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天野雅
著者:天野雅(あまのみやび)
埼玉県生まれ、千葉県育ちの関東人だった。結婚を機に関西の人間になる。現在は関西とも東海ともいえる近畿地方に在住。10年経って方言にも慣れた。血液型はマイペースで知られるB型。住めば都を地で行く性質。ネット作家歴20年。同人作家歴はプラス5年。趣味は映像鑑賞。写真撮影。歌唱。創作料理。好物は自然万物一般。美術芸能一般。パソコン。ゲーム。漫画。文章。
小説/現代

風が哭く(5)

[連載 | 完結済 | 全7話] 目次へ
帰宅途中の公園で福本は違和感を感じた。どうして誰もいないのか…? 衝動に駆られ、走り出した彼女の前に現れた、目に狂気を宿した男子生徒。彼の差し出したノートにあった言葉を見て、福本は悲鳴を上げた!
 ACT.8

 いつもはドーナツショップに寄っていく仲間も、今はいない。
 とりあえず? 制服を脱ぎに、自宅へ帰ろうか。
 家は、校門を出て左、常地公園を東から西に突っ切って大通りを駅の方向へ、20分ほど住宅街を歩いて細道に折れたところにある。
 校則違反と知りつつ自転車を公園に置いて通学していた時もあったが、盗難にあってから諦めてしまった。
 公園に入ると、急に寒さが増したように感じた。まだ4時前だというのに薄暗いせいだろうか。
 自分と周囲の間に違和感がある。いつもなら騒がしく喋りながら歩く道だからだろうか。
 彼女はふと、足を止めた。なぜだろう。
 ゆっくり身体を回して周辺を眺めてみた。
 左右に白樺の並木がある。
 正面には水柱を2、3メートルあげている噴水池。
 後方の入口の隙間に学校の校庭、その向こうに団地が見える……線路を隔てて。
 前方数十メートル行けば公園の出口がある。大通りが横たわり……渡ると右角に、放送塔があるのだ。
 風がやんだ。鳥の鳴き声がしない。虫の音もない。
 まだ昼間なのに、なぜこの憩いの場に誰の姿も見えないのか。
「……っ」
 何か言葉を発したかもしれない。突然の衝動に駆られて、彼女は走りだした。
 冷気だ。後ろから。何か来る。何が?
 ――振リ向ケ。
 冷気が問いかけてきたような気がした。
 膝から力が抜けそうになる、しかし振り切って走った。大通りへ。そこまで行けば誰かが……。
 噴水の横を走り抜ける、その時、足がもつれた。
 あっと思った時、彼女は背中を押されたかのように前へつんのめった。肘と膝をアスファルトに打ちつけ、思わずうめく。
 長袖のブレザーを着ていても、左の肘は血が出たかもしれない。
 しびれた膝をかばいながら上体だけ起こすと、手に鞄がなかった。転んだショックでどこかへ飛ばしてしまったらしい。
 ……見回すと。
「あっ、すいません――」
 恥ずかしさで顔に血がのぼった。気づかなかった、噴水の陰から、詰襟の制服を着た男子が彼女の鞄を持ってきた。襟章で同じ学校の1年生だと分かる。
「どうも……」
 なんとか立ち上がり、手をのばすと、彼は鞄を背後へ引っこめた。
「それ……?」
「――さんですか」
「え?」
 微笑したまま、彼女は首をかしげた。制帽の下をのぞきこむ。見覚えのない顔。
「福本さんですか」
「えっ、ええ」
 反射的にうなずいた。膝の痛みが彼女に正常な判断を狂わせたのかもしれない。
「早川さゆり、知ってますか」
 その眼。まっすぐに彼女の双眸を射る。それは。
「あっ……あなた」
 続きが出なかった。まさか。
「知ってますよね? だってここに書いてあるもの」
 彼は鞄を持っていない方の手で、ノートを突きだした。半ば辺りのページを開いた、A4版の薄いノート。
「読めるでしょう? 読んでください」
 彼女は逆らえなかった。目が吸いついて、離れなかった。
 薄暗い夕暮れの下、横罫の中の細い文字。
 彼女がその意味を理解する前に、彼はそれを暗唱した。
「福本さえいなければ。――分かりますか? 福本さえいなければ、って、書いてあるんです」
 少年の目に宿る光は狂気だった。
 彼女のノドから悲鳴がほとばしった。

     ◆*◆

 自転車に乗るような、ハンパな横坐りでは吹き飛ばされてしまう。遥子は膝丈のスカートを真ん中で挟んで、キュロットのようにしてタンデムシートに坐っていた。
 ――こんなことは考えられない。
 藤冶の背中につかまりながら、彼女は混乱した頭の中でそれだけを繰り返していた。
 事件の究明を、途中でふてくされたように独りでやると言いだしたことではなく。
 逍太が嫌っていたはずの藤冶に自分を預けたことではなく。
 それよりも。
 彼が自分から進んで、遥子のそばを、離れるなんて?
『甘やかすんじゃないよ』
 千明の言葉か。あれが逍太に、こうさせたのか。
 握り拳が熱かった。耳が熱かった。目が――。
 私の方が、お姉さんなのに。
「とーやっ」
 遥子は呼んだ。信号待ちで、バイクが止まったところを見計らい。
「どうした? もうすぐ着くぜ」
 メットは遥子がかぶっている。藤冶は振り向いて、遥子の口の辺りに耳をあてた。
「お願いがあるんだけどっ」
「言ってみ」
「ちょっと寄り道してくれる?」
 実のところ、今走ってきた道も通学路からはだいぶ外れているのだ。しかし高校→天理家、の帰り道には変わりない。藤冶が破顔したのも当然だ。
「いいねえ。どこまで?」
「東中まで」
「……あん?」
 いいからっ! と遥子は叫んだ。
 信号が青に変わった。

     ◆*◆

 逍太はジャムが好物だ。本当はそれは代用品でしかないので、種類はなんでもいい。メーカーも問わない。
 一般に言う好物、とは少し違うかもしれない。
 幼い時分から聞かされてきた常地の巫女の教えによれば、言葉には総て魂が宿っているという。
 その概念を言霊(ことだま)という。
 転じて同音異義語について意味をかけて考えたりする発想がある。
 天理姉弟には研ぎ澄まされた霊感が備わっているが、弟の方は時に意に反した荒ぶる気性を抑えるために、毒を毒で制す的な試みが必要だった。
 多分に自己暗示な要素が強かったが、逍太はそれをジャムに頼った。つまりジャム=邪夢を朝一番に体内に取り込むことによって、精神の安定を計る、という。
 しかもこんな気分だ。純粋に、ささやかな贅沢を自分に許し慰めてやろうと誰もが思うのではないか。
 逍太は胸が痛かった。
 遥子の泣きそうな顔が、打ち消しても打ち消しても浮かんできてしまう。
 せめて、おいしいジャムを食べたい。
 9月の末に自宅で首を吊ったという生徒、早川さゆりの家の住所は、昨夜聞いていた。
 常地公園に沿う通りを途中で左折した、駅が見下ろせる陸橋のそば。ちょうど目指すパン屋の近くだ。
 逍太は踏切を越えると大通りを左へ折れて、しばらく公園の松林に添って走った。
「……?」
 何か聞こえたような気がする。
 自転車を止めてみた。
 右側を後ろから運送会社のトラックが通り過ぎていき、公園に添って左へと曲がっていく。
 他には何も見えない。
「空耳かな」
 また走りだして……逍太は目を見はった。
 松並木の薄暗い通りで、何かが彼の顔を下から照らしたのだ。
「!?」
 その正体を見極めるより早く、今度こそ聞こえた。
 女の悲鳴だ!
「ちっ」
 彼は立って漕ぎだした。声は長く尾をひいている。公園の中らしい。入口は道を曲がってすぐだ。
 まだ聞こえている。――まだ生きている。
「待ってろっ」
 左へカーブした、ちょうどその時、通りを疾走するトラックと公園の出口から飛び出した影が見えた。
 逍太の目にはひどくスローモーションに見えたふたつ。ぶつかる……!
「破っ――」
 勢いづいた自転車のペダルに立ったまま、咄嗟に両手の指をからめて正面につきだし、気合一閃。鋭い金属音が耳もとで鳴った。
 人影がトラックから弾かれて歩道へ飛ばされる。逍太は両手をハンドルに戻した。それは1秒に満たない。
 トラックは何事もなかったように去っていく。
 何事もなかったのだ。運転手にとっては。
「きみっ、大丈夫か」
 自転車を乗り捨てて倒れた少女に駆け寄る、彼の目の端にかすめた影。
「――待て――!」
 制止しても止まらない、公園の中を向こう側の出口へと走り去ってしまう。詰め襟の制服と制帽だけが見えた。男?
 歩道にうずくまった彼女はショックで気絶しているかと思ったが、しっかりと宙を睨んでいた。
「……」
 うわごとのように何か繰り返している。
 逍太が耳を寄せると、
「ハヤカワ……」
 と聞こえた。
「おいっ、しっかりしろよ」
 揺さぶると、徐々に逍太に目の焦点を合わせ、ひっと小さく洩らして押しのけようとした。そして逍太の肩をつかむ強さに正気に返ると、泣きだした。
「もう大丈夫だ。大丈夫」
 頭をなでてやりながら、逍太は倒した自転車を振り向いた。
 カゴから紫霞の箱がこぼれかけている。


 ACT.9

「いいんですかねえ……?」
「仕方ないだろう」
 ハンドルを切る野崎へ、助手席の盛田はバツが悪そうに答えた。
 東中での聞き込みに成果はあがらず、その足で再度加西家と澤村家を訪問してみても、葬式の準備で慌ただしいところに邪魔をしてきただけだった。
 澤村茗子の母親は他界していた。父親は出勤中で留守。準備を取り仕切っているのは茗子の叔母で、小学生だったころの茗子についてしか聞くことはできなかった。埒があかない。
 盛田は気が重かった。
 年の暮れが迫るこの時期、抱える事件はひとつではない。
 現場検証の調書と少女達の解剖所見を確認した上で、思春期によくある(あまり支持したくないのだが)集団自殺というものだったとでも、結論を打ち出さねばならなかった。
 署に戻る覆面パトカーの中である。
「あれ?」
 脇道から大通りへ出る交差点が赤信号になり、ブレーキを踏んだ野崎が声をあげた。
「なんだ?」
 おおかた『美人が』くらいの単語が続くだろうとなんの気なしに応じた盛田は、次の一言に目をむいた。
「福本有実ですよ。運転してるのは、ありゃあ今朝の」
「なんだそれは、誰だ?」
 慌てて野崎の視線を追う。
 目の前の横断歩道を渡って左へと――署とは逆方向だ――走っていく、2人乗りの自転車があった。
「え、ですから、昼間の」
「バカ、『今朝の』だ、誰なんだ」
「ああ」
 野崎は線路の現場で見掛けた、少年の幻を説明した。
 信号が変わり、野崎は車を右へとスタートさせる。
「なっ、なんでもっと早く報告しないっ! バカ、右じゃない左だ、今の自転車だっ。追え、早く! 気づかれないようにしろっ」
 今日の盛田の刑事の勘は、外れっ放しである。
 だがその指示は的外れでもなかった。
 かみつかんばかりに怒鳴りつけると、紺のセダンは派手にタイヤを鳴らしてUターンを決めた。
 対向車がクラクションを鳴らす……有実達に気づかれないことを祈る、野崎には隣からの怒鳴り声が一番うるさかった。

     ◆*◆

 バイクを校門の手前で止め、そこから校舎までは静かに押して歩いても、彼らは充分注目の的だった。
「俺……じゃねえな、遥子だな、どーせ」
 すねた口調だが、もちろん心底感服している。藤冶はここまで自分が連れてきたということだけで誇らしげな気分になり――本来正当なエスコートの栄誉を受ける人物が別にいることを思いだして、胸が悪くなった。
「あっ、ヨーコセンパイッ! お久しぶりですっ」
 校庭での部活動を中断してまで集まってくる生徒の中から、たまに声が飛んでくる。
「ショーちゃんセンパイは?」
 続く言葉に、遥子は無言の微笑を返し、藤冶は自然と背を縮ませた。
 東中学校。3年生は遥子の直接の後輩だ。
「おっ、元気か。よく来たな」
 バイクは職員玄関の脇に停めた。遥子に続いて校内へ入ると、騒ぎを聞きつけてやってきた教師がスリッパを置いて待っている。
 どうなってんだこの中学は、と藤冶はやや呆れた。
「お久しぶりです。今日はちょっと……ESCのみんなにハッパをかけに」
 そういえば、藤冶はまだ彼女がここに来た理由を聞いていなかった。そういうわけだったのか。だけどESCってなんだろう?
「そうかそうか。ゆっくりしていけよー。今度は弟も連れてこい」
「明日来ますよ」
「楽しみにしてるぞ。かならず一緒に来いよ」
「はい、それじゃ」
 ぺこりと教師に会釈して、廊下を突き当たりの階段へ歩く。
「なんだ、楽しみって?」
 人が切れた頃を見計らって、藤冶は訊いた。
「さあね?」
 遥子の返事はそっけない。
 冷たくあしらった、というより、今は他のことに気をとられているという感じだ。
 階段を昇り、3階に着くと――それまでに生徒から挨拶が何度飛んできたことか――遥子は端から4つめの教室のドアを開けた。表示プレートは2年6組。
 教室の後方から入る形で、室内の半分に全ての机が寄せられていた。前半分に10人以上のジャージ姿が集まって、てんで勝手な議論を繰り広げている……ように見える。
「あっ、ヨーコセンパイ」
 誰かひとりが声をあげ、途端に悲鳴と歓声の嵐が巻き起こった。藤冶は本気で耳を押さえた。遥子は平然とその中へ進んでいく。
「本当は明日来るつもりだったんだけど。ひとりで、来ちゃった」
 藤冶へも視線が流れ、ショーちゃんセンパイは病気ですか、怪我ですか、あの人は一体誰ですか、と今度は質問の渦である。
「うん、うん、今日はね、みんなの不意をついたら面白いかなと思っただけなの。あの人はクラスメートで森海さん」
 言われて頭をさげてみたが、中学生達の関心は遥子と逍太だけにあるらしい。
 文句も大人気ない、と藤冶は黙ってその状況を甘受した。
「今日のお電話ではそんなこと、おっしゃってなかったじゃないですかぁ。ユーナ、驚きました」
 ざわめきの中心から、ひときわ甲高い声があがっている。背が低いのか、群れに紛れて顔が見えない。
「えっ? なんですか? ……あっみんな、ちょっと練習しててね」
 その甲高い声の持ち主に、遥子は用があったらしかった。群れに紛れながら、2人は廊下へ出ていく。藤冶も少し遅れて後ろのドアから出た。
「……」
「いーえ、とんでもないですぅ。センパイのためですからっ」
「……」
「ええ? ちょっと待ってください」
 遥子の声は聞こえなかった。藤冶が外へ出たのと入れ違いに、中学生の姿は室内へと消え、代わりに体操服姿の男子が出てきた。
「あなたが福本くん?」
 はい、と返事。まさかモノホンの『ショタコン』になっちまったんじゃあるまいな、と藤冶がいらぬ心配をした時、遥子が驚きの声をあげた。
「ありがとっ。じゃあまた明日来るから。みんなにそう伝えといて」
「えっ――」
 あっけにとられている少年を尻目に、
「藤冶、お願い、学校に戻って」
 スリッパで歩きにくいだろうに、彼の脇をすり抜け、階段へ急ぐ。
「学校って?」
 案の定教室から怒濤の叫びが追ってくる、遥子は負けずに声を張りあげた。
「決まってるでしょ、常地高よ!」
(つづく)
(初出:2013年02月05日)
登録日:2013年02月05日 14時10分
タグ : 学園

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