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天野雅
著者:天野雅(あまのみやび)
埼玉県生まれ、千葉県育ちの関東人だった。結婚を機に関西の人間になる。現在は関西とも東海ともいえる近畿地方に在住。10年経って方言にも慣れた。血液型はマイペースで知られるB型。住めば都を地で行く性質。ネット作家歴20年。同人作家歴はプラス5年。趣味は映像鑑賞。写真撮影。歌唱。創作料理。好物は自然万物一般。美術芸能一般。パソコン。ゲーム。漫画。文章。
小説/現代

風が哭く(3)

[連載 | 完結済 | 全7話] 目次へ
自殺に思われた早川の死の謎。ノートに記された加西の父親は安置室で娘と対面した。そしてまたハヤカワにまつわる不可解な死が続くのだった。
 ACT.4

 ベッドの上で、彼は膝を抱えていた。
 丸めた肩が小さく上下している。
 窓にブラインドシャッターを下ろしただけの部屋は、外からの光でうっすらと明るく、目の前を凝視して動かない彼の頬を白く照らしていた。
 他に明かりはない。
 墨を流したような部屋の中で、規則正しい時計の音が響いている。
 早寝の両親は、今夜も夕飯が済むと独り息子に干渉することなく、部屋に引き上げていた。
 呼吸をするほどのさりげなさで、彼はゆっくり片手を足もとに下ろした。
 冷たいビニールの感触が指先に触れる。薄いノートは開きぐせがつき、表紙が折れ曲がってしまっている。
「早川……」
 彼の頬は濡れていた。

     ◆*◆

 卓上の時計は10時半。
 子機を手に、逍太は自室の椅子に掛けていた。遥子の部屋とを仕切る襖は開け放ってある。
 ちなみに和室は両方とも昔ながらの寸法で8畳あり、幼児のころには16畳として使用されていたものだ。勉強机と書棚、今はコタツも置かれている。その両翼に続きの洋間が6畳、遥子のほうは出窓つきでベッドルームになっている。
 更にそれぞれ2畳のウォークインクロゼットとドレッサールームが配されて、逍太は毎朝ここで遥子の髪型をめんどうみている。寝室のドアはともかく高校にあがっても襖は開け放たれていることが多かった。
「ああ、そうだね、練習の合間でも」
 受話器から洩れてくるのは女のものだ。応じる逍太の声は軽く歯切れがいい。しかし眉間に皺を寄せたその顔は、楽しそうという感じには遠かった。辟易している。注意深く聴けば声の偽装も分かる。
 電話の相手はよほど鈍感なのか、彼と会話できるだけで浮かれているのか。……両方か。
『再来週は中間試験があって、あ、常地高でも同じですかぁ?』
 彼女は耳をつらぬく音域にまで、気前よく語尾をハネあげた。
 逍太は耳から受話器を少し遠ざけた。
「……まあね」
『お勉強のお邪魔しちゃ申し訳ないですから。センパイの御都合は?』
「僕はいつでも構わないけど」
 悪いコじゃないんだよなあ、と逍太は頭を抱えた。
『みんなで、試験前に1回通しでやろうって言ってたんですよ。今週の土曜なんですけど』
「あさって? へえ」
『ヨーコセンパイとショーちゃんセンパイがおいでになるって話したから、みんな張り切ってます。あ、あたしもですよっ、モチロン』
「お――葉月さん。その敬語、嬉しいんだけど、そろそろやめない?」
『ええっ、ショーちゃんセンパイ、そんなっ、ダメですよあたしなんかっ。釣り合う美人が常地高にいっぱいいるでしょっ』
 な……何を言って……。
 坐ったまま眩暈を起こしそうになった。コタツの座椅子からずり落ちかけて、逍太は隣の部屋に立つ人影を認めて踏み止まった。
 グレーの地に白うさぎが跳ねるトレーナー。濡れた髪にはタオルをあてている。うさぎはオレンジ色の人参を抱えていた。
「ごめん、今の話は忘れてくれるかな。遥子に代わるよ。日づけとか細かい内容、決めちゃって」
 くすくす笑っている遥子に立ち上がって素っ気なく子機を放ると、着ていたポロシャツのボタンを外しはじめる。
「もしもし、結菜ちゃん? ゴメンね、冗談で口説くなってちゃんと叱っておくからね」
 シャツを脱ぎかけて視線を感じ、逍太は襖を勢いよく閉めた。
「ドライヤーかけろよ」
 律儀に告げて、階下のバスルームへ向かう。和科子は9時を過ぎた頃に帰っていった。フロアには誰もいない。
 ――その時。
 逍太は外気が入りこむはずのない、廊下で。
 遥子は締め切った、部屋の中で。
 風を感じた。
 しかし姉弟はお互いを呼ばなかった。こうなっては結菜と話す方が大事だった。
「じゃ、あさっての午後2時ね」
 遥子は口調に内心の変化をみじんも出さず、結菜に応じていた。
『ハイ、お待ちしてます。差し入れなんて、気を遣わないでくださいねっ、ホント』
 かわいいな、と遥子は苦笑した。逍太にこのかわいさは解るまい。その口もとがひき締まったのは、次の瞬間だった。
「それから昼間の件ですけどぉ、1年2組の、早川さゆりさんでした。住所は――」
 葉月結菜に部長がつとまるのは、こういう点だ。メモを用意しつつ頭の隅で遥子は思った。

     ◆*◆

 安置室へと続く廊下で、無表情なコンクリートは荘厳な印象を与える。四方を囲まれた人間は、自然に萎縮してしまう。
 しかしその男は、重苦しい空気を逆に威圧するかのように正面を見据えて歩いていた。大企業の重役をあずかる、強い意志を内包した足取りだった。
 入口の扉が開くと、先頭で案内してきた婦人警官は廊下の外に退いた。
 四角いだけの室内は冷えた空気がわだかまり、中央に白い布をかぶった寝台がひとつ。
 いつからともっているのか蝋燭が2本、奥の方から黄色い光を投げている。
 無言で横を歩いてきた、紺の背広を着た若い刑事が、寝台の脇に立った。
 入口で立ち止まっていた男は、ゆっくりと瞬きをしたあと、その隣に立った。
 刑事は長々と盛り上がった白布に両手を合わせてから、そっと四角い布の片鱗をはぐった。
 蝋のように蒼ざめた、若い女の顔が現れた。
 首から下を大きな白い布が覆う、まるで神聖な贄だ。
 最期に何を見たのか。それを刻み込んだ瞳は閉じている。唇は色をなくし、生気を失ってかなりの時間を経ていることは明らかだ。
 あらゆる表情を滅したそれが、安らかと見れば呼べるだろう。
 苦渋の影は、彼女よりも見下ろす男の方に濃かった。
「娘です。――里佳です」
 押し殺した男の声が、無機質な周囲に反響した。
「残された親の姿も想像できんのか……」
 握った拳が小刻みに震えている。刑事は驚いて、なだめにかかった。
「お嬢さんは、まだ自殺と決まったわけではありませんよ」
「では娘は誰かに殺害されたと?」
 そう切り返す、男の目に何か違和感を感じて刑事は黙りこんだ。
 それは怒りや復讐に燃える親の目というよりは、むしろ社会の好奇に脅える被害者の目という感じがしたのだった。
 震える拳は虚勢の象徴なのかもしれなかった。

 ACT.5

 走っていた。
 凍った風がのどを刺す。痛い。
 目の端で街灯が揺れる。ここは一体どこだろう。
 団地と反対の方向に走ったことを、彼女は悔やんだ。
 あんなところにあいつがいたから……。
『――ですか』
 あの顔。誰だろう。誰だったんだろう。
『――さんですか』
 あの声。聞き覚えはなかった。だから頷いたのだ。立ち止まってしまったのだ。黙殺して通り抜けていたなら家に入れたのに。
『――知ってますか』
 その眼。背筋が凍りついた。見たことがある、あれは。
『――が死んだのは、あなたのせいだって』
 違う! 私のせいじゃない。あのコは自分で死んだんだから。自殺だった!
『そうですか? でも――』
「やめて……やめて……」
 最初は絶叫に近かったその声も、今は苦しい息の下でかすれ、ただのつぶやきに変わっていた。
『でも、これが』
 差し出されたノート。受け取れやしない。
 水銀灯の下でページが白く浮きあがる。横から指が、罫の途中の文字を示した。
『読めませんか。読めますか』
 ほとんど見えない細い文字。彼女は目を逸らした。
『ほら、ここ。今日は澤村。許さない、って』
「やめ……」
 視界が揺れた。涙があふれて目の前はろくに見えていなかった。足が地面の段差を踏み抜き、膝から前に倒れこむ。のばした手の先に地面はなかった。
「!?」
 草の葉の薄刃は彼女の皮膚を、容赦なく切った。
 受け身もとれず、斜面を転がりつくと下は小石の原だった。
「いっ……た……」
 ここはどこ? なんでこんなところがあるの?
 方向感覚も完全に混乱した。
 見回したが真っ暗だ。さっきまで見えていた街灯もない。
 痛みで熱い膝に触れると、細かな石のかけらと裂けた肌が指に当たった。ストッキングは派手に破れてしまっている。
 耐えきれず、彼女はうずくまったまま全身を痙攣させて泣きだした。
「たすけて。……お願い」
 周囲の静けさの中に、返答はなかった。
 そっと顔を上げる。視界には何も映らず、誰の気配も感じない。
 耳を澄ます。風にすれる葉音、遠くに虫の音。それだけ。
 ……助かった……?
「許サナイ」
 すぐ耳もとでした。低い、男とも女ともとれるささやき。驚愕に見開いた彼女の瞳に、巨大な光が迫った。
 突然に鼓膜を突き破る聞き慣れた音。だが彼女には、爆音としか理解できなかった。
 衝撃。
 彼女の脳裏に炸裂した、先刻の眼の記憶。
 憎悪、怨み、怒り。
 ハヤカワの……

     ◆*◆

 乾かした髪を、遥子はおおまかな三つ編みに束ねた。
 洋間の引き戸を半分開けて、遥子と逍太はそれぞれのベッドに寝転んだ。
「つまり?」
 枕にあごを乗せ、うつぶせになった逍太がたずねると、
「逍ちゃんが見たのは、多分そのコだと思う」
「死んでるって? ハヤカワ……」
「早川さゆり。1年2組、クラブは水泳、部活は無所属。生活委員で交代制の週番を担当」
 遥子は沈んだ口調で伝えた。仰向けになって目を閉じている。
「で、間違いなく?」
「2度も失敗したあとでね。最初は自宅で手首を切ったとか……でもこれは亡くなってからの噂。実際は包帯をしてたっていうだけね。彼女と親しかった友達は、なんの相談も受けてなかったって。手首の傷も料理の時のヤケドか何かだと思ってたんだそうよ。傷口は誰も見てないわ」
「次は?」
「教室の窓から飛び降り。だけど下を通りがかった生徒が騒いでやめたみたい。ふざけて落ちそうになったって、その時は説明したらしいわ」
「それで3度目に成功?」
 逍太は軽く息をついて、目を閉じた。
「そう、自宅で。階段の手すりからロープで首を吊ったって」
「他人を巻き込まないだけいい方法だね」
「そういう言い方はやめて」
「別に――」
 茶化したつもりはないけど、と言おうとして、別の言葉に代えた。
「それじゃあさ、なんであんなに印象が弱かったんだろ?」
「そうね」
 遥子は目を閉じたまま、探るように思考を声に出していく。
「そうやって、執着心の強そうな女の子が誰かを道連れにしようと……ううん、もう過去形ね。道連れにしたなら、印象が弱いなんてことは珍しい。それに自分の死だけを望んでいたのなら、なぜ今頃になって事件が起きたのか?」
「道連れにしたくて、自殺したってことは?」
「普通の人なら、そんなふうには考えない。殺して自分はあとから死ぬでしょ」
「そりゃそうだけどさ」
 どーせ僕は普通じゃありませんよ、と逍太はすねた。
 私だって普通じゃないんだからいいでしょ、と遥子はあきれて言った。
「それと、自殺の動機も不明だし」
「思春期の発作としては、凝りすぎだな。でも早川さゆりは実際に3度目の正直をやってしまった」
「相当思いつめてたわけよね」
「それがあの印象の弱さと結びつかない」
 はあ、と深呼吸して、逍太は仰向けになった。腕を頭の下で組む。黒地のトレーナーに白いうさぎと赤い人参が目立った。
「さっきのも、関係あるよね」
 沈黙。
 それを破ったのは同時、さすが双子と言うべきか。
「ふたり、か」

     ◆*◆

「事件が夜を選ぶのか、夜が事件を選ぶのか」
 年配の刑事はつぶやいた。時間というものが少なからず事件に影響すると、彼は信じている。前者なら誰か意図するものがあり、後者なら被害者の不運ということだ。
 住宅街に埋もれるようにしてある、小さな踏切の手前。
 駅からも作業員は何人かやってきているが、今彼に答える者はいなかった。
 電柱にともる黄色い明かりは気休め程度にしか足元を照らさない。線路の周囲は薄闇だ。
 今はその途中で、大型ライトの光が筋となって夜気を切り裂き、交錯している。
 パトカーは1台。踏切付近は駐車禁止で、20メートルほど離れた路地に放置してきた。
 なにしろ真夜中のことで――通報があった時点でとっくに夜中の11時を回っていたのだ――署から駆けつけることができたのは彼を含めて2人だけだった。
「明るくならないと無理ですね」
 年配刑事の右側で、ライトが一筋揺れた。
 若い男の声だった。
 白い溜め息で応じた彼の腰のベルトで、小さく電子音が鳴った。
 まったく、今日は呼び出しの多い日だ。
 名刺大の黒い携帯電話を取り出した。短く返す。
「盛田だ」
『稲見です。昼間の娘の身元が割れました』
 署からやって来たのは2人、残してきたのは1人。若い刑事の声を、彼は心強く聞いた。
『加西里佳、14歳。東中学の2年生です。父親が確認しました』
「よし」
 それで電話は切れるかと思ったら、続きがあった。
『それでですね、』
 その時、線路の方が騒がしくなり、盛田は電話をくるむようにして身を屈めた。
『気になったんで少年課にあたったら、記録がありました。普段は仲間とつるんでいたようです』
 騒ぎがますます激しくなった。盛田は片手で反対の耳を押さえ、電話に言った。
「仲間か、誰だ」
『同じ学校の女子生徒で』
 耳を押さえていた片手が引かれた。
「警部っ、溝からバッグが……」
 うるさい今電話中だ、と怒鳴ると、あっ、すいません、と手が自由になった。途端に騒ぎもやんだ。どうやら部下が1人で騒いでいたらしい。
『モリさん? いいですか』
「ああ、悪い」
『1人はサワムラメイコ。さんずいの澤に村、くさかんむりに名の茗子です』
「サワムラメイコ……ああ、澤村茗子ね」
 メモする状態になかった。繰り返して記憶に焼きつけようとすると、
「警部っ、警部っ」
 脇からまた声があがった。
「今度はなんだっ――違う、イネに言ったんじゃない、野崎だ」
 舌打ちして電話から振り向くと、
「澤村茗子ですよ……」
 赤くにじんだ白い手袋が示す、黒革の鞄から取り出した生徒手帳は、確かに東中学校のものだった。
(つづく)
(初出:2012年12月07日)
登録日:2012年11月11日 16時46分

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