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新美健
著者:新美健(にいみけん)
1968年生れ。愛知県で育ち、石川県で卒業し、富山県で就職し、東京都に流れ着き、現在は地元に戻って愛知県豊田市在住。ゲームのノベライズ化というニッチ稼業で15年ほど漂っていたら、いつの間にか40代も後半戦へ。2015年、第七回角川春樹小説賞にて特別賞を受賞。探偵、怪奇、幻想、冒険、歴史モノの小説が好物。
小説/SF

Akiba-J-Gunman(3)

[連載 | 完結済 | 全5話] 目次へ
プログラマーのミノベが屍体となってベットに横たわり、声優は不気味な蛙となってツバキを襲う。《コロニー》に閉じこめられたようだ――。ツバキはゲームの舞台に踏み込むのだった。
 背筋をゾリンゲンの刃先で撫でられたようだった。
 妙に剣呑で、おちつかない。
 ブッシュに隠れてうかがっているやつがいる。高性能なライフルを持って。それなのに、自分は丸腰で相手の位置がつかめていない。
 かすかな殺気だけがチロチロと首筋を舐めてくる――そんな気分だった。
「いや……もう戻るよ」
 なぜかツバキは脅えていた。
 少女と、理由もわからないまま彼を見捨てはじめたらしい世界に対して。
「まだ、いてよ。最近、眠れないの。なんだか、怖いんだ」
「なにが? ミノベのことか?」
「わからない」
「モチヅキに頼め。彼なら護ってくれるだろう」
 ――ほんとうかな?
 ツバキは自問した。
 男は女を護るものだという考えは、あの男にはないような気がした。
 どちらかといえば、女性を嫌っている節がある。
 陽気な仮面とは裏腹に、性的不能者という業を背負っているからだ。
 だが、モチヅキはプロという人種が好きだと言った。彼女も一種のプロだといえなくもない。《コロニー》内では不可欠な人材だ。
 ――ならば、護らなくもない、か。
「モチヅキさんは優しいわ」
 意外なセリフに、ツバキは返しかけた踵を停止させてしまった。
 放恣した四肢とは対称的に、異常なほどの輝きを放つ双眸が彼を見つめていた。混血なのか、コンタクトレンズなのか、深く藍の染み込んだ瞳だ。
「でも、だめだった。あなたが遅れたから」
「?」
 わけがわからず、すみやかにツバキは思考を停止させた。
 応えず、部屋を出ていった。
 謎は一つだけでたくさんだった。

     *

 黒い筋が通路を這っていた。巨大なナメクジでも通ったかのようだ。
 追っていくと、それはツバキの部屋へとつづいていた。
 消えていく足首が見えた。
 ずるっ、と。
 仰向けに倒れているような状態から入口に飲み込まれた。本人の意志ではありえない、不自然な消失だった。
 どくっ、と。
 心臓が跳ねた。
 ――また侵入者か?
 不審な出来事にはちがいないが、なにか違和感があった。
 それは、ポケットの紙切れを見つけたときに感じたものと同質だった。
 腰の裏から拳銃を抜き出した。
 いつもなら気分をおちつかせてくれるはずの重みも、今回は違和感を増幅させただけだった。
 足元が、ふわふわとして、頼りない。
 音を殺しながら、ツバキは、自分の部屋へと近づいた。

     *

 ベンチを向かいあわせに並べただけのベッド。ブリキ細工のようなロッカー。長い足付きの灰皿。籐編みのゴミ箱。
 誰もいなかった。
 少なくとも、生者は。
 男が倒れている。プログラマーのミノベだ。ただでさえ白い顔が、紙のようになっている。目を剥き、薄い唇からだらんと舌を垂らし、丸太のように長々と横たわった身体には、いかなる緊張感も感じられなかった。
 屍体だからだ。
 左胸から黒々とした油が漏れている。
 血だ。
 ナイフのグリップが突き立っている。
 刃先はろっ骨の隙間をくぐり、斜め下から見事に心臓を貫いているようだった。
 ――誰だ? どこだ?
 屍体を運んできた人間が、まだこの部屋にいるはずだった。
 ホログラフのように消滅することなどありえない。
 世界への認識は怪しいものだが、人の肉体というものについて、ツバキにはツバキなりのリアリズムがあった。
 隠れた場所はすぐにわかった。
 だから、慌てはしなかった。
 誰が、いつ、どうして――などとは考えなかった。
 まず他に解決すべきことがあったからだ。
 屍体の腹部にゴーグルと携帯端末らしきものが置かれていた。
 拳銃を片手に、ツバキは近づいた。
 意識的にロッカーを背にする。
 携帯端末は、《コロニー》の関係者が全員持たされているものだ。ツバキは持っていないが、施設内のあちこちに設置されている端子に繋げれば、仕事のスケジュールや進行状況、電子メールを、いつでも専用サーバから確認することができる。そのサーバ・マシンはモチヅキの部屋にあった。
 ゴーグルのほうは、少し特殊な形をしていた。
 かなり大きい。顔にかけるタイプの小型モニタを連想させた。だがコードのたぐいはついていない。レンズは半透明だが、視界はしっかりと確保できるようだった。
 背中に気配を感じながら、ツバキはゴーグルをかけてみた。
 それほど暗くはならない。
 やはり、なにかの機械らしかった。
 作動しているのか、かすかに光がチラついている。
「――っ」
 ふりむくと同時に、ツバキは拳銃を握った腕を伸ばしていた。
「ガッ」
 どちらが漏らした叫びかはわからない。鋭いかぎ爪を視界の隅で認める。敵の意外な姿にツバキは動揺していた。殺気は本物だ。この距離ではスタンガンも間に合わない。脅しで止めるわけにはいかなかった。
 耳を聾する銃声。
 がぅんっ、頭蓋ごと鼓膜が鳴った。
「…なっ」
 予想していたような情けない音ではなかった。
 本物の迫力だ。
 指も吹き飛んでいない。
 驚愕しつつ、連射していた。確実に生き残るための術として、実践では一発で終わりということはない。
 がぅんっ、がぅんっ、と。
 さらに二発撃った。
 すべてが命中した。
 ツバキは見た。
 ヌラヌラと濡れ光る皮膚を――色が濃い――いやらしい粘液にまみれている――ぶつぶつと無数のイボが表層に――冗談のような横長の唇――穿たれた二つの鼻孔――ピンポン玉にも似た眼球。
 まるで蛙だった。
 撃つつもりはなかったが、引き金を絞らせたのはその異形のせいだった。
 ビニールのような目蓋が、ひくっ、と瞬きし、ツバキを睨んでいた。
 憎悪と不満で煮えたぎっている。
「グガッ」
 蛙の口からオイルのような体液が散った。
 悪夢の光景を加速させるかのように、身につけているものはごく平凡なシャツとジーンズだった。
 胸に三つの華を咲かせ、痙攣しながら後ろむきに倒れていく。
 隠れていたロッカーに頭部をぶつけ、そのまま動かなくなった。
 ――どういうことだ?
 殺した、という感慨はなかった。
 恐怖も高揚もない。
 あまりにもゲームのワンシーンのようだったからだ。どくどくと染みをひろげていく血潮もきっと緑色なのだろう。現実感の不在だけがグルグルと頭上を旋回していた。
 ツバキはゴーグルを外した。
「……どういうことだ?」
 唖然とした呟きが漏れた。

     *

 ツバキは指示を求め、モチヅキの部屋へと急行した。
 混乱は極限にまで達しつつあった。
 「おいっ、いないのかっ」
 乱暴に叩いても返事はなかった。
 ドアは硬く閉じられている。
 蹴破ろうかとも考えたが、シェルター並に頑丈なつくりであることを思い出して止めた。
 どう控えめに考えても異常事態だった。
 他もまわってみたが、自分の部屋と《貴賓室》、それからユキオの部屋を除いてすべて締め切られていた。
 人の姿が見当たらない。
 ユキオも不在だった。
 気はすすまなかったが、外部の世界に繋がる三ヶ所の出口も試してみた。
 全滅だった。
 ツバキは《コロニー》に閉じ込められてしまったのだ。
 ――どういうことだ?
 何度目かの問いが、虚しく腹腔で暴れていた。
 ゴーグルを外すと、蛙の顔は、青年の顔になった。例の声優だ。もちろん、コト切れていた。ツバキが射殺したからだ。
 通路という通路を駆けずりまわり、またユキオの部屋に戻った。
 本人がいないせいか、香水の匂いが薄くなっていた。
 別の臭気があった。
 血だ。
 床で凝固している直径三〇センチほどの楕円形をあらためて観察した。
 爪で削り、剥離したものを鼻先で嗅いでみた。
「くそっ」
 オイルと思ったものの正体がわかっても、かえって謎が増えただけだった。
 謎といえば拳銃もそうだ。
 改造モデルガンが、いつのまにか本物にすりかわっていたのだ。
 誰がそうしたのかはともかく、いつ悪戯をしかけられたのかはわかっている。半日の喪心状態。そのとき以外には考えられない。
「…悪戯、か?」
 呟いたとき、一連のキーワードが、ほんの少しだけ繋がったような気がした。
 なぜミノベの屍体が自分の部屋に持ち込まれたのか? なぜ青年声優が自分に襲いかかってきたのか? なぜあのゴーグルをつけると相手が蛙の顔に見えるのか? なぜ拳銃が本物になっていたのか? なぜ自分以外の人間が消滅してしまったのか?
 そして――。
『シェリー姫を探せ。塔の七九階にいる』
 悪戯?
 誰に対しての?
「おれ――か」
 誰が?
 なぜ?
「わからないな」
 モチヅキがいれば、なにかヒントくらいは得られたのかもしれない。
 だから、失踪させられたのか?
 モチヅキは首謀者とかかわりがあるのか?
 あるいは、彼が首謀者本人なのか?
「屍体がある。冗談事ではすまないぞ」

     *

 あまりにもゲームめいていた。それが気に入らない。
 自分は探偵役にむいていない。正体はわからないが、ゲーム・マスターにもそれはわかっているはずだった。
 だから、ツバキは《貴賓室》で待つことにした。幸い、コーヒーとインスタント食品のストックがある。当分の不自由はない。
 きっと行動のヒントはむこうからやってくるのだろう。
「問題は、どうやって――だが」
 呟いてから五分後、くぐもった電子音が聞こえてきた。
 スーツのポケットから。
 携帯端末のアラームだ。
 ミノベの屍体から持ってきてしまったのだと、今さらのように気がついた。
 取り出して、眺めてみた。
 手のひらにすっぽりとおさまるサイズだ。プラスチックのカバーがついている。開いてみると、小さな液晶のモノクロ画面がなにかを告げていた。
 泣きじゃくる赤子をどうやってあやしていいのか悩むように、ツバキはしばらく画面とにらめっこをしていた。
『勇者よ。ようこそ、魔王の塔へ』
 黒のバックに白抜き文字が浮かんでいた。
 ぴっ、とアラームの音が止んだ。
『これから、あなたは塔の頂上にいる魔王を倒し、捕われの身である姫君を救出しなければならない――それがこの冒険の目的だ』
 文字がスクロールしていく。
 なにかのゲームがはじまったようだった。
 死者がプレイするはずであったゲームを、ツバキは手持ちぶさたのまま、ただぼんやりと眺めていた。
 開発途中のものなのかもしれない。《コロニー》の人間はそのためにここで働いているのだ。
『だが、頂上までの道のりは、けして楽なものではない。魔王の手下である数々の魔物たちがあなたの行く手をはばむからだ。場合によっては命を落とすかもしれない。しかし、それでもあなたは行かなくてはならないのだ。なぜなら――』
 退屈になってきた。
 終了させようかと思ったが、スイッチがどこにあるのかわからない。
 せめてカバーだけでも閉じようとしたとき――。
『あなたの過去と未来は、シェリー姫をとり戻すことによって、はじめて意味を与えられるのだから……』
 険しい眼で、ツバキは画面を睨みつけた。
 ――シェリー姫?
 夢で小隊のリーダーによって渡された、そして、現実に彼のポケットへと忍び込んでいた紙切れに書かれてあった名前だ。
 やはり、と確信を深めた。
 これはツバキのためのゲームなのだ。
 となれば、ゲーム・マスターはモチヅキだということになる。ただの直感だったが、他にここまで手の込んだやりかたで彼をかまおうとする人間が存在していないことも事実だったからだ。
 証拠が、最後の文章として流れてきた。
『まあ、愉しんでくれよな、ツバキの旦那』
 ――モチヅキがミノベを殺したのか?
 そうは思えなかったが、あのゲームデザイナーが事件の黒幕であることは今確認できたばかりだった。
 声優はモチヅキの指図を受けていたのだろう。
 仕事をもらうために。
 プログラマーの屍体をツバキの部屋まで運び、襲うように命じられていたのだ。
 殺意は本物だった。
 嫌悪感を抱いていたターゲットだから、むくわれない生活のうっぷん晴らしも手伝って、多少の怪我ぐらいはさせるつもりだったのかもしれない。
 ツバキが発砲しないと考え、せいぜいスタンガン止まりだと踏んでいた。
 だから、ロッカーに隠れて背後から襲ってきた。
 まさか自分が化け物に見えているとは思ってもいなかっただろう。
 モチヅキは声優が返り討ちにあうことも計算していたはずだ。例のゴーグルをかぶったことまでは予想していなかったにしろ――ここは治外法権だ――ケースによってはツバキが本気で撃つこともあると知っていたからだ。
 実銃にすりかえたのも、紙切れをポケットに入れたのもモチヅキのしわざだ。
 もちろん、ツバキ以外の人間が消滅してしまったことも。
 すべてはゲームのための下準備だったのだ。
 わからないのはモチヅキの動機だった。
 ――会えば教えてくれるだろう。
 まずは動くことが先決だった。動けば攻略のヒントぐらいは転がっているだろう。じっと考え込んでいるのはツバキの性ではなかった。
 なぜかモチヅキを罵る気になれないでいる自分が不思議だった。
 それどころか、この非現実的な空間が妙に心地よく、ゲームを愉しみ気にさえなっていた。
 青白かった頬に、血の気が蘇ってくるのを感じていた。

     *

 ヒントを求めて戻ろうとした自分の部屋は、いつのまにかドアが閉ざされ、硬くロックされていた。
「塔? どうやって昇ればいいんだ? そんなものどこにある?」
 ツバキは携帯端末に聞いてみた。
 モチヅキは端末への無線アクセスができるはずだった。詳しいシステムこそ知らないが、そうでなければ、ああもタイミングよくアラームが鳴るはずはない。
 端末からの応えはない。
 たぶん、相互に声を送る機能まではついていないのだろう。
 ツバキは、いきなり攻略に行き詰まっていた。
 他のドアも閉ざされたままだ。入れる場所を隅から隅まで探してみたが、次の展開を暗示するメモ一つすら用意されていなかった。
「さて、困ったな」
 ため息をつきながら、また《貴賓室》に戻った。
 テーブル上に、現在、入手しているアイテムを並べてみた。
 三八口径、五連発の回転式拳銃。
 屍体の上に置かれていたゴーグル。
 同じく携帯端末。
 たったそれだけだった。
「ビギナーには難しすぎるようだが、モチヅキよ?」
 拳銃は敵を倒すためのものだ。
 携帯端末はプレイヤーに目的意識を植えつける。
 ――では、ゴーグルは?
 ぼんやりと各アイテムの意味を考えているうちに、ふと、ゲーム本来の目的でゴーグルを使用したことがないと気がついた。
 声優を撃ったときは、あくまでも相手を油断させるためにつけたのだ。
 モチヅキの意図にはなかったはずのことだ。
 ――なぜ蛙に見える?
 それは機械の原理についての自問ではなかった。
 ここは《コロニー》だ。単にソフトを製作しているだけではなく、ゲーム中の仮想現実をよりリアルなものにするため怪しげなハード開発に没頭している技術者もおおぜい抱えているのだ。
 もう一度、ゴーグルをかけてみた。
「……なるほど。おれはまだゲームの舞台にすら入ってなかったのか」
 壁は苔むした石造り。
 テーブルは腐りかけた木で組まれている。
 室内だというのに霧がたちこめ、天井の隅にはクモの巣が、床ではちょろちょろとネズミが駆けていた。
 ツバキは、ニッ、と少年のように笑った。
 ぽっかりと、背後に石畳の階段があらわれていたのだ。
(つづく)
(初出:2000年09月)
登録日:2011年07月21日 13時11分

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