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著者紹介
北見遼 (c)

北見遼(きたみりょう)

夢と現をさまよいながら、文章を連ねるさすらいの文字使い。信州産、現在は神奈川で培養中のもやしっ子。活字と美術と歴史をこよなく愛する。治したいのは積読本をためる癖。
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北見遼の記事

【小説/現代】
  • ミドリの錆 (2010年07月20日 15時40分)
    どこにでもある学校の怪談「ミドリの噂」――ミドリに会うと錆びるという。引っ越してから三ヶ月。群れる気のない森崎碧{もりさきみどり}は教室で浮いていた。学校の小さな裏庭でひとり弁当を広げる碧の前に、小さな男の子が現れ、彼女に告げる。「わかるよ。きみはさびているから」。混乱する碧は……。
  • 園生に咲く花(1) (2016年04月03日 13時26分)
    わずか三畳の部室で真面目にエロ本を読む文芸部のふたりと、部室のストーブ目当てに入り浸る小紅。センター試験でE判定をもらい落ち込む小紅は、部員である、小紅の姉に恋する七樹と十七歳にしてOLに貢がせる色男、隆也にからかわれつつ進路に迷っていた。姉と違い、がさつな自分をもてあます小紅の行く先はどっちだ!?
  • 園生に咲く花(2) (2016年04月12日 13時24分)
    少女趣味で自分勝手で要領がよく、小紅に面倒なことを押しつける姉。比較されるのは腹が立つし、劣等感がないといえばウソになる。しかしそれでも憎しみや怒りを抱くまでには至らない。姉への複雑な想い。
  • 園生に咲く花(3) (2016年04月24日 19時32分)
    志望していた大学は全滅だったが、受けることにした女子大は安全圏だった。七樹が意味深な視線を投げかけてくるが、知ったこっちゃない。受験のため荷物の確認をしていたところ、事件が起こる!
  • 園生に咲く花(4) (2016年05月03日 14時51分)
    姉夫婦の子ども――海がさらわれた! 動揺するふたりはまともに思考できる状態ではない。小紅が呼んだ七樹と隆也は怪しい人物が出入りしていなかったか問いただす。ただの金目当ての誘拐ではないことが明らかとなり……。
  • 園生に咲く花(5) (2016年05月12日 14時06分)
    誘拐犯と思わしき晴美――姉の旦那がかつてつき合っていた女性のアパートに雪崩れ込むがすでに空っぽだった。取り乱す姉に愕然とする小紅だったが、事態はそれどころではない。
  • 園生に咲く花(6) (2016年05月31日 14時28分)
    「見つけたわ!」深夜の高速道路を爆走するピンク色のワゴン車。誘拐犯の車を見つけた一行はカーチェイスの末、ついに犯人を追い詰める。重苦しい現場で露わになるそれぞれの想い。
  • 園生に咲く花(7) (2016年08月13日 12時42分)
    事件が一段落つき、夜も明けようというころで気が付いた。「今日は受験日だった!」 焦る小紅をよそに姉の小百合は涼しい顔で飛ばしていた高速を降りる。そんなときが来た小紅の晴れやかな笑顔がまぶしい。園生に咲く花、最終章!
【小説/SF】
  • 葬送のフーガ(1) (2015年06月11日 20時37分)
    近未来。遺伝子異常のある子どもが生まれてくる確率は3割。大人のエゴによって抉られた心の傷。過去にとらわれた人々が綴る希望と再生の物語、第一話。
  • 葬送のフーガ(2) (2015年06月21日 16時03分)
    僕が居候しているセリトさんのカフェに転がり込んできたユノ。政略結婚をいやがって家出したユノなのだが、どうしてわざわざセリトさんのところに来たのだろうか?
  • 葬送のフーガ(3) (2015年06月27日 11時29分)
    人妻ごっこをする家で娘ユノ。頭を抱えるレイだったが、“白葬”の箱に気が付くユノに、何を知っているのか疑念がわく。そこに意外な客が訪れる。
  • 葬送のフーガ(4) (2015年07月07日 17時45分)
    白葬――この世から完全に消え去りたいと願う人に受け入れられた。セリトが考え出した新たな埋葬方法である。それに対しセリトの同期でユノの婚約者でもあるハルの創案である原子葬は資本の力もあり台頭する。セリトとハルの確執とは?
  • 葬送のフーガ(5) (2015年07月19日 14時27分)
    完全な遺伝子を持った子どもの出生率は7割を切っていた。3人にひとりが何らかの異常をかかえているのだ。ハルもまたそのひとりであったのだ。そして居候であるぼく――レイ。同級生で財閥の娘ユノもまた……。
  • 葬送のフーガ(6) (2015年07月29日 20時21分)
    インターリム。中間性。男でも女でもない性。戸籍上の性別を決める期限はあさってに迫っていた。レイはどうするつもりなのだろうか。そして、ユノの罪が明らかとなり……。
  • 葬送のフーガ(7) (2015年08月13日 15時04分)
    不完全な女として生まれてきたユノ。そのままであった方がよかったのかもしれない。犠牲を知って罪を感ずるユノにセリトが話しかける。
  • 葬送のフーガ(8) (2015年08月24日 20時10分)
    10歳のころのユノ。手術を二日後にひかえ、エリサを信じ大したこととも考えていなかったユノだが、たまたま迷い込んだ施設で衝撃的な事実を知らされる。罪の始まり。
  • 葬送のフーガ(9) (2015年09月03日 18時52分)
    ユノが家出をした原因は、名家である所以だろうか。立ち聞きしてしまった父の話に衝撃を受ける。忌まわしい過去の舞台となった場所に訪れたユノに声をかけたのはハルだった。
  • 葬送のフーガ(10) (2015年09月08日 17時13分)
    遺伝子の異常により12歳程度で体の成長が止まったハル。セリトに対する憎悪の念はどこからきたのか。利用される子供たち。原子葬とユノの手術の真相が明かされる。
  • 葬送のフーガ(11) (2015年09月16日 17時11分)
    エリサの死を受け入れられずに人を指さすハル。恐れていた象徴としてのユノの傷に向き合ったことで決意を固めたハルが向かった先は……。
  • 葬送のフーガ(12) (2015年09月30日 20時39分)
    ついにセリトの口から“罪”が語られる。レイは返す言葉もなく聞き入った。愚かな男だと自嘲し、自らに罪を科すセリトの思いとは。
  • 葬送のフーガ(13) (2015年10月15日 17時38分)
    レイが家にやってきたときのことを思い出すセリト。ゴミ屋敷と化していた家を片付け、喫茶店を始めるきっかけを与えてくれたレイ。そんなとき、ユノが白葬の箱と一緒に失踪する。
  • 葬送のフーガ(14) (2015年11月05日 18時41分)
    失踪したユノを探して街を彷徨うセリトとレイ。ユノの想いを探るセリトは気付いた。急ぎ向かった先で見つけたユノの行動に襲撃が走る。
  • 葬送のフーガ(15) (2015年11月26日 10時33分)
    間一髪、助け出されたユノは病院のベッドで目を冷ました。彼女をそこまで追い込んでしまった罪と、苛烈なハルの想い。すれ違う各者の行く末やいかに。
  • 葬送のフーガ(16) (2015年12月20日 18時27分)
    白葬されたエリサに埋めるべき骨は欠片も残っていないが、墓石だけはあった。そこには予想通りハルの姿があった。そう思いたい不幸を直視できるか?
  • 葬送のフーガ(17) (2016年02月04日 16時23分)
    ユノとハルを置いて、そして鉢植えを置いて、セリトは歩む。レイは性別を決める期限が来ていた。レイの決断やいかに? 葬送のフーガ最終章。
【小説/ファンタジー】
  • 花霞(1) (2010年06月27日 16時33分)
    国は慶びに満ち溢れていた。華の皇帝の第一子が誕生したのである。遅れること五年。二度目の出産を終えた彼女の隣で、幼い子供がじっと赤子の顔を覗き込んでいた――。盛唐時代をモデルにした、華の国の物語がいま、始まる。
  • 花霞(2) (2010年06月27日 16時37分)
    炎狼、と呼ばれるものがいた。刺客である。炎狼の唯一の跡継ぎである紅耀の前に男たちが現れた。いったんは引き下がるが…。
  • 花霞(3) (2010年06月27日 16時39分)
    ――殺気。闇の中、黒い人影が舞い降りた。大刀を振り下ろしたそこには腰斬された屍ではなく、枕が横たわっていただけだった。その場を抜け出した紅耀に遠矢が襲いかかる!
  • 花霞(4) (2010年06月27日 16時41分)
    定刻を過ぎた都城内。たいまつを持った衛兵たちが一人の人間を捜索していた。同刻、蕾渓(らいけい)の店からふらりと外に出た彼は冀水の濁流に流される人を見つけた。
  • 花霞(5) (2010年06月27日 16時43分)
    闇値で売る塩商。怪しげな男の立ち寄った店の奥からなじみの青年の声がする。「彼女がそろそろ目を覚ますので…」舜水と名乗る彼にいらだつ紅耀。名を聞かれ、考えよりも先に声が出てしまう。
  • 花霞(6) (2010年06月27日 16時44分)
    過保護な介抱人によって、不本意な時間を過ごす紅耀。焔で人殺しがあったことを聞き、部屋を飛び出したところに役人が訪れる。「発見しましたぞ!」
  • 花霞(7) (2010年06月27日 16時46分)
    渋々ながら事実を明かし「帰る家などない」という紅耀を都城に誘う舜水。棘が刺さったまま、と心配する女将の例えは意を得ているように感じらる舜水なのだった。
  • 花霞(8) (2010年06月27日 16時47分)
    天子李昭の正室で太子伯飛の母であった蕭妃がこの世を去ってから、天子李昭は愛妾であり、官には妖婦とも称される俐麗を重用し、政務にも介入させるようになる。その俐麗の兄、世衛の前に、その陰謀を知る男が現れる。
  • 花霞(9) (2010年06月27日 16時52分)
    舜水の放浪癖により、太子派の疑念を招き、そうとうな迷惑を被っていた子羽。犬猿の仲である孝倬に頼み事をされ、思いも寄らぬ考えに絶句するしかない。その頼み事とは…。
  • 花霞(10) (2010年06月27日 16時53分)
    天子李昭と俐麗との子、李季英。世衛の陰謀を知ってか知らずか、季英は伯父である世衛を嫌っていた。どうしても玉座が欲しい――。その季英に諜者から報告が入る。
  • 花霞(11) (2010年06月27日 16時55分)
    慣れない女官の正装をさせられた紅耀は城内を探索に出かける。舜水に紅耀の危険性をうったえる子羽。しかし、相変わらず緊迫感とは無縁の表情を浮かべたままの舜水なのだった。
  • 花霞(12) (2010年06月27日 16時56分)
    いかにして太子を廃し甥っ子を天子につけるか――策略に頭をめぐらす世衛に、「あんたが玉座につけばいい」とごく当然のようにそそのかす黒衣の男。やがて世衛の顔に愉悦の色が広がった。
  • 花霞(13) (2010年06月27日 16時57分)
    孝倬に頼まれた通り、子羽は暗い冊府で書簡を開いていた。もし、上部に知られることとなった場合、降格は免れない。古い書物のひとつに封じられたはずの言葉を見つけ愕然とする子羽。誰もいないと思っていた冊府に現れたのは世衛であった。
  • 花霞(14) (2010年07月06日 15時32分)
    都城の喧噪をさけ、閑散とした道を歩く紅耀の前に、複数の黒い影が現れる。軽くいなす彼女に、顔を黒い布で覆った男が姿を見せた。武器を失った紅耀に男の太刀が襲いかかる!
  • 花霞(15) (2010年08月05日 16時39分)
    炎狼だと気が付いているはずの舜水は何も聞かない。いらだつ紅耀は逃げ出すようにその場を離れる。雨の降りしきるなか、疲れ切った紅耀の前に現れた偉丈夫は敵か、味方か。
  • 花霞(16) (2010年08月31日 15時50分)
    激怒する子羽。炎狼を逃がしたことが知られれば反太子派に口実を与えてしまう。一方で、鄭老は重大な決意をする。せまる包囲網に紅耀は……!?
  • 花霞(17) (2010年09月21日 14時24分)
    いまを去ること十数年前――。紅耀の父、朱叡は「天華の治」にあって、炎狼は時代遅れと断じた。それに不満だった弟もまた邑を出てゆき、孤独を癒すように息子と娘を見やる朱叡だったが……。紅耀が紅耀となった哀しきエピソードが明かされる。
  • 花霞(18) (2010年11月24日 15時11分)
    大公、李季英。長く願ってきた想いと玉座への野心が炎狼を呼び寄せる。彼の居城にとらわれた紅耀に思いも寄らぬ仕事の依頼が。断れば殺される――だが、これは自分が決めたことなのだと言い聞かせる紅耀だった。
  • 花霞(19) (2011年02月02日 12時31分)
    政務に忙殺されていた天子に妃の体調を思いやる暇はなかった。「天華の治」最後の年となる二十四年、皇后崩御――それを信じられなかった天子は炎狼のせいとした。紅耀の父、朱叡の哀しき最期が語られる。
  • 花霞(20) (2011年05月14日 11時50分)
    大公との契約を果たすため、紅耀は太子の居室に忍び込んだ。炎狼としての初仕事は命の恩人の命をとること――。「その首もらいうける!」紅耀は叫び、白刃を振り下ろしす!

北見遼の書籍

騒人の刺客
オンラインマガジン騒人の書き手、北見遼、井上真花、新美健、水瓶ジュン、天野雅によるここでしか読めない短編小説コラボ。
発行年月:2001-11
出版社:ブッキング