくれるだろ」
「じゃあプリントにはそう書いておくことにする」
「なんだそれは」
「だってさ。誰かさんの好みもちゃんと身につけたいじゃん」
「……本気なら、止めないけど……」
 誰かさん、のところで指で示され複雑な気分で言い淀む。
「どうかした?」
「オレは……」
「なあに?」
「オレは湯島の代わりかなって」
 言った途端、背中をキツく殴られた。
「痛てぇ」
「バカなこと言うからよ。これから自分で確かめるのね。不可能なんてないんでしょ?」
「……何の話だよ?」
「信じられるように、してみれば」
 片手で友の腕をつかんで、知夏は後ろ歩きで月を振り仰いだ。
「あたし今夜のこと一生忘れない」
「オレは……」
「絵に残す? 暗いけど明るい、銀色の絵になるね。できたら見せてよ」
「明け方には朝日で海面は金一色になるんだ。どうせなら対(つい)で描きたいな」
「そうなの? 日の出ってあたし見たことないの。どんな感じ?」
「じゃあ晴れたら朝また来ようか」
「晴れるよ。あの月だもの」
「早起きできるか?」
「綾瀬が起こしてくれればね」
「了解」
 眠れないんじゃないのか、とは聞かなかった。たぶんいらぬ心配というやつになる。
 これからは彼女のスケッチが増えていくだろう。
 横顔を見つめながら、友はいつになく満たされた気分でそう思った。
(了)
(初出:2012年08月)
前へ 1 2 3 4 5 6   
登録日:2012年08月16日 20時33分
タグ : 青春 恋愛 学園

Facebook Comments

天野雅の記事 - 新着情報

  • 約束の夏(4) 天野雅 (2014年09月23日 15時35分)
    玲子に取り憑いたとおぼしき霊の目的とは? かつてのこの場所であった出来事が生者を巻き込み展開する。約束の夏、最終章。(小説ファンタジー
  • 約束の夏(3) 天野雅 (2014年09月03日 11時37分)
    雨に打たれながら玲子を探しに弓道場まで来ると、中から玲子が現れた。しかし、何かに取り憑かれているのか、まともではない。浅井の夢、汽笛、レール、様々な符号が収束しはじめていた。(小説ファンタジー
  • 約束の夏(2) 天野雅 (2014年08月10日 20時09分)
    幽霊の声を聞いたという山田。同好会の面目としては調査しないわけにはいかない。台風が近づいて雨風吹きすさぶなか、玲子が行方不明となり……。(小説ファンタジー

小説/現代の記事 - 新着情報

  • 園生に咲く花(7) 北見遼 (2016年08月13日 12時42分)
    事件が一段落つき、夜も明けようというころで気が付いた。「今日は受験日だった!」 焦る小紅をよそに姉の小百合は涼しい顔で飛ばしていた高速を降りる。そんなときが来た小紅の晴れやかな笑顔がまぶしい。園生に咲く花、最終章!(小説現代
  • 園生に咲く花(6) 北見遼 (2016年05月31日 14時28分)
    「見つけたわ!」深夜の高速道路を爆走するピンク色のワゴン車。誘拐犯の車を見つけた一行はカーチェイスの末、ついに犯人を追い詰める。重苦しい現場で露わになるそれぞれの想い。(小説現代
  • 園生に咲く花(5) 北見遼 (2016年05月12日 14時06分)
    誘拐犯と思わしき晴美――姉の旦那がかつてつき合っていた女性のアパートに雪崩れ込むがすでに空っぽだった。取り乱す姉に愕然とする小紅だったが、事態はそれどころではない。(小説現代

小説/現代の電子書籍 - 新着情報

  • オンラインマガジン『騒人』総集編  (2015年08月20日 17時44分)
    オンラインマガジン騒人に掲載の編集者オススメ作品と書き下ろし作品をまとめて発刊した投稿Web小説『Sohzine.jp』Vol.1から10までを一冊にしました。一巻ずつ購入するよりお得。単体で電子書籍化した「作家の日常」は小説家、阿川大樹氏の日常を公開。また、宇佐美ダイ氏の「LeLeLa」は、不思議な力を手に入れ吸血鬼となった男の対決を描く伝奇小説。眠太郎懺悔録シリーズの青島龍鳴氏「ファーストキスは鉄の味」、城本朔夜氏の電子書籍「イペタムの刀鞘」外伝など、充実した内容でお送りします。コメディや児童小説の他、時代小説、ファンタジー、笑える・泣けるエッセイまで、70作品を一気に楽しめます。(小説現代
  • 投稿WEB小説『Sohzine.jp』Vol.9  (2015年08月20日 17時29分)
    騒人編集部お勧め作品を掲載! 青島龍鳴氏『ファーストキスは鉄の味(前編)』は、退治屋不足のため狐の女王と取引をする帝家。眠太郎懺悔録シリーズ。樹都氏『ヤミネコ』。猫にまつわるあらぬ話。阿川大樹氏『作家の日常』では、お金にまつわる話しを赤裸々に告白。宇佐美ダイ氏『LeLeLa』。美智子は朋子に“気”を扱うための栓を抜かれるが……。綺羅星沙々羅氏『太陽は君に輝く』はククルの森に入った一行の前に難敵が出現。南川純平氏『ポトゲラヒ』。下田にやってきた久之助は写真術を学ぶ機会を得る。いちばゆみ氏『ゆうきゃんの人生迷走案内』。電車で見たポスターに思い出したのはカオルくんのことだった。あのとき、何が出来たろうか? (小説現代
  • 投稿WEB小説『Sohzine.jp』Vol.8  (2015年08月20日 17時24分)
    騒人編集部お勧め作品を掲載! 浅川こうすけ氏『恋人ボックス』。モニターに映し出された恋人、デアルを独り占めしたい村木は作戦を練る。天野雅氏『永遠の海』。中学三年の千彩子。案内された崖の上。彼女の計画とは? 阿川大樹氏『作家の日常』は編集者との出会いについて。宇佐美ダイ氏『LeLeLa』は逃げ出した美智子の前に“新人類”を称する吸血鬼が現れる。綺羅星沙々羅氏『太陽は君に輝く』では、貴族と一般人の混合チームで試験に挑むことに。新連載、南川純平氏『ポトゲラヒ』は日本における写真の開祖、下岡蓮杖の青春を描く。おおみち礼治氏『宣う躰 キンタマチェック』は当時十六歳だった著者の入院録。今号も面白いに決まってる! (小説現代

あなたへのオススメ

  • 風が哭く(7) 天野雅 (2013年04月16日 14時59分)
    自殺したさゆりのことが好きで同情した篠崎の心の隙に入り込み道具として利用したほどの凄まじい怒り。天理姉弟は鎮められるだろうか? 風が哭く、最終章。(小説現代
  • 風が哭く(6) 天野雅 (2013年03月03日 13時48分)
    自殺した早川に関わっていたもうひとりを突き止めた天理姉弟は、詰襟の少年の元へ向かう。盛田と藤冶の見つめるなか、プールサイドで超常の光景が展開される。(小説現代
  • 風が哭く(5) 天野雅 (2013年02月05日 14時10分)
    帰宅途中の公園で福本は違和感を感じた。どうして誰もいないのか…? 衝動に駆られ、走り出した彼女の前に現れた、目に狂気を宿した男子生徒。彼の差し出したノートにあった言葉を見て、福本は悲鳴を上げた!(小説現代