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浅川こうすけ
著者:浅川こうすけ(あさかわこうすけ)
猫が好き。毛がつやつやの黒猫が特に好き。自分で飼ってるわけではなくて人様の猫相手に猫じゃらしを振ったりしています。でも本心では、自分自身が猫じゃらしにじゃれつきたいのです。時間やしがらみを忘れて一心不乱にじゃれつきたいのです。猫じゃらしを振っているのが美しい奥方ならなお嬉しい。――と、こんなことを真顔でいう30代の未婚男子でございます。
小説/SF

正体見たり

[読切]
この世のありとあらゆる怪現象を解決するハンターである板垣は、マンションの一室に招かれた。幽霊の退治を依頼されたのである。帰途についた板垣に襲いかかったのは鉄の円盤だった。ハンターは恨みを買うこともあるのだ……。
 板垣竜之介は咄嗟に身をかがめた。
 円盤が頭のあった位置をすぎる。空気が切れるほどの猛スピードだった。
 円盤――マンホールのふたは、軽自動車の尻につきささってとまった。
 背中に冷や汗が流れるよりも早く、板垣はその軽自動車の影に頭からすべりこんだ。
 頭上にサイドミラーがあった。マンホールのふたが浮かびあがったのがこの鏡にうつったため、間一髪かわせたのだった。
「真昼に外で襲ってくるなんてな」
 板垣は上唇をなめた。
 敵は直射日光をさけるため、物影にひそんでいるはずだ。
 板垣はかばんから新聞紙をとりだした。すでに丸めて、筒状にしている。さきほど一枚使用してしまっているが、破壊力に影響はないだろう。
「はっ」
 呼気ひとつその場に残し、板垣は車の影から飛びだした。


 ドアをくぐっての第一声は、
「きれい、ですね」
 だった。
 一時間後に、マンホールのふたによって奇襲されるとは夢にも思っていない、板垣竜之介の声であった。
「そう思われるでしょう。換気も定期的にしてらっしゃったそうですから」
 ひろくなった額をハンカチでぬぐいながら、管理人が「まあ、どうぞ」と板垣を部屋にいれた。
「このアパ――マンションのほかの部屋にはでないということですけど」
 板垣はアパートといいそうになったが、なんとか飲みこんだ。この不景気なご時世、依頼人のご機嫌はそこねないほうがいい。
「マンション小暮」のオーナー兼管理人のおっちゃんが、首筋をハンカチでぬぐい、
「ええ、ええ、この部屋だけですよ。でるのは」
 と、両手を胸の前でたらした。
「繁殖してほかの部屋にもでる前に、よろしくお願いしますよ」
 退治を、ということだろう。板垣はうなずいてから、
「この部屋のかたは、いまどちらに?」
「ええ、ええ、なんでも退治されるまで、友達の家に泊まるだとかで」
 なら思いっきりやれる。板垣はうなずいた。
 管理人が「では、お願いしますね」と退室すると、板垣は奥の部屋へとすすんだ。手前とおなじく和室の六畳間だった。窓から太陽光がさしこみ、明るく暖かい。これなら、やつらは生息しにくいはずだ。
 しかし、いないことが保障されるわけではない。やつらは水さえあればどこでだって生きていけるのだ。
 板垣は持ってきたかばんをあけた。取りだしたのは、小さなスプレー缶だ。ジャケットの内ポケットにしまい、もう一度、かばんに手をつっこむ。
 次に取りだしたのは、陽光をはねかえす銀色の筒だ。ふたをあけ、キッチンからもってきた水をいれようとして、板垣はまうしろに跳びずさった。
 背中に壁があたる。
 畳上においた金属の円筒は、フォークによってつらぬかれていた。
 台所の食器乾燥機から飛んできたのだろう。スプーンやナイフとこすれあう金属音が、かすかに鼓膜をふるわせなければ、板垣の指は二三本もっていかれていただろう。
 金属筒に水をいれると、やつらの殺傷に有効なけむりがでてくるしくみになっている。それを知っていて、先にしかけてきたのだった。
 板垣はキッチンへと視線の矢を飛ばした。
 空中に女の生首がうかんでいた。うらめしげな表情でにらまれれば、並みの人間なら心臓を凍りつかせていただろう。
 板垣は平然と、生首の目を凝視した。自分の背中よりも見なれている。いまさら恐怖などない。
 女の生首は、白いもやが集まってできたものだった。
 もやはさらに集まって、胸や手、胴や腰と見る間に形作っていく。だが、足までは無理のようだった。
 道行く人々をランダムに十人集め、このもや女を見せれば、全員がおなじ単語を口にするだろう。
 幽霊、と。


 女幽霊のまわりには、必殺の武器が浮かんでいた。
 ナイフにアイスピック、そして包丁。この部屋の住人は料理好きだったのだろう。どの家庭にもある三徳包丁だけでなく、出刃包丁、肉切り包丁とそろっている。柳葉包丁まであった。
 板垣は部屋の中央にかけよった。
 はじかれたように、三徳包丁が空気をさいて飛んできた。
 むかうは、板垣の顔。
 かわいた音がして突き刺さったのは、しかしコタツの天板にだった。
 テーブルがわりのこたつを立てて、板垣は盾としたのだった。
 幽霊のテレキネシスは物体をひきよせることができない。つまり、一方向にしか攻撃できないということは、この三年あまりの経験から知っていた。
 板垣はこたつの足をつかむと、キッチンへと突進した。
 天板になにかがぶつかる音がしているが、委細かまわず走った。
 その速さに、女幽霊は慌てたのだろうか。コタツにさえあたらなかった武器が、頭上をすぎていった。
 幽霊と激突した。
 手ごたえもなにもなく、白いもやが四散する。
「ぐああああ」
 と、苦鳴をあげたのは、女幽霊ではなかった。
 板垣は右のふくらはぎにささったアイスピックをぬいた。たちまちのうちに、スラックスにどす黒いシミがひろがる。
 頭上をまたなにかが猛スピードですぎていった。
 柳葉包丁だった。
 切っ先ではなく、柄のほうが進行方向にむいている。
 電気信号よりもすばやく、板垣は幽霊の思惑を看破した。
 包丁の柄がタンスの角にあたってはねかえってくるのと、右手がひらめくのとは同時だった。
 アイスピックと包丁がからみながら畳にささるのも見ずに、板垣はジャケットの内ポケットからスプレー缶をとりだした。
 攻撃が続いていることからもわかるとおり、敵はまだ健在だった。女幽霊の形は、あくまで思念によってつくりだされた幻にすぎない。
「本体はこっちだ」
 板垣はスプレー缶の先を冷蔵庫の下へとさしこんだ。中身は、やつらに対して殺傷力のある液体であった。
 軽くふきだす音がする。
「でてこい黒い悪魔」
 冷蔵庫と床のすきまから、一匹の虫がでてきた。よっぱらいのようにゆれた足取りで、消えゆく炎のようにしゃかりきに。
 小判型をして、黒い艶やかな羽をもち、刺々しい足が六本の、禍々しい虫であった。
 道行く人々をランダムに十人集め、この虫を見せれば、九人がおなじ単語を口にするだろう。
 ゴキブリ、と。
 残りのひとりは、きっと北国出身だ。


 心霊写真、ミステリーサークル、ネス湖の怪獣、祟り、心霊現象、UFO、毒電波、神隠し、UMA、こっくりさん、エトセトラ、エトセトラ。
 この世のありとあらゆる怪現象は、実はすべてゴキブリが原因だということが、ごく最近はっきりした。やつらは生まれついての超能力をもちいて、人間をたばかってきたのだ。ときには害を及ぼすこともある。
 そんなやつらを退治できるのは、二百四十倍の難関をくぐりぬけ、国の資格を取得したゴキブリハンターだけであった。
 ゴキブリハンター板垣竜之介は管理人から報酬を受け取ると、右足をひきずるようにして帰途へとついた。
 板垣が歩くたびに、ジャケットの胸ポケットにしまった小瓶がゆれた。なかの死骸もゆれた。さきほど退治したゴキブリであった。毒霧でいぶりだし、とどめは丸めた新聞紙の一撃をみまっている。半分つぶれた死骸は、しかるべき施設で研究の材料となるのだった。
 ――とりあえず、病院だな。
 と、心のうちで思いながら、板垣は十字路を右にまがった。住宅街のどまんなかで、どこかで犬のほえる声がしていた。
 咄嗟に身をかがめた。
 円盤が頭のあった位置をすぎる。空気が切れるほどの猛スピードだった。
 円盤――マンホールのふたは、軽自動車の尻につきささってとまった。
 背中に冷や汗が流れるよりも早く、板垣はその軽自動車の影に頭からすべりこんだ。
 頭上にサイドミラーがあった。マンホールのふたが浮かびあがったのがこの鏡にうつったため、間一髪かわせたのだった。
「真昼に外で襲ってくるなんてな」
 板垣は上唇をなめた。
 敵は直射日光をさけるため、物影にひそんでいるはずだ。
 板垣はかばんから新聞紙をとりだした。すでに丸めて、筒状にしている。さきほど一枚使用してしまっているが、破壊力に影響はないだろう。
「はっ」
 呼気ひとつその場に残し、板垣は車の影から飛びだした。


 ゴキブリの位置はマンホールの穴のむこうがわだ、ということまではわかる。ゴキブリのテレキネシスは、物体をひきよせることができないからだ。マンホールのふたが、頭を正確に狙ってきたことから、距離もそんなにはなれていないはず。太陽光を苦手にしているため、どこかの影に潜んでいる。どこの影にいるのか確定するには……。
 板垣は疾駆した。
 右足の痛みは無視だ。
 痛みにかまってはさらに傷をつくることになりかねないことは、右足だって知ってるはずだ。生まれてからずっといっしょなのだから。
 地面に転がっていた空き缶が宙に浮き、一直線に飛んできた。
 手にもつ新聞紙ではらう。
 マンホールのわきを通過した。
 今度は小石が宙に浮いた。
 ――妙だ。
 と、板垣は思った。攻撃が軽すぎる。空き缶も小石も、あたってもさしてダメージにならない。一撃目のマンホールのふたにくらべれば、軽すぎる攻撃だ。
 板垣は両腕を顔面前で交差した。
 飛んでくる小石にかまわず、突進する。
 カーブミラーが立つ、十字路の角にきた。
 板垣は横に跳んだ。
 肉切包丁の切っ先が、空を裂いてかなたに飛んでいった。あの勢いから見て、よけなければ背中から胸にかけて、風穴があいていただろう。カーブミラーにうつってくれて、ほうんとうによかった。
 軽い攻撃で油断させておいて、用意してあった必殺の一撃を放つ。
「やるう」
 板垣は起き上がると、悠然と引きかえした。
「だいたいの位置がわかったぜ」
 前面からの攻撃だったのが、背面からのそれにかわった。その分岐点はどこなのか。
「利口ならゴキブリなら、もう攻撃はしてこない。自分のいる位置をさらに知らせてしまうことになるからな。ゆっくり探させてもらうぜ」
 風を切る音が、鼓膜を震わした。
 身をよじるのがせいいっぱいだった。
 頬をなにかがかすめた。
 熱さはあとからやってきた。
 生ぬるい液が頬をつたい、口の端から口内に侵入した。
 しょっぱく、鉄くさい。
「ぷっ」
 板垣はつばといっしょに、血をはきだした。
 身をよじった瞬間、カッターナイフのようなものが、視界のはしにうつった。包丁と同じく、あの部屋からもってきたのだろう。
 そんなことはどうでもいい。
 いまの攻撃は、真横からだった。
「位置がつかめたぜ」


 ――このゴキブリはバカだ。
 板垣は敵をさげすんだ。
 ふいをついたつもりなのだろうが、よりにもよって真横から攻撃をしかけてくるとは、これで、
「位置がつかめたぜ」
 道の端にゴミ袋がころがっていた。半透明のものがむっつ。そこに違いない。
 板垣は一気に距離をつめた。
 次の攻撃がくる前に決着をつける。
 ゴミ袋の影から、見知った姿が立ちあがった。
 依頼主の管理人だった。
 ――なぜ彼が?
 と、思ったのもつかのま、左胸に衝撃が走った。
 ――しまった!
 もう遅い。
 敵をさげすんだことからくる油断。不覚、の二文字ではすまない。
 左胸からは、裁縫バサミが生えていた。
 見知った顔の人間をだして、一瞬の隙をつく。あざやかな手並みだった。たとえ油断があったとて。内心、舌を巻く思いだ。
 片膝をついた体勢から、板垣は立ちあがった。
 その右手ににぎられていたはずの新聞紙は、ゴミ袋のわきに落ちていた。先端につぶれたゴキブリをくっつけて。
 アスファルトに転倒する瞬間に、板垣が投擲したのだった。管理人の幻影の真下にいるだろうと思って投げたのが、ピタリだったのだ。
 板垣は血に濡れた右足をひきずって、しとめたゴキブリに近づいた。見下ろしたあと、胸にひっかかった裁縫バサミをぬきとった。
 ジャケットの胸ポケットから、小瓶をとりだした。ハサミが突き刺さって大穴があいているが、なんとか瓶の体裁をととのえている。
 ただ、あのハサミのいきおいからすれば、瓶を粉々にして心臓までたっしていてもおかしくはなかった。否、胸につきささって当然だったろう。
 板垣は、ハサミに急ブレーキがかかったのを体感していた。
「つがい?」
 そうつぶやいてみる。新聞紙にくっついたゴキブリと、ビン内のゴキブリは同じく羽の末端だけが茶色であり、同じ種類だと知れたから。あの部屋には、ゴキブリは二匹いたのだ。一匹が不在のときに、つがいの片方が殺された。復讐もしたくなるだろう。
 いくら死骸になっているとはいえ、伴侶を突き刺すことはできなかったから、ハサミに急ブレーキをかけたのか。
 ほんとうにそうなのか、そもそもほんとうにそんなことができたのかはわからない。
 板垣は小ビンをポケットに戻し、新聞紙をすばやくひろいあげた。あれだけ大騒ぎしてだれも人がこなかったのは、きっとゴキブリの力だろう。それがなくなったいまとなっては、さっさと退散するにかぎる。
 板垣はきびすをかえし、びっこをひきひき駆け足で退散しようとした。
 早く逃げようとする意識が、注意をかいた。右足の痛みが、やせがまんの限界に近づいたせいかもしれない。
 あるいは、ゴキブリの最後の念がそうさせたのか。
 板垣はマンホールの穴に落ちた。
(了)
(初出:2001年11月)
登録日:2010年06月15日 14時25分
タグ : コメディ

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