騒人 TOP > 小説 > 現代 > 風が哭く(6)
天野雅
著者:天野雅(あまのみやび)
埼玉県生まれ、千葉県育ちの関東人だった。結婚を機に関西の人間になる。現在は関西とも東海ともいえる近畿地方に在住。10年経って方言にも慣れた。血液型はマイペースで知られるB型。住めば都を地で行く性質。ネット作家歴20年。同人作家歴はプラス5年。趣味は映像鑑賞。写真撮影。歌唱。創作料理。好物は自然万物一般。美術芸能一般。パソコン。ゲーム。漫画。文章。
小説/現代

風が哭く(6)

[連載 | 完結済 | 全7話] 目次へ
自殺した早川に関わっていたもうひとりを突き止めた天理姉弟は、詰襟の少年の元へ向かう。盛田と藤冶の見つめるなか、プールサイドで超常の光景が展開される。
 ACT.10

「おい、こりゃあ……」
 自転車を自動車が尾行するというのもおかしな図だが、後続の車にひんしゅくを買いながらも野崎の運転はしぶとく学生達を追いかけた。
 盛田の興奮も頷ける。自転車はやがて大通りから小道へと入っていき、山を登りはじめた。このまま行くと、桜井市の有力者・天理家の屋敷と常地神社だ。
 自転車がためらいもなく天理家の門をくぐるのを見届け、刑事達は車を停めた。
 多少慎重を要するとはいえ、相手は確か高校生だ。後ろに乗せている中学生のことで事情を聴くのは構わないだろう。
 門のインターホンを押してから、玉砂利と平石の続く先にある玄関扉の向こうが騒がしくなっているのに気づき、盛田は構わず歩を進めた。
「まだ?」
 扉が細く開けられて、はっきりとした言葉が聞こえた。天理の息子ならば逍太のものだろう。盛田は名前を知っていた。
 背後についてきた野崎へ留まるように身振りで制す。扉は半開きで止まった。
「だってバイクで――うん、この子はちょっとうちで休ませてあげたくて――あっまさか」
 しまった! という大声と共に、扉が大きく開かれた。盛田は縮みあがったが、半身で立つ逍太はまだ建物内を見ていた。
「もうひとりいるだろう、早川と関わってる人間が!?」
「い、います」
 蚊の鳴くような声で、なかから女の声が聞こえた。
 おそらく有実のものだろう。
「誰だ、名前はっ?」
 思わず仲介してやりたくなるほど、辛辣な叱咤だった。焦っている。そんなふうに取り乱す事情も、それが彼には天変地異のような出来事であることも、盛田には分からない。
「芳武……佐々木芳武センパイ……」
 泣きそうな声が答えた。
 振り向いた逍太と目が合った。苛烈な性格なのか正面きって睨まれた。
 しかし少年は無言で盛田の横をすり抜け、庭を奥へと走っていく。
 盛田は子供2人の関係より事態への好奇心を強く持った。
「どちら様ですか?」
 玄関から見送りに出てきた和科子に声をかけられ、警察手帳を出す。早く逍太と話したかった。
 自己紹介を野崎に任せ、逍太へ寄っていった。
「キミ、ちょっと」
 警察手帳をちらつかせ、呼び止めるが、相手は止まらない。
「急いでるんです」
 おっと、と盛田はすれ違おうとした自転車のハンドルを押さえた。カゴに薄紫色の箱が入っていた。
「放せ、遥子が……」
 彼の目から意志の強さを読み取って、盛田は単刀直入に告げた。
「パトカーなら、早いぞ」

     ◆*◆

 遥子が止まりきらないバイクから飛び降りるようにして、剣道場へ走って行くのを、藤冶は憮然として見送った。まったく蚊帳の外だ、何が起きているのか分からない。こんなのはデートではない、ただのアッシーだ。
 だが藤冶がバイクを停めて、剣道場へ向かおうとすると、早くも遥子は飛び出してきた。
「おい、落ち着けよ。なんだよ、どうした?」
 彼女の息があがっている。
「佐々木くんが狙われてるのよ」
「なんだって? 誰に」
「中学生の女の子」
「……なんだよそれ、ジョーク?」
 藤冶は苦笑いを浮かべたが、遥子の真剣さにそれも引っこめた。
「ただの女の子じゃないのか?」
「うん。自殺して……今は実体がないの」
「そ、それってユーレーってやつ?」
「そう。……少し、黙って」
 静かに頼んで、遥子も黙った。目は閉じたままだ。
 藤冶はこの寒いさなか、しかもバイクを飛ばしてグローブの内側でも手がかじかんでいるような状態で、額に汗を浮かべて息を切らせている遥子に、いつも以上の美しさを感じて感動していた。この隙に抱き締めることも……キスすることも可能だ。
 藤冶の脳裏にそんな暴挙が浮かばないほど、今の遥子は崇高だった。
「風が――」
 遥子は不意に目を開けた。澄んだ瞳の……微笑?
 藤冶がなんとも言わないうちに、遥子は駆けだした。藤冶もあとを追う。

     ◆*◆

 暗い水面を風が渡る。周囲の植え込みが、その枝を鳴らした。
「なんだ、呼び出したの、おまえか?」
 狭いプールサイド。ピータイルは野ざらしですっかり砂ぼこりに汚れている。夏のきらめきが嘘のようだった。
 ゆったり近づいていく、その先に詰襟姿の少年が立っている。
 裏庭の一角から、電灯が2人の影を長くのばしている。

     ◆*◆

「高校生を好きになった、中学生の女の子がいたんです」
 逍太は答えた。眼前に迫る景色をすべて見据えながら。
「佐々木っていう剣道部員……でも彼にはつきあってる相手がいた。それが福本有実です」
 サイレンは止めて回転灯をまわすだけにとどめた覆面車のハンドルは野崎が握っている。
 後部シートに逍太と並んで坐り、盛田は無言でうながした。
「どんな女の子だったのか、噂では普通に明るくて普通に活発な子だったようです。福本は彼女に気づいた。高校にこっそり見に来て鉢合わせしたのかもしれません。同じ中学で彼女は1年、福本は2年。その辺の力関係、分かりますか?」
「いや……」
「女の子のことだから、正直言うと僕にも分かりません。だけど想いがむくわれなかった1年生は自宅で首を吊った」
「まさか」
「先月の末です。原因は失恋とは限らない。福本にはちょっと気の強い友達がいたし……」
「加西里佳と澤村茗子か」
「……僕は名前を知らないので」
「それで? そのあてつけのような死に、自責の念にかられて2人とも自殺したってのか?」
 盛田には信じられなかった。
「なぜキミは福本有実を家に連れていった? さっき言ってたヨーコってのは天理家のお嬢さんだね。確かキミの双子の……彼女も関係してるのか? 今、高校へ向かっている、それもワケがあるんだろう?」
 矢継ぎ早の質問に逍太は答えず前方に視線を固定したまま、
「踏切を渡って、すぐ左です」
 と野崎に告げた。


 ACT.11

 校庭のざわめきが、やけに遠いような気がした。
 佐々木がすぐ目の前で立ちどまると、詰襟の少年は背中にまわしていた薄いノートをさしだした。
「これ……」
 A4版の表紙にはビニールカバーがついている。黄色い子犬のキャラクターに、見覚えがあった。佐々木はひったくるようにそれを受け取ると、急いでページをめくった。
「……あなたの名前は、書いてません」
 少年の言葉にホッとすると同時に、ギクリと彼はノートから顔を上げた。どうして名前を探したと分かったのだろう。
「名前を書いておいたのは、あの3人の女達だけです」
 制帽の影になっていて、顔は見えない。声は少年のものだ。だがその喋り方は……?
「これが人目に触れた時、困るのはあいつらだけでいいと思ったから」
 1歩、少年が前へ出た。
 佐々木は硬直したように動けない。
「でも私、知ってるんです。私がいなくなって一番安心したのは、あなただった」
 もう1歩。
 手の届く距離になって初めて、佐々木が及び腰で半歩後退った。
「お……おまえ、誰だ? 何言ってるんだよ」
「私のコト、分からないんですか?」
 隠れて見えない目から、涙が落ちた。それは、詰襟の胸に落ちて染みこんだ。
「私、あなたのこと、やっぱり誰にも渡したくなくて……決めたんです。一緒に、行ってください」
「どっ、どこへっ」
 佐々木の足が恐怖ですくんだ。顔馴染みの少女達の身に何が起こっていたか、彼は知らなかった。
「――私のいるところ」
 少年は、敏捷に佐々木の横へ回ると、腕をのばしてきた。
 激しくもみあう。小柄な少年はどこにこんな力を秘めていたのか、剣道で鍛えた佐々木の腕力をもってしても抗いきれないと思えた。
「やっ、やめ……許してくれっ」
 佐々木の悲痛な叫びが空へ吸い込まれていく。応える者はない。校庭にはまだテニス部や野球部が活動中のはずなのに、誰にも、この光景は見えていないのだろうか?
「やめなさい!」
 鋭く、高く澄んだ声が響き渡った。
 佐々木が動きを止めた。
 少年は彼をプールの中へ叩き落とした。
 激しく飛沫があがり……佐々木の体は、水面下へと沈んでいく。
「そんなことして、なんになるの」
 街灯に、白い美貌が浮かびあがった。額の汗がきらめく。長い髪が扇状に影を落とす。
「早川さゆりさん。でしょう?」
 飛び込み台の横で立ち止まる、確信のこもった遥子の言葉に少年は顔を上げた。
 昏い闇をたたえた眼が、彼女をうつした。
「佐々木!?」
 遥子の後ろから走ってきた藤冶が、斜めにプールサイドぎりぎりまで走り寄ろうとして、見えない壁にぶつかり衝撃と共に跳ねとんだ。
「彼は誰にも渡さない」
 少年がつぶやいた。
「……のやろ……」
 切れた唇から血が出ている、立ち上がって藤冶は少年に殴りかかろうとした。
「待っ――」
 遥子の制止より早く、またしても藤冶は全身に衝撃を受けてピータイルの上に倒れこむ。
 低く呻く、起きあがれない。
「さゆりさん、やめて」
 遥子が1歩進みでた。
 少年が1歩さがる。
「あなたは間違ってる。自分で命を断ったのだから、孤独は誰にも埋められない」
 少年は、全身を震わせた。寒いのか。怒りか。哀しみか。
 遥子はたたみかけるように続けた。
「あなたは苦しんでた。それは同情するわ。でも、2人も殺したことは見逃してあげられない。私には認められない。死んでから、こっちの人間にちょっかいかけようなんて――!」
 歩き、見えない壁へ両手を押しだす、その境界にスパークが弾けた。それは地から天へと昇る一筋の雷(いかずち)――。
 ならば、雷鳴に似た絶叫は誰のものだったのか?
「遥子っ!?」
 叫び声は、倒れていた藤冶の後ろからした。
 乱れた革靴の足音が響いた。
 藤冶が腕を支えに起き上がりかける、その後ろ襟が強い力で引かれたと感じるより先に、頬に鋭い痛みが炸裂した。視界で火花が散った。
「な……にしやがる」
 逍太に次に胸ぐらをつかまれ、藤冶は苦しげに血を吐いた。頬の内側が切れた。歯が折れたかもしれない。逍太は拳を固めたままだ。
「オレが、オレがどうして遥子の弟なのか、分かるか?」
 藤冶は黙りこんだ。質問の意味を図りかねたのだ。
 遥子は少年の手前数メートルの位置で、全身から白煙をあげて倒れていた。逍太の挙動に茫然としていた盛田が気づいて駆け寄ろうとする。
 野崎はプールを囲むフェンスの内側で、雷を目にした時から放心していた。
「どいてっ」
 逍太が盛田を押しのけた。遥子を抱き起こす。
「遥子っ、しっかりしろ。無茶しやがって」
「水の……中」
 遥子の声は途切れがちで聞き取れないほど小さい。顔や手のひらは綺麗なままだ。さっきの雷がどんな衝撃を彼女に与えたのか、間近で窺う盛田にも理解できなかった。
「佐々木くんが……、早く」
「分かった」
 逍太はゆっくりと遥子をその場に横たえた。
 横でスラックスの膝をついたまま、あとは任せろ、と告げたいが、どうすればいいのか盛田には分からない。
「おまえ」
 逍太は、街灯の下に飄然と立つ、細身の少年に目をあてた。
 立ち上がる。遥子と盛田を置き去りにゆらりと近づく。
「――おまえ、早川さゆりじゃ、ないだろう」
 その言葉に痛みを湛えた遥子の瞳が動いた。困惑の色だった。
「名前、言えよ」
 少年はかたくなに俯いたまま、ぶるぶる震えている。両腕で自分の肩を抱きしめて。
「思い出せよ。おまえ、誰だ?」
「ショータッ!?」
 藤冶が叫んだ。天へ昇る雷を、また見たのだ。
 しかし逍太は全身から白い煙をあげつつ、歩みを止めなかった。
「うッせえ、おまえにそう呼ばれると腹が立つんだよ!」
 少年の方を向いたまま、藤冶へ怒鳴る。
 盛田も自分が叱られたかのように首をすくめた。これがさっきまで探偵のようにパトカーで彼と肩を並べていた、穏やかな物腰の少年なのか。そう、福本有実へ向けていた口調より厳しい。どちらが本当の彼なのだろう。
「いいか、オレはな、今朝から腹が立ってんだ。とうとうジャムにありつけねーだろーがっ!」
 やつあたりだ。
 遥子がようやく上体を起こした。閃光は街灯の光さえ凌ぐ……もう正視できない。
 その中心から、滔々と語る声だけが聞こえる。
「聴こえてるよな? オレはな、天理遥子の弟だ。天理逍太だ。どうしてか分かるか? オレの方が、遥子より先に生まれたからだよ!」
 それは古(いにしえ)の風習(ならわし)。
 双子が胎中で先を争い、最初に体外に出た腕に産婆が印をつけたが取り上げられた時には後の子供であったことから、双子が生まれた時には順序を逆に、先になった方を次子、後になった方を長子とする取り決めがある(遡れば旧約聖書に同様の物語が記されている)。
 天理家では常に遥子が長子としての責を問われ、矢面に立たされてきた。けれど本来、長男として家系の責任を課されるべきなのは逍太である。幼いころは身長すら遥子に負けて背中に庇われるのが当然みたいな立場でいたが、成長するにつれ悟るようになった。
 逍太は遥子より早く生まれた。先に安逸な羊水から離れ、苦界とも評される世界に出てきたのは、なんのためか。
 両親と生年時刻を同じくして命を授かった存在でありながら、自分が男で遥子が女であったのは、なぜなのか。
 物事には総て意味があり、宇宙森羅万象には大意が働いている。
 千明の教えを学ぶにつれ、それはいつしか逍太のなかで護りと刻まれるようになった。
「オレは生まれた時から遥子を守るようにできてんだ」
 聞いていた藤冶の表情が動いた。それは確かに感情を含む。しかし表現を知らない、気持ち。
 遥子も驚いていた。『女』に天理家の第一子たる役割は重かった。周囲の期待と羨望と嫉妬や悪意のこもった目までを意識せざるを得ず、いつも振る舞いに気を配った。逍太がことあるごとに姉を擁護しようとするのは、弟とはいえ長男としてのプライドだと思っていた。しかし、逍太の想いはまたさらに別の次元にあったということだ。
 今は遥子の耳をまるで意識の外に置き、逍太は訴え続けていた。
「おまえは? なんて名前だ? 自分で自分の名前も言えねーの? そういうヤツが復讐だなんて、好きなヤツも守れねーで、自己満足してぬかしてんじゃねえっ!」
 立ち昇る、激しく巨大な火花だった。中心にいるはずの逍太は声だけの存在だ。その向こうにいるであろう少年の姿も見えない。
「しょっ……逍太!? ショータッ!」
 心配で取り乱した遥子が金切り声で叫んでいた。その言葉も彼には届かない。盛田と藤冶はなす術もなく、超常の光景を見つめていた。
「……なんか言ったか?」
 トーンを下げた逍太の問いかけは、遥子に向けられたものではなかった。
「もうちっと、でかい声で言えよ。こういう状況だから、聞こえねーんだよ」
 その言葉さえ聞き取れなくなりかけていた。
 すると白銀の光球と化したそこから、
「し……ざ……篠崎、隆志……っ」
 噛みしめるような一言が落ちた。
 唐突に、闇が戻った。
(つづく)
(初出:2013年03月03日)
登録日:2013年03月03日 13時48分
タグ : 学園

Facebook Comments

天野雅の記事 - 新着情報

  • 約束の夏(4) 天野雅 (2014年09月23日 15時35分)
    玲子に取り憑いたとおぼしき霊の目的とは? かつてのこの場所であった出来事が生者を巻き込み展開する。約束の夏、最終章。(小説ファンタジー
  • 約束の夏(3) 天野雅 (2014年09月03日 11時37分)
    雨に打たれながら玲子を探しに弓道場まで来ると、中から玲子が現れた。しかし、何かに取り憑かれているのか、まともではない。浅井の夢、汽笛、レール、様々な符号が収束しはじめていた。(小説ファンタジー
  • 約束の夏(2) 天野雅 (2014年08月10日 20時09分)
    幽霊の声を聞いたという山田。同好会の面目としては調査しないわけにはいかない。台風が近づいて雨風吹きすさぶなか、玲子が行方不明となり……。(小説ファンタジー

小説/現代の記事 - 新着情報

  • 園生に咲く花(7) 北見遼 (2016年08月13日 12時42分)
    事件が一段落つき、夜も明けようというころで気が付いた。「今日は受験日だった!」 焦る小紅をよそに姉の小百合は涼しい顔で飛ばしていた高速を降りる。そんなときが来た小紅の晴れやかな笑顔がまぶしい。園生に咲く花、最終章!(小説現代
  • 園生に咲く花(6) 北見遼 (2016年05月31日 14時28分)
    「見つけたわ!」深夜の高速道路を爆走するピンク色のワゴン車。誘拐犯の車を見つけた一行はカーチェイスの末、ついに犯人を追い詰める。重苦しい現場で露わになるそれぞれの想い。(小説現代
  • 園生に咲く花(5) 北見遼 (2016年05月12日 14時06分)
    誘拐犯と思わしき晴美――姉の旦那がかつてつき合っていた女性のアパートに雪崩れ込むがすでに空っぽだった。取り乱す姉に愕然とする小紅だったが、事態はそれどころではない。(小説現代

小説/現代の電子書籍 - 新着情報

  • オンラインマガジン『騒人』総集編  (2015年08月20日 17時44分)
    オンラインマガジン騒人に掲載の編集者オススメ作品と書き下ろし作品をまとめて発刊した投稿Web小説『Sohzine.jp』Vol.1から10までを一冊にしました。一巻ずつ購入するよりお得。単体で電子書籍化した「作家の日常」は小説家、阿川大樹氏の日常を公開。また、宇佐美ダイ氏の「LeLeLa」は、不思議な力を手に入れ吸血鬼となった男の対決を描く伝奇小説。眠太郎懺悔録シリーズの青島龍鳴氏「ファーストキスは鉄の味」、城本朔夜氏の電子書籍「イペタムの刀鞘」外伝など、充実した内容でお送りします。コメディや児童小説の他、時代小説、ファンタジー、笑える・泣けるエッセイまで、70作品を一気に楽しめます。(小説現代
  • 投稿WEB小説『Sohzine.jp』Vol.9  (2015年08月20日 17時29分)
    騒人編集部お勧め作品を掲載! 青島龍鳴氏『ファーストキスは鉄の味(前編)』は、退治屋不足のため狐の女王と取引をする帝家。眠太郎懺悔録シリーズ。樹都氏『ヤミネコ』。猫にまつわるあらぬ話。阿川大樹氏『作家の日常』では、お金にまつわる話しを赤裸々に告白。宇佐美ダイ氏『LeLeLa』。美智子は朋子に“気”を扱うための栓を抜かれるが……。綺羅星沙々羅氏『太陽は君に輝く』はククルの森に入った一行の前に難敵が出現。南川純平氏『ポトゲラヒ』。下田にやってきた久之助は写真術を学ぶ機会を得る。いちばゆみ氏『ゆうきゃんの人生迷走案内』。電車で見たポスターに思い出したのはカオルくんのことだった。あのとき、何が出来たろうか? (小説現代
  • 投稿WEB小説『Sohzine.jp』Vol.8  (2015年08月20日 17時24分)
    騒人編集部お勧め作品を掲載! 浅川こうすけ氏『恋人ボックス』。モニターに映し出された恋人、デアルを独り占めしたい村木は作戦を練る。天野雅氏『永遠の海』。中学三年の千彩子。案内された崖の上。彼女の計画とは? 阿川大樹氏『作家の日常』は編集者との出会いについて。宇佐美ダイ氏『LeLeLa』は逃げ出した美智子の前に“新人類”を称する吸血鬼が現れる。綺羅星沙々羅氏『太陽は君に輝く』では、貴族と一般人の混合チームで試験に挑むことに。新連載、南川純平氏『ポトゲラヒ』は日本における写真の開祖、下岡蓮杖の青春を描く。おおみち礼治氏『宣う躰 キンタマチェック』は当時十六歳だった著者の入院録。今号も面白いに決まってる! (小説現代

あなたへのオススメ

  • 風が哭く(7) 天野雅 (2013年04月16日 14時59分)
    自殺したさゆりのことが好きで同情した篠崎の心の隙に入り込み道具として利用したほどの凄まじい怒り。天理姉弟は鎮められるだろうか? 風が哭く、最終章。(小説現代
  • 風が哭く(5) 天野雅 (2013年02月05日 14時10分)
    帰宅途中の公園で福本は違和感を感じた。どうして誰もいないのか…? 衝動に駆られ、走り出した彼女の前に現れた、目に狂気を宿した男子生徒。彼の差し出したノートにあった言葉を見て、福本は悲鳴を上げた!(小説現代
  • 風が哭く(1) 天野雅 (2012年10月16日 15時52分)
    なぜ、屋上にいるのか謎のまま起き上がり、目をやった先には黒い革靴が揃えてあった。一方、美男美女の姉弟――遥子と逍太はその夜、何かを感じていた。そして登校中、雑居ビルの足元にうずくまる物体を見つけ……。(小説現代